登場人物⑥ー2 史実人物編 (436話~783話)
★注意★
タイトルにある()内話数に登場する人物を書いています。783話まで読んでいただいている前提で書いているため、極力避けてはいますがある程度ネタバレも含んでおります。
まだ一切手をつけていない段階で、()内の話数を気にせず読まれる場合は自己責任でお願いします。
※名前横にある()は1560年のものとなっています。またそれ以前に亡くなっている・以降に生まれた人物に関しては西暦を書いておきます。
また今回は話数・登場人物が多いため、オリジナル人物と史実人物の2つに分けて投稿させて頂きます。
この人物紹介は次話投稿時に、大見出し『人物紹介』へと移動させますので把握のほどよろしくお願いします。
〈史実人物編とは〉
事実と大きく異なる動きをした人物の中からPU。物語の根幹部分に関わっている人物からある程度厳選しています。
【今川関連】
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那須資胤の娘。伊達家の独立と、それに合わせた今川・伊達間の婚姻同盟のため、奥州南部の覇権争いで利害関係が一致している那須家の娘である正姫が、伊達家へと返還される竺丸(後の伊達政道)に嫁ぐことになった。この際に正姫は今川氏真の養女とされている。
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松平家康と西郡局との間に生まれた娘。北関東平定後、常陸国最大の権力者である佐竹を従えるために、同地の上役となった松平家康が自身の娘である督姫を佐竹義宣へと嫁がせた。家康は佐竹を重要視したため、督姫が不自由な暮らしを強いられるようなことは無かった。
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武田勝頼に仕える医者。かつては武田信虎・信玄の2代に仕えていたが、義信事件発生と同時期に武田から出奔している。その後も甲斐の領民のために安価で医療行為を行っていたが、勝頼が支援を申し出たことで再び武田家に仕えることとなった。今川氏真から許しを得て、今川領内各地に医院を建設、弟子らを派遣している。また北条截流斎の命の恩人でもある。
【織田関連】
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織田信長の弟。顔がそっくりであったことから、幼少期は影武者としての役割を与えられており表舞台に出てくることは無かった。信長が大きく関わった京での馬揃えの際には、虚言と無断欠席がバレて人の目があるところで激しく叱責された。それが関係あるのかは不明であるが、信長襲撃の日には影武者として危険な任を与えられている。また城からほとんど出てこず、たまに出ても信長をよく怒らせていたことから魯鈍人とも呼ばれているが、実際は大の書籍好きかつ収集家であり、価値がわかる政孝と意気投合した。
・(前田)
滝川氏の出身。前田利久の養子となったが、素行の悪さから利久には毛嫌いされていた。一方でその派手かつ破天荒な振る舞いを信長は気に入っており、寵愛を受けていたこともある。慶次は思うところがあり、後に摂津衆の信長襲撃に加担。失敗に終わったことで居場所を失い、全てを捨てて、政孝個人に仕えることになった。
・
摂津の国人。元々は三好家に仕えていたが、織田の勢力が京に及ぶと早々に織田方に与した。また対三好の戦働きが認められて摂津衆のまとめ役となった。1582年、信長の播磨入りが計画されると、これの襲撃を企てる。しかし政孝の助言や信長の調査によって事前に漏れていた計画によって襲撃は失敗。逆に城を奪われた村重はその場で捕らえられて、自ら腹を切っている。またこの計画に関与した者の大半は捕らえられて処刑された。
【浅井関連】
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近江守護。北近江統治時代に織田と三好の協力を得た長政は、南近江を押さえる六角を甲賀へ押し込むことに成功した。後に信長に任されていた北陸で、一向一揆が再燃すると自ら加賀へと打って出る。しかし背後を任せていた者達の内、朝倉の旧臣らが一向宗に寝返ると討伐軍は形勢をひっくり返される。長政も撤退時に城でだまし討ちに遭い死亡。最期まで信長と志をともにして果てた。
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浅井長政と阿多姫の間に生まれた嫡子。阿多姫は六角に浅井をつなぎ止めておくために結ばれた婚姻であったが、六角との決別を決意した長政が阿多姫と離縁した後に生まれている。長政の急死を受けて急遽家督を継ぐことになった。しかし一向宗の勢いを止めることが困難だと判断した長政の弟達は、輝政の義父である信長に臣従を条件に助けを求めた。妻は信長の娘である冬姫。
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内藤宗勝の娘。宗勝に師事していた
【その他】
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山名家の西部地域を信長より与えられて、尼子家の再興を目指す。しかし頼みの綱であった織田家が毛利家と永久的な和睦、同盟をしたことで支援が見込めなくなると自力で山陰方面切り取りに動いた。吉川元春と因幡国蒲生川で対峙し、弟とともに元春に傷を負わせることに成功したが、それが限界となった。尼子の滅亡後、山名と毛利で分割・共同統治をすることが決定された。
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甲賀五十三家の1つである杉谷家出身の忍び兼狙撃手。六角家衰退後は本願寺に傭兵として雇われ、何度も暗殺の任務を行った。たった2度の失敗があるが、1度目は山中での信長狙撃。腕を擦っただけで取り逃した。2度目は三河と尾張の国境部で四家会談に向かう途中の政孝を狙ったが、奇跡的に命を取り留めたため失敗に終わった。その後捕らえられ、一色領にて処刑されている。
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足利義昭と赤松の血を引くさこの方との間に生まれた。しかし義昭の寵愛を受けていた柳沢元政の妹である小少将局との子がいなかったため、強制的に出家させられていた。穂井田元清発案の織田との和睦案により還俗、足利の当主となっている。義昭と離縁したさこの方とともに京へと戻った義高は、公方である足利義助と和解に成功した。
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大友宗麟と奈多夫人との間に生まれた娘。大友家が今川家に対して臣従する際に、半ば人質という形で今川範以に嫁ぐことが決められた。父親の影響を受けて敬虔な伴天連教徒として周囲に知られているが、大友家臣は今川家との信仰制限の差を懸念しており、輿入れを大層不安に思っている節がある。
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