第112話 MF文庫J様より評価シート来ました

 12/31締切の第19回 MF文庫Jライトノベル新人賞第三期予備審査の評価シートが届きました。応募した作品は「弟君と呼ばれたい。」です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887825853



 相変わらずの一次落選な訳ですが、今回はそれなりに得るものがあったと思います。良かった点としてあげられていたのが「中高生向けの物語」になっているってところ。評価は5段階なんですが、一次落選は最高が2になっているのは今までと同じ。キャラクターと文章力が2で、ストーリーや構成力などが減点されていましたね。これは今までの評価とは逆転してる印象です。ストーリーや構成はできているけど、キャラが中高生向けではないみたいな感じでしたから。


 小説家は大まかにはパンツァーとプロッターに分かれると言われいます。プロッターとはちゃんとプロット、設計図を書いて本文を書き始める人。パンツァーとはプロットなしで経験と勘で書いちゃう人。私の場合はもちろんパンツァーになりますね。


 ミリオタの感覚ではパンツァーと言えば旧ドイツ軍の戦車になるのですが、ここでは別の意味になります。英語のseat-of-the-pants……経験と勘による……から来た言葉のようですね。ハイフォンがなければ「ズボンの尻部分」みたいな意味になる気がするんだが……まあいいや。


 要するに、今回はこのパンツァーの欠点が見事に出た感じですか。私も書きながら、どう落としてやろうか迷いながら書いてましたから。評価シートでも「話の方向性が定まっていない」と指定されていましたし、まあ、その通りなんだろうなと。私の作品を読んだ事がある人なら気付くと思うのですが、この作品は章立てがないのです。他の長編作品はちゃんと章立てしてるのよね。つまり迷ってた。

 

 SF作品だったらそういう道筋が何となく見えてくるのですが、ラブコメだとそうはいかなかった。この辺りが自分の欠点だとはっきり自覚できました。


 今回の収穫は大まかには二つありました。一つは、私のようなオッサンでも中高生を意識した小説を書ける事。もう一つは最後まで構成を考えてから書かないとうまくいかない事。苦手分野であれば特にそう。


 最後になりますが、まあ、ちゃんと最後まで読んで的確なアドバイスをしてくれているのがよくわかります。応募者全員にこれやるの大変だろうなと思うのですが、凄いなと。そして評価シートの最後に「構成を練り直しましょう」とある。これはまさか、練り直して再提出しろってか? 少なくとも次回応募の際はこういう点に気を付けろって意味だと思うが、再提出もアリなのだろうな。




 


 

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