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幕間(リース視点)、呪われた名前」への応援コメント


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    その名は、その名こそは、名のある家のもの。
    そしてやはり、駆け出しの新米勇者兼冒険者は、そうした家の出の者だった。

    確かに家柄としては恵まれたのだろう。
    何不自由のない食事に、何不自由のない教育、何不自由のない衣装の数々であったとしても、なにひとつみたされぬそのこころ……

    だからこそ逃げてきた―――厳格であり且つ自分を家の為の出世の道具としか見ていない父と訣別した先に待っていたものとは、思いだにもしなかった「勇者の紋章」。

    けれど駆け出しの新米勇者兼冒険者は思う。
    これこそは神様からの思し召しなのだと。

    そして呪われたその名『リースレイン』が家名に泥を塗る者となるか、はたまたは救世の主のものとなるかは……これからの彼女の選択次第である。

    作者からの返信

    実はいいとこのお嬢様だったリースです
    この世界では、ミドルネームは貴族の証となっています!