応援コメント

第七集 酒泉の烈女」への応援コメント


  • 編集済

    コメント失礼します、蘇芳です。
    この度は企画へのご参加、ありがとうございます!

    家族を殺されたその闇、復讐のために生きる趙娥の闇は深すぎるものだったのかな、と思いました。人が過去を忘れて生きてほしいと願う光でさえ趙娥の闇の中では打ち消される程深い闇だったと思いました。
    そんな趙娥が復讐を終えた後、幸せに生きたという終わりに光を見ました。
    闇の中に一筋の光をさす、そんな素晴らしい作品、ありがとうございます。

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございますー!
     ちょうど企画要綱に合いそうでしたので、賑やかしにポンと参加させていただきましたw

     過去に実在した人物とはいえ、二千年近く前の伝承なので(おまけで付けた原文を見るとわかるように)、「父が殺害された、伝染病で家族も死んだ。でも末娘は生きていて、十数年後に大通りで白昼堂々、仇討ちをした。罪には問われなかった」みたいなアッサリした事実関係だけの記述(まぁ歴史書はそういうものですが)ってところ、色々と想像(妄想)を膨らませながら、こんな形になったお話でございました。

  •  やはり復讐は遂げてこそですね。
     その先があるのもよかったです。

     普段読まない系統でしたが面白かったです!

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございますー!

     自分の中で(一般的にも?)伝奇の基準が曖昧なので、これは入るのかな…? などと思いつつの参加でございました。
     お楽しみ頂けたようなら何よりです!

  • 最後は幸せだったのかな?
    もしそうなら何よりです。

    作者からの返信

     応援コメントどうもですー。

     歴史書の記述は一緒に載せた原典にある通りしか書かれていないので、(実在の)趙娥が実際に復讐を果たした後にどんな思いだったのかは想像するしかないのですが、歴史小説なら空白の分だけ好きに想像できるので、晩年は悔いを残さずに過ごせたという事にしていますw

  • 歴史的文化背景と、復讐ものの両立が良いですね。
    企画への参加ありがとうございました!

    強くなり過ぎて、仇が雑魚になってしまったことに対する主人公の落胆。
    辛いというモノとはまた違うんでしょうね。

    自分の人生は何だったのか。
    絶望すら感じていたんでしょうな。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます!

    原典から推測すると、史実の趙娥は、おそらくもっと苛烈な、身を焦がすような復讐心に突き動かされていたのではないかと思います。

    ただ今回、後記で書いたような「無敵の人」として再構築した場合、全てが失われた状態とは、生きている理由が無い状態の中で復讐だけが自身の生きる理由となるので、自然とあのような感情表現に落ち着き、一般的な「爽快感のあるザマァ」には全くなりませんでしたねw