いつかいいことあるって!

まあ、そんな言葉はこの登場人物は届かないわけではあるが。
死を求める感情はよくわかります(いや、実はわからない)
まあいいや、19世紀の哲学者ニーチェが自殺を思うことは人間にとって大いなる慰みであると言っていました。
おそらく何度も自殺のことを思った彼は自殺をせずに自分が壊れるまで生きて、壊れてからも生きてそして死にました。
多くの人が知るように、彼の晩年は狂気の闇に沈んでいました。
狂ってしまうなら死んでしまった方がましだ。
人はそう言うかも知れません。
けれど彼は狂うことを選んだのです。
狂ってでも生きることを選んだのです。
選んだのだと思います。
これがなんらかの慰めになるとは思いません。
自殺を願う人に誰が何を言えるでしょうか?
安楽死を願う人に誰が何を言えるでしょうか?
また、人は口々に言います。美しいまま生きたい。
またある人は言います。正気のまま死にたい。
けれどそれは人のエゴなのかも知れません。
生とは何でしょう?
生に意味はあるのでしょうか。
この作中の登場人物は考えています。
でも考えることこそが一番大事なのかも知れませんね。
まとまりのない文になりました。
けれど僕はすべての若い人に生きて欲しいと願っていますよ。
それだけです。それだけのことです。