第3部のあとがき
ここまで読んで頂きありがとうございました。
お久しぶりでございます。第3部を書き終えるのにまさか1年以上かかるとは、と呆れていらっしゃることでしょうが、この筆不精を見放されず読み続けてくださった皆様には感謝申し上げます。
近状ノートにも報告させて頂きましたが(もうすぐ消しますが)、この1年の間に体調不良で4か月ほど仕事を休んでおりましたところを何とか復帰したは良いものの、その後色々と身辺で災難に見舞われ、筆も滞り気味となっておりましたが、皆様から頂いた応援を励みにようやく一区切りまで辿り着くことが得来た次第でございます。改めて御礼申し上げます。
いよいよ物語は終局へと向かいつつありますので、何卒引き続きお楽しみ頂ければ幸いに存じます。
(おことわり)
「第4章 坂東制覇へ」にて下野国府での合戦描写がありますが、原典である「将門記」ではあっさり降伏したことになっております。なのでこの章の筋書きは合戦描写並びに源渉なる人物も含めほぼほぼ香竹の作り話となっております。原典が「平家物語」のような軍記物と比べて合戦についての記載が割と淡白であることと、遂に叛乱を決行した将門とその周囲の葛藤をこの章に集約して描きたかったというのがあったので(単なる英雄無双にもしたくなかったというのもあり)、ご当地の方々におかれては何卒歴史捏造をお許しください。また、下野国司の名前は一次資料上の記載は「藤原公雅」となっておりますが、先に登場している平公雅と紛らわしいので、作中では異本や「日本紀略」に記載の「弘雅」としております。
※参考文献を以下の通り追加掲載します。この場をお借りして御礼申し上げます(敬称を省略させて頂きますこと何卒ご容赦ください)。
「伝説の将軍 藤原秀郷」 野口実 吉川弘文館
「図説 日本戦陣作法事典」 笹間良彦 角川ソフィア文庫
「現代語訳 近江の説話 ―伊吹山のヤマトタケルから三上山のムカデまで」
福井栄一 サンライズ出版
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