格闘士の少女の、今一歩踏み切れないでいる後ろめたい動機。
それは、少女自身が「半人狼」と言う事であった。
しかし少女は思う、自分は他人と違った特徴を持っている……しかもまだその本能的な力と言うのを使いこなせないでいる。
周りからの白い目……随分と晒されてきたのだろう。
だから、ここ最近仲良くなったと思っている新米の勇者に嫌われる―――距離を置かれてしまう、そう思っていた。
しかし無職の飲んだくれは、言う。 「そんなことは、ない」と。
どうしてそんな事が言える? 一体何を根拠に?
しかしユイファンも、リースやシグルイの事をあまりよく知らない。
ただ一つ言えたことは、無職の飲んだくれは、こう見えて昔は勇者一行の片翼を担った事もある存在。
経験だけは、モノを言う。
作者からの返信
コメントありがとうございます
まさに今回の戦いはユイファンがシグルイのことを“知らない”というのが鍵になります
お楽しみに〜♪
くっ……ズルい。無職なのに言ってることがいちいちカッコいい。これがラノベの力!?((゚□゚;))
作者からの返信
騙されはいけませんよ!
普段がだらしないので、たまに真面目になるとカッコよく見えてしまう錯覚です笑