応援コメント

5-3、いいわけねぇだろ」への応援コメント

  • いつだって、何度だって思った事はある。 自分は「所詮そこまでの人間」だったのだと。
    そう、思えば気が楽になる。 そして、今まさに、「もういいよ」と声かける者がいる。

    ああそうだ、もういいんだ、もう一生懸命にやらなくてもいい。 もう身の丈に合わない事をしなくてもいい、また明日から気楽に……ぐうたらで自堕落に過ごせられればこの上はない。

    …………そう、思っていた。 事実、あの小さな勇者にまとわりつかれるまでは、そうしていた。

    けれど、頼られた……そのお陰で年甲斐もなく気持ちがよくなり、面倒を見た。
    小さくて新米だった勇者が、いつしか「雷の勇者」となった時、誇らしかった。
    自分の事でもないのに、「こいつはあいつのように見捨てたくはない」そうも思った。

    ただ現実は辛い―――実力の差をまざまざと見せつけられ、奪われてしまった希望の光。

    そんな自分に「もういいよ」と甘くく語り掛けてくる言葉。 ついその言葉に甘えたくなりながらも、使命感にも似たものを思い出し、再び立ち上がる。

    作者からの返信

    基本的に捻くれ者なので、「頑張ったね」と言われて自分の不甲斐なさに気が付きました
    そうでもされないと自分の気持ちもわからない不器用な男なのです