第88話 [第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト]締め切り

 昨日、音声化コンテスト締め切られました。

https://kakuyomu.jp/contests/gs_koeken_2022/detail


 私も参加してます。

「君と一緒に終末旅行」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555762068510


 このコンテストは、音声化を目指す作品を募集するもの。

 募集テーマは「あなたの心を離さない“●●な”あの子」です!(“●●”の部分およびタイトルは自由に考えてください)となっている。更に募集部門が二つあります。

①「君にささやくヒロイン」部門

「主人公に向かって女の子が語り掛けてくるシチュエーション」として、独創的なアイデアを持つ作品を募集します。

②「会話で生まれるドラマ」部門

例えばシャーロック・ホームズとワトソンのように、登場人物2人の会話から紡ぎ出されるドラマを募集します。

 とまあこんな感じ。羽間慧さんは、ヒロインが本当に延々と語りかけてくるのを二作品も突っ込んできたりしてたので、正直すげえなと思ってたり。いやね。地の文なしで、ヒロインの語りだけで1万字越えるのって、とんでもない技量だと思うよ。

 そんなこんなで、みんなどれくらい凄いアイディア出して書いてるんかなと思ったわけです。800作品もあるんで、とりあえずランキング上位から覗いてみたんですが。

 正直、がっかりしましたよ。上位陣はラブコメ職人の人が普通にラブコメ小説出して、それをファンが盛り上げてる感じなのだな。ラブコメとして読者にウケる要素は当然盛り込んでいるようだが、音声化に関しては特に何も感じない作品が多数あったわけです。

 上位100作品をざっと眺めただけですが。募集テーマの「あなたの心を離さない“●●な”あの子」の記載がない作品は84作品もありました。そして、音声化を意識していると思われる(やや甘い判定)構成の作品は34作品でした。つまり、その他の66作品は普通の小説だったのです。

 確かに、小説の形式は不問とあるが、これはシナリオ形式だったり、その他の想像もつかないようなものを求めているのであって、地の文が多い

普通の小説じゃない事くらいわかるだろ。羽間慧さんのような大胆なセリフだけの構成で見せてくれた作品はあまりにも少なかった。もちろん、普通の小説形式で悪いことはないが、その、台詞の間の一人称の地の文は音声化する時はどうするんだ? って思うよ。そして致命的じゃねえのかって思ったのは読者選考がある事。どう選考するんだろうなと心配になってしまったというお話でした。



 

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