第5話 筆致企画参加について

 あと2300字……それで8000字だ……。

 すみません。独り言です。


 深い意味はないのですが、8000字以上が規定なんですよ。

 実はコレ。


『カクヨム公式レビューをねらえ!(Vol.01 新着エッセイ・ノンフィクション編)』

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452219804446313


 公式レビュー云々は正直どうでもよいのですが、新規にエッセイを書くなら、一応は参加しておこうかなと思った次第。


 という事で、もう少し「筆致企画」について。

 これはゆあん様主催の自主企画「筆致は物語を越えるか」シリーズです。自主企画はこちら。


自主企画用「筆致は物語を超えるか」【初夏色ブルーノート】

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452219771446698


本企画はずばり、

「同じ物語を、別の作者が書いたら面白くできるのか」

「月並のプロットでも、書き方によって名作にできるのか」

という、筆致の可能性を追求、共有することを目的としています。


 以上、コピペ。

 要するに、共通のあらすじと登場人物で物語を作って評価し合おうみたいな企画です。


 今回、主催者から提示された条件は以下の通り。


■作品名

「初夏色ブルーノート」

■登場人物

・明子

 かつて智昭と付き合っていた。

・智昭(ともあき)

 かつての明子の恋人。音楽が好き。

■ストーリー

 立ち寄ったカフェで、懐かしいメロディが流れる。それはかつての恋人、智昭が聴かせてくれたものだった。

 明子はあの初夏の出来事を思い出す。

 明子は一杯のコーヒーを飲み干すと、あのメロディを口ずさみながら、カフェを後にした。


 そしてキーワードがありまして、それが「ブルーノート」です。

 ジャズなどで使われる音程でどこか物悲しい響きがある……みたいな、私はその程度の表面的な知識しかないわけですが、いや、混声合唱団ってどちらかというとクラッシック系の声楽なのよ。ジャズはやったことがない。


 そんな私は三つの作品をでっち上げました。SF編、現代ドラマ編、ファンタジー編の三本です。

 お題からは恋愛系の現代ドラマが浮かんできますね。私も先ずは王道で攻めてやろうと考えました。恋愛系現代ドラマですね。


【この先はネタバレ含みますので、嫌な方はすっ飛ばしてください】


 この物語をどう料理するか、と考えるわけですが、私がまず考えたのが、ハッピーエンドですね。上記のあらすじでは思い出をなぞるだけでハッピーエンドなのかバッドエンドなのか分からない。そこで私は考えた。最後をプロポーズするシーンにしようと。


 用意した風景は、地元萩の街並みと初夏の香りの夏みかんの花と、長屋門の奥にあるカフェ。どれも実在していますが、フィクションなので位置関係とかカフェの店内とかフィクションで。


 良い感じじゃないかと思いつつ脳内でプロットを組み立てる。しかし、どうしても別れる理由とそこからプロポーズに至る道筋が見えてこない。うだうだ悩んでいるうちに、SFでやっちゃえ! ってなりました。

 まあね。SF的荒唐無稽設定なら簡単じゃんと。設定を一から作るのは面倒だったので、既存の作品から引っ張って来ました。


 別れる理由を、危険な任務(特攻作戦)に赴くため恋人を心配させたくなかった事にして、その任務ができなくなってやっぱり結婚してって。これなら行けると踏んだ私は、ズババババと書き上げました。


 それがこちら。

「初夏色ブルーノート【SF編】」

https://kakuyomu.jp/works/16816452219785677867


 現代とそう変わらない風景と、いきなり宇宙空間での戦闘に突入しているギャップ。そしてラストのプロポーズが印象的ではないかと思います。衛星軌道上で漂流してしまった主人公を元カレ……と言っても別れを切り出したのは二日前……が救助に来るというシチュエーション。

 

 そして、音楽としては私のSF小説が原作のアニメ映画をでっち上げ、そのエンディングテーマは短編小説の「貴方が私の光になる」をテーマにしたものという設定としました。


 世界観はこの作品「遊星迎撃隊―Starship Breakers 【リメイク版】」のもの。URLはこちら。

https://kakuyomu.jp/works/16816452218693677594

 アニメ映画は「美少女レスキュー☆ビューティーファイブ Reboot!」となります。URLはこちら。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890902116

 この作品は第3話でも紹介していますが、一次に落ちた奴です。この作品に収めた短編「貴方が私の光になる」をテーマとしたエンディング曲という設定です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890902116/episodes/1177354054891257543


 実は、「貴方が私の光になる」では、主人公の女の子と幼馴染の男の子が乗った救助艇が母艦から離れてしまい宇宙で漂流する事故が発生するわけで、これ、韻を踏んでいる訳ですが、この事を誰も指摘してくれないのは、すこーし寂しいなって思うんですけれども、まあ、私の知名度では仕方がないと思いますが……。


 何故かスイッチが入ってしまった私は二作目三作目を書いてしまいます。これは、一作目を書く際に没になったプロットを形にしたものです。


 二作目は「初夏色ブルーノート【現代ドラマ編】」

https://kakuyomu.jp/works/16816452219897967987


 これはまあコメディですね。客観的には大柄なグラマー美女の主人公が、三角関係になって男の娘に負けてしまうストーリーです。人の好みはそれぞれですなあ。

 音楽はアニソンがジャズにアレンジされて店内を流れていたという設定。最後のゼーガペインに関しては知らない人も多いですが、イメージは初夏そのものなんですね。作中では確か初夏がループしていた。そしてオープニングもエンディングも静かで美しい曲なのです。ロボ系は威勢の良い曲が多い(特にオープニングは)ですから異色ですね。


 そして三作目は「初夏色ブルーノート【ファンタジー編】」です。

https://kakuyomu.jp/works/16816452219914761791

 これはかなーり異色作だと思うのですが、真面目に書いてますよ。音楽は童謡を取り入れてみました。ジャズ……じゃないですけど、まあ勘弁してくださいって感じ。夢の国と猫獣人と童謡っすね。


 二作目が手抜きと言えば手抜き。

 最初に説明したように、現代ドラマからハッピーエンドに向けた展開を思いつかなかったからですね。




 

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