応援コメント

5-2、暗闇の中で」への応援コメント

  • 自分の「限界」を知る事は、何も悪い事ではない。
    或いはそこから成長をする可能性すらあるのだから。
    しかしその男は、自分が何一つ出来ないでいる人間であることを知っている。
    そしてまた、大切な、小さな勇者を失った以上に、2人の仲間を失いたくない、と思ってしまった。

    だから制止させる……「いくな」と言ってしまう。

    だがしかし、その「いくな」は、果たして、2人の小さな仲間が小さな勇者を救い出すために傷つくから言ったのであろうか?

    否……そうではない。 「オレを置いていくな」そうだったに違いない。

    3年前、何より大切な、自分よりも大切な銀の勇者を置き去りにしてしまった罪悪感。 それがまた鮮やか羅甦るかの様に思い出される。

    あの時も孤独感を味わったが、今はそれ以上の孤独感が男を苛む。

    果たして男は、失ったものを取り戻せるのだろうか。