ずるい女

増田朋美

ずるい女

ずるい女

暖かく日が差してのんびりした日であった。こんな日は家の中でテレビを見る人もいるだろうし、映画館に映画を見にいく人もいるだろう。そんなことをして、ゆっくり過ごせたら、最高だろうなと思われる。

そんな中、杉ちゃんと蘭は静岡に用事があって、富士駅へ出かけた。静岡で用事を済ませて、また電車に乗り富士駅へ戻ってきて、駅員さんに手伝って貰って、電車を降りる。行く前とほとんど人通りは変わらないように見えるが、電車のドアの前に、太ったひとりの女性がたっていた。杉ちゃんたちが電車を降りても、女性は電車に乗ろうとしなかった。電車は直ぐに発車時刻になってしまい、杉ちゃんたちの前を走り去ってしまった。

「おい、お前さん。どうして電車に乗らないの?誰か人でも待ってたの?」

と、杉ちゃんがその女性に聞いた。杉ちゃんというひと、どうしても正確な答えが出るまで、質問するのをやめないという癖がある。

「お前さん、もしかして、別の目的で電車を待っていたんじゃないの?それはやっぱりよそうよ。そうした方が楽になるかもしれないと思っているかもしれないけど、それはやっぱり、周りの人が、悲しむと思うからさ。」

杉ちゃんがそういうと、彼女は涙を流して泣き出してしまった。

「図星か。せめて、ご家族とか、恋人とか、いなかったら作っちゃいな。そうすれば又、変わってくるよ。」

「でも私、こうするしかないから。」

そういう女性に、

「そんなに自分を思い詰めてしまうほど、大変なことが在ったんですね。僕たちで良ければ聞きますよ。一体、何の事で悩んでいるんですか?」

と、蘭は心配そうに言った。

「ありがとうございます。確かにほかの人に話せば楽なるということはあると思います。でも、今日の事は、女の子だけの問題で。男の方には一寸。」

と、彼女は答えた。

「そうですか。女性の体の事なら、僕の妻に聞いてもらってはどうでしょう。いわゆる女性の体の事であれば、大体対応できますよ。僕の妻は、出産も扱っていますので。」

蘭がそういうと、彼女は、

「本当ですか?」

と聞いた。

「ええ、もちろんです。」

と、蘭が言うと、

「是非、そういう方がいるなら、お話しを伺いたいです。御願いできませんか?」

と、彼女が言うので、蘭たちは彼女を家に連れていくことにした。急いで、ホームを出て、タクシーのりばに行き、車いす用のタクシーを御願いして、蘭の家へ向かった。

「とりあえず、お入りください。妻には道中連絡しておきましたから、対応してくれると思います。」

とりあえず、蘭の家につくと、蘭たちは運転手に手伝ってもらって、タクシーをおり、女性を自宅へ招き入れた。蘭が自宅のドアをガチャンと開けると、

「なあに、相談したいことって。」

と、アリスが出迎えてくれた。更紗模様の小紋を身に着けて、髪の色も黒であったが、何処かヨーロッパ人らしい雰囲気があった。

「ああ、外人さんだったんですか?」

女性は一寸不安そうな顔をしたが、

「いやあ、日本人でないからこそ、適切な答えが出ることもある。日本国籍もあるから、遠慮なく相談しな。」

と、杉ちゃんに言われて、不安な表情のまま、蘭の家に入った。とりあえずアリスに促されて、今のテーブルに座った。

「で、どうしたの?何か電車に飛び込まなくちゃいけないほど、大変なことがあったのか?」

と、杉ちゃんが言った。

「まず、お前さんの名前をお伺いしたいのだが?」

杉ちゃんがもう一回聞くと、

「ええ、私は寺尾真莉と申します。とても言いにくい相談内容ですが、、、。」

と、彼女は言い始めた。

「実は、もう直ぐ赤ちゃんが生まれることになっています。ですが、私はもう40歳ちかいし、」

「はあ、それは見えないなあ。」

と杉ちゃんが言うと、

「でも、37歳なんです。それに私、神経症があるんです。それで、痛みにとても弱いので、かかりつけの産婦人科に、無痛分娩を御願いしたんですが。」

と、彼女、寺尾真莉さんは言った。

「はあ、それでどうしたんですか?お産というと、僕たちが見ても分かるくらい、痛そうだということは分かる。それに、神経症だっけ、それがあるとなれば余計にパニックになっちまうかもしれないもんね。それで対策として、痛くないようにしたというのは理解できるけど?」

と、杉ちゃんが言うと、

「そうですよね。男の方は大体そういうことを言ってくださいます。私の主人もそういってました。でも、ほかの人は、そうじゃないみたいで。」

と、真莉さんは言った。

「はあ、つまり、お母さんとか、お姉さんでも嫌味を言ったか?」

「いいえ、私は、母はずいぶん昔に亡くなりましたし、兄弟はいないです。」

「じゃあ誰が嫌味を言ったの?身内以外の人というと、職場の関係者とか?」

杉ちゃんは頭をひねった。

「それ以外にお前さんに関わるやつと言えば、ああそうか。お母さんがずいぶん昔に亡くなったと言えば、育ての親御さんでもいたのかな?」

「いえ、そういうことじゃありません、相談ができるほど、親戚とは密な付き合いはしてないし。」

真莉さんは、急いで答える。

「じゃあだれなんだよ?」

と、杉ちゃんが言うと、

「ええ、産婦人科の先生なんです。私の。」

と、真莉さんが言うので、みんな驚いた顔をした。

「相当頭の古い産婦人科の先生だな。阿羅漢というより、ひどいな。」

と、杉ちゃんが言うと、

「産婦人科の先生が、どんな嫌味を言ったんですか?何をいったのか、教えてもらってもいい?」

アリスが優しく聞いた。

「ええ。私が、無痛分娩を御願いしたいと言いましたが、先生は、私の顔を見て急に怒り出しました。なんてずるいことをやろうとしているのか、幾ら神経症があったとしても、そんなことは、痛みを免れるための理由にはならないと言ったんです。もう、出産が近いので今さら病院変えるわけにもいかないし。先生にそんな事言われて、私はどうしたらいいのか分からなくなってしまって。」

「はあ、なるほどねえ、、、。」

しばらく沈黙を破るように、杉ちゃんがいった。

「その先生はものすごいおばあさんだったのかな?日本ではまだ古い考えを持つお年寄りがいて、その人たちが痛みに耐えることで母親になるっていうことを言いふらしているから、自然にそういうことになってしまうのかもしれないわ。」

とアリスは、憤りながらも優しく言った。

「いえ、おばあさんじゃありません。40代くらいの女性の先生です。」

真莉は小さい声で答える。

「はあ。そうなのねえ。まあ、運が悪いとしか言いようがないなあ、、、。」

杉ちゃんははあとため息をついた。

「そういうことなら、先生は時代遅れだってはっきり言えばいいじゃない。あたしたちのヨーロッパんでは、普通に行われていることよ。痛くなかったからより産んだ子を強く抱くことができたって言ってるわ。それは、別にずるい女でもなんでもない。ただ、出産を楽にするためのひとつの方法に過ぎないわよ。」

と、アリスは真莉を慰めた。

「もし、可能であれば、アリスに病院まで行ってもらいましょうか?医者に助産師が文句をいうのは、別に違法な行為ではありません。ひとりで行くより、二人でいった方が、説得力が出るのではないでしょうか?」

蘭は、神経症という物を想像しながら、そういうことをいった。神経症でリストカットに走り、そのあとを消すため、刺青を入れてくれと言ってきた女性を、蘭は何回も見ているので、そういうことがいえた。

「そうだよ。そのほうがいいよ。有力な人物に頼るのは、悪いことじゃない。神経症ってのは自分で何とかなるかっていうと、そういうことは無いって僕たちは知っているから。いや、否定しているわけじゃないよ。僕らは、それで赤ちゃん産みたいと考えているお前さんの事を応援しているんだよ。」

杉ちゃんは、真莉にいった。

「じゃあ、次の検診の時に連絡して。私が付き添ってあげるわ。無痛分娩したいということは、ちゃんと話すのよ。もし、その医者がどうしてもいやだというなら、他にも痛みを和らげる手立てはあるから、

心配しないでね。」

と、アリスは、にこやかに笑った。

「ほら、今芸能人の間で話題になっている、水中出産とかも、痛みを和らげるのに、一役買ってくれることもあるから。分娩台に寝てお産をするのがすべてじゃないわ。」

「はい、ありがとうございます。じゃあ、御願いしてもいいですか?検診は明日一時なんですけど。あの、白川産婦人科というところです。」

真莉に言われて、アリスは、手帖を開き、予定を確認し、

「ああ、明日は何もないから、大丈夫よ。白川さんなら道は知っているから、12時半に富士駅か何処かで待ち合わせしましょう。」

と彼女にいった。

「よかったね。強い味方ができて。」

と杉ちゃんがいった。アリスはにこやかに笑っているが、蘭は何だか心配そうな様子だ。

翌日。アリスの車で、真莉とアリスは白川産婦人科病院に行く。確かに、見た目は綺麗で、掃除も行き届いていて、しっかりした病院のように見えるのであるが。待合室では何人か妊婦さんが待っていたが、誰も不安そうな顔をしている人はいない。中には、医療コーディネーターか、アリスのような助産師かと思われる人が、付き添っている妊婦さんも少なくなかった。そういうことがあるくらいだから、アリスは、平気な顔をして、真莉に付き添っていた。

「寺尾真莉さんどうぞ。」

と、受付に言われて、真莉は椅子から立ち上がる。アリスも、助産師なので、一緒に立ち合いますと言って、診察室へ入った。

同じころ、杉ちゃんと蘭は、イシュメイルラーメンでアリスから電話がくるのを待っていたのだった。二人が、店主のぱくちゃんから出された、ウイグル式のデザートを食べていた時。

「今日は。」

と、店の入り口がガラガラっと開いて、ジョチさんが入ってきた。

「ああ理事長さんいらっしゃい。適当なところに座って。今メニュー持ってくね。」

と、ぱくちゃんは、ジョチさんにいった。蘭は、どうしてもこの人物が好きになれなかったのであるが、

「申しわけないが、隣のテーブルに座って貰えないだろうか?」

とジョチさんにいった。はあ、何でしょうかと言いながら、ジョチさんは蘭の隣のテーブルに座る。

「お前なら、顔が広いから、いろんな噂を聞いていると思うけど、あの、白川産婦人科の医者がどんな人物なのか、知らないだろうか?」

蘭は、ぶすっとした顔を隠しながら、ジョチさんに聞く。

「ああ、あの白川庄子先生の事ですか?」

とジョチさんが答えると、

「名前はどうでもいいが、あの高慢な医者の人物像だけ教えてくれればそれでいい。」

と蘭は急いで聞き返した。

「ええ。確かに優秀な大学は出ていると思います。沢山の赤ちゃんを取り上げた実績もあります。ただ、それは確かにあるんですけど、人の事を軽視しているというかそういうことはあると思いますね。これでいいですか?」

とジョチさんはそう返すと、

「そうか。やっぱり阿羅漢化しちゃったんだねえ。どうも人間、自分が偉いと思っているとろくなことがないな。」

と、杉ちゃんがカラカラと笑った。

「どうしたんですか。蘭さんが、そんなこと聞くなんて。」

「ああ、実はねえ、富士駅で自殺しようとしていた妊婦さんにあってね。彼女が、白川という医者に、無痛分娩を申し込んだところ、ずるい女だと言われてしまったというんだ。」

杉ちゃんがカラカラと笑った。

「そうですか。彼女の言いそうなセリフですね。まあ、地方の病院に飛ばされたことは、よい事だと思えないってことなんじゃないかな。これはうちの店に通ってくるお客さんの話しですけどね、白川先生は、十年前に東京の大病院にいたそうですが、ある女性の出産に失敗した責任を取って、この富士市に来たそうです。まあ、その通りかどうかは分かりません。ご参考までに。」

と、ジョチさんは、一寸ため息をついた。

「なるほど。まあ確かに、キャリアばっかり追い求めていた女性という感じか。まあ、いずれしても碌な奴じゃないってことかな。もしかしたら、神経症とかそういうことをあまり理解していないのかもしれないねえ。」

「ああそうだと思いますね。偉い医者というのは、そういう疾患がある人を馬鹿にするように教育されてますからね。白川先生も、そうなってしまったんじゃないかな。実績を作って行くうちに。それに、その女性を馬鹿にしたつもりはなかったかもしれない。鍛えなおしたつもりだったかもしれないですよね。精神疾患は、自分の力で何とかなるとでも思い込んで。」

杉ちゃんとジョチさんが、そう言い合っているのを聞いて、蘭は、一寸違う方向に言っていると思った。そうでなくて、大事なことは、彼女、寺尾真莉さんが、赤ちゃんを出産するということである。

「アリスが、うまく説得してくれればいいんだがなあ、、、。」

蘭は、男である自分が、説得できないのに、無力感を感じてしまった。

一方、彼女、寺尾真莉さんは、ちゃんと検査を受けていた。特に異常は見られないし、赤ちゃんの発育も、問題は無いという。

「これで、出産まであと少しね。これからも、しっかり健康には気を使ってね。出産間近の数週間で、中毒症を発症したということもあるからね。」

と、目の前に座っている、白川庄子医師は、診断としては、はきはきしていて、しっかりと結果を伝えてくれているように見えるのだった。確かに、白川医師は、真莉が言った通り、40代くらいの女性の医師だ。一寸背が高くて、やや威圧的な雰囲気があるが、医者であれば仕方ないと思われる感じだった。ほら、言いなさいとアリスに促されて、真莉は、先生と、話をし始めた。

「先生、私、先日の検査の時もいったんですけど、この病院では、無痛分娩もやっていると聞きました。私は、不安神経症でして。痛みがすごいとなると、ものすごく不安になるんです。だから、私には、無痛分娩を適用できませんか?」

「できるとか、できないとか、そういう問題じゃないわよ、寺尾さん。」

と、白川医師は、非常に冷静に彼女にいった。

「では、私には、つかえないということでしょうか?」

と、真莉がいうと、

「そういう、ずるいことはやめて、ちゃんと出産に望むこと。これが、女性の使命ではないかしら?」

と、白川医師は答えた。

「使命って、何ですか。私が以前住んでいたヨーロッパでは、当たり前のように無痛分娩を行っていました。それがなぜずるいというんです?」

急いでアリスが、白川医師に詰め寄った。

「そうかもしれないけど、痛みに耐えることで、お母さんなる実感をえられるのよ。それを、しないで楽して赤ちゃんを産もうとするのが間違いなのよ。」

「間違い?じゃあ、私たちのヨーロッパでしていることは、みんな間違いなのですか?」

そういう白川医師にアリスはそういうが、白川は、冷たい顔でこういうのだった。

「海外では、なんでも合理的にやろうという風潮があるけど、それで児童虐待とか、そういうもののきっかけになるんじゃないかしら?ちゃんと、出産のシステムを体験して、お母さんになったという実感を骨身にしみて味わうことが、子供を殺してしまうという最悪の事態を少し軽減してくれるのではないかと思っているのよ。だから私は、出産を楽にしてあげられるとか、そういうことは反対なのよ。」

「なんというこじつけかしら。産んだ時の事と、児童虐待の事を結びつけるなんて、、、。」

アリスは、何だか憤りを押さえられなかった。

「昔の女性は、無痛分娩なんて楽をすることはできなかったわ。でもみんな育児だって完遂することはできている。今の若い女性たちが子供を育てられなくなるのは、楽をして産みたいというおかしなことを平気でいうことができるようになったからではないかしら?なんで楽して片付けるなんてわがままは、通らないこともあるんだということを、しっかり実感して貰いたいモノだわ。」

白川医師は、表情一つ変えないで、そういうのだった。このままでは彼女に真莉もアリスも圧倒されてしまいそうだった。彼女は、医者という権威のある称号も持っている。それを使えば、多くの人は彼女に従うことができる。いや、従わざるをえないだろう。医者にこんなことを言われたら、自分が悪いのかと、真莉のような神経症の人は思ってしまうに違いない。アリスは何とかして彼女の弱点がないか、一生懸命かんがえた。又泣きそうになってしまっている寺尾真莉に、何とかするから大丈夫よとだけ言って、

「先生は、お子さんを育てたことありますか!」

と言ってみた。

「その時、どんな苦労があったか、考えてみてください!必ずしも、産んだ時の事とは、無関係に、子供が憎くなる時だってあったと思いますよ!」

白川先生は、一寸戸惑いの表情を見せた。アリスはよし、これで何とかなると思った。白川先生は、それをしたことがない。だから、こういうセリフを言える、とアリスは確信した。

「先生は、お子さんを持ったことがないんですね。」

核心をついた!とアリスは思った。

「一度だけならあるわよ。」

と、小さい声でいう白川先生。

「ただ、医者をつづけるなら、子育てはできないと言われて。10年前に分かれたきり会ってないのよ。」

つまり、ご主人に取られてしまったということか。

「それなら、先生が、真莉さんにずるい女という権利はありませんよね。そんな事なら、ちゃんと、真莉さんに謝ってください!」

アリスは、白川医師を馬鹿にしたように言ったが、

「いえ、私だって悔しかったですよ。だって、あれだけの痛い思いをして子供を産んだのに、私には、育児は無理だなんてわけの分からないことを言われて、無理やり引き離されたのよ。だから、そういう思いをしないように、私はちゃんと、お母さんになって貰いたいの!」

と、彼女はそういうのだった。

「どうして、育児は無理だと言われたんですか?」

アリスが聞いてみると、

「ただ、毛布がかぶさっていたのをどかすのを忘れて、危うく窒息しそうになったからよ。あたしが、ちょうど産気づいた女性がいて、病院から呼び出されている間に、閉め忘れた窓から強風が吹いて、子供の頭に落ちたって、、、。」

確かに、そういうことがあっては、母親として、問題があったかもしれない。

「先生、ありがとうございます。私、ちゃんと赤ちゃん産みますから、これからも、御願いしていいですか?」

真莉が、決断したかのように、小さい声で言った。

「無理しないでいいのよ。変なこじつけにだまされない方がいいわよ。」

とアリスが言うが、真莉の表情はずいぶんしゃんとしたものになっていた。

「いいえ、先生が、私の事ちゃんと見てくれたのは、感じ取れました。だから、私も痛いかもしれないけどちゃんと赤ちゃん産んで見せます。もう、ずるい女と言われるのは卒業します。」

それはつまり、母親らしくなったということだろうか。







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ずるい女 増田朋美 @masubuchi4996

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