きききたん

ユエ

第1話

 花の御所など忘却の彼方、室町殿が凋落し、京の都が荒廃していた頃。後に戦国時代と呼ばれる際限のない戦乱の世が来るより少し前。

 中国地方は雲州と芸州の境あたり、芸州側の山地にある気鋭の領主の元に美しくも苛烈な、知る者には鬼姫とあだ名される姫がいた。馬を操り、大犬を従えて父に代わって領地を見回り誰にも分け隔てなく接するその姿は領民には人気だったから、鬼姫というのは誰が付けたのかわからない。鬼と言っても恐ろしい意味ではなく、とても強いという意味だったのかもしれない。鬼姫の名は藤と言った。父である領主、熊谷興元は、鎌倉殿の側近を祖先に持つ文官の血筋でもあり、兵法に秀で、戦上手と評判の武将であった。その興元の妻であり藤と藤の妹、萩の母である蔦の方は謎めいた美女であった。中国地方の西側から北九州を治める大大名である多々良氏の元へ都から落ち延びてきた公家の姫だという話だったが、その公家が何という名前なのか、恐らく、本人と興元、多々良氏以外に知る者はいない。夫婦仲は睦まじく、芸州では国人衆と呼ばれる少領主が多数いたが、その中でもしっかりと家中を取り仕切っていた。男子がいないことを気にして側室を薦められることもあったが、興元は頑なに側室を取ろうとはせず、藤か萩のどちらかに婿がきてくれればいいと笑うのだった。

 鬼姫とあだ名される藤は、数えで十六になり、黙っていれば、長く艶やかな黒髪が美しく、色白で母譲りの美貌を持ち、婿選びにも全く苦労しそうになかった。しかし、鬼姫とあだ名されるには理由があった。父である興元も武術には人に遅れを取る方ではなかったが、その興元をして、あれには到底勝てぬと言わしめるほどに剣術槍術に長け、弓に至っては、五人張りの弓を軽々と引いて的に当ててみせた。また、家に代々伝わる漢籍に親しみ、兵法書を中心に読み込んでいるから、軍略でも、興元の側に控え、忌憚のない意見を具申する。熊谷興元がその近辺では頭一つ抜けた領主であり、西の大国多々良氏とも懇意にしていることから、熊谷氏と縁を結びたがる者は多く、そういう意味でも藤は縁談の相手に事欠かなかったが、その性格を知ると並の若武者は気後れする。

 その上、藤は二つ条件を出した。まず一つは、自分が認めるほどに強く賢い相手であること。実際に立ち会いで勝てなくても良い。強さがあればよい。そしてもう一つ。表沙汰にはなっていない藤の秘密を共有できること。酒の席であることないことしゃべったり、ほらを吹くような男だけは紹介してくれるなと、父に念を押した。

 藤は多々良氏から譲り受けた馬を二頭と、どこで拾ったのかわからない白い大犬を三頭、可愛がっておりその馬や犬、他にも猫や鳥と意思疎通ができ、彼らを使って近隣の情報収集を行っていた。まずそれを信じてくれる相手であること、信じた上で他言はしないこと、それは戦略的にも理にかなった要望だった。

 実際、婿としてどうかと紹介された若者たちは、同格の他家の者もいたし、有力な家臣の息子も、多々良氏から紹介された者もいたが、刀でも槍でも弓でも馬の扱いでも、どれをとっても藤に敵う者はまだおらず、恥をかかされたと徒党を組んで藤に挑んできた者は、まとめて薙ぎ払われ、さらに恥を上塗りする羽目になった。秘密を明かそうかという段階にもならない。

 それでも、興元は生来楽天家らしく、なるようになるじゃろ、と妻と笑い合っていた。


 芸州はその頃西国の大大名多々良氏寄りの勢力が多く、雲州の大大名である佐佐木氏から、何度も戦を仕掛けられていた。藤は武功を挙げ、勝利に貢献することで、領内の人々の安息を守ることになるとわかっていた。領民の田畑を蹂躙されたくはない。領民を危険に晒したくはない。雲州の佐佐木氏との小競り合いは、雪に邪魔をされる冬以外はしばしば国境付近で起きていたので、そちらの方面に、もちろん佐佐木氏の領国内にも、興元も間諜を放っていたし、藤は藤なりのやり方、主に鳥を使った方法で情勢を探っていた。そんな春、藤に懐いてあちこちを文字通り飛び回っている鳶や鴉、梟から佐佐木氏が戦の準備をしている、どうやら芸州方面に進軍するつもりらしいとの情報が入った。同時期に興元のところへも同じ情報がもたらされていた。相手の動きからして、雲州から芸州に少しばかり入ったところの山間の小さな盆地が戦場になりそうらしかった。興元は戦支度で忙しくなる。家臣団もあれこれと準備をしている。熊谷氏に与する近隣の領主たちとも連絡が行き来している。多々良氏からは応援が寄越された。藤も当然のように付いて行く支度をする。美しい黒髪をきりりと結い上げ、頭を行人包に隠し、さらしを身体に巻いて黒糸威の鎧を纏い、知らぬ者が見れば年若い僧兵と思うような姿で戦に参加することを許された。興元からはなるべく本陣の興元の近くにいてほしい、寝所だけは絶対に他の若武者らと一緒にはしないがそれ以外は死なないような真似さえしなければ良い、できれば近習のような立場でいてほしいと言われて参陣を許された。僧形の近習というのもおかしいが、知っている者はみなそれが藤だとわかっているので、藤は興元の側近くについて進軍することになった。男子のように華々しく初陣と祝えないが良いかと問われたが、そもそも参加を許されなくてもこっそりついて行くつもりではあったし、おおっぴらに女がいると触れ回るのは違う危険をはらむことになると藤は理解していたので、特に気にはしなかった。此度の戦は熊谷興元を総大将とし、その家臣団と近隣の同じような国人衆、多々良氏からの援軍がそれに従った。


 雲州口にほど近い小さな盆地に着いてみれば、すでに佐佐木氏は砦を築いており、兵糧も運び込んでいるようだった。熊谷氏はそこを見下ろせる小高い場所に陣を敷く。藤はふと疑問に思う。何故周りは小高いところばかりなのに、佐佐木氏側は一段低い場所に砦を築いているのか。砦と言っても、周りにあり合わせで作った柵を巡らし、板と幕を使ってそれっぽく見せているだけのようだ。これでは丸見えだし囲い込んで押しつぶしてくれと言わんばかりだ。鳶を飛ばして探させると、やはり、その砦は張りぼての形ばかりのもので、佐佐木氏の本陣は熊谷氏の陣と同じくらいの高さの場所の他の丘にあり、幟を伏せて静かに熊谷氏側の陣を見つめているようだった。相手方はご丁寧に煙の上がる煮炊きは本陣ではなく囮の砦でわざわざしているらしく、それを見て一気に砦を押し包みましょうと言う武将もいた。聡い父があんな簡単な罠に引っかかるわけがないだろうと思いつつも、武将同士の折衝に心を砕き、多々良氏からの援軍はともかく、味方の武将が情勢によっては佐佐木氏側に寝返っても不思議ではない寄せ集めの軍勢のため、説得して攻撃のの方針を決めるのに父は手間取っているようだった。恐らく、父も大将の本当の本陣を探しているのだとは思ったが、焦れた藤は父に一筆書いてその側をこっそりと離れ、そのまま月牙という名の青毛の愛馬を駆って敵の砦を一気に潰しに行くことにした。油と火種を用意し、夜を待つ。都合良く月に雲のかかる暗い夜、おそらく見張りくらいしか置いていないであろう敵の砦ぎりぎりまで近づき、油を染みこませた布を巻いた矢に火をつけて、放つ。放つ。放つ。放つ。思った通り、安普請の砦はあっという間に炎に包まれ、焼け落ちた。何人か逃げ出していたがやはりそう人はいないようだ。こんなところをわざわざ押し包んで潰すまでもない。夜なので、今度は梟に案内してもらう。そのまま敵の本陣に単騎奇襲をかける。砦が火に包まれたのを見てか、熊谷方からも佐佐木方からも兵が出ているようだが、この暗さではどちらも思うようには統率が取れまい。元々そんな大きな戦いではないから相手の本陣の警護と言ってもたかがしれていた。相手方も油断していたのか、装備も中途半端だし、全く戦い甲斐がない。何のために参戦したのかと拍子抜けする。そのまま本陣へ躍り込むが、すでにそこは天幕と、さっきまで誰かがいたように床几がいくつか残っただけのもぬけの殻だった。総大将らしき人物も見当たらない。わあわあと雑兵だか武将だかわからない男どもが右往左往して、予想よりあっさりと、蜘蛛の子を散らすように逃げていく。何かがおかしい、という微かな違和感を覚えたが、その他に軍勢を伏せている様子もなく、藤に首級をあげる理由もないので、そのまま悠々と引き上げることにした。


 父からは勝手な行動をしたと少しばかりのお小言を頂戴したが、それより単騎で敵を潰したことを家臣たちや加勢に来ていた武将たちに褒められ、父のお小言もうやむやになった。

ただ、そのあまりにも手応えのない違和感については、総大将である父に伝えることも忘れなかった。双方手痛い損害もなく勝利と言っていいほどの勝利でもなく、知らぬ者が見れば鬼姫が単騎敵の本陣を蹴散らした、ということになったらしいが、どことなく、すっきりしない幕引きとなった。


 里屋敷へ帰ると、母と妹がむっつりとして出迎える。

「全く、殿だけなら仕方がないとも思えますし、男の子ならば当然とも思えましょうが、娘を戦に出す親がどこにおりましょうや」

そう言って、母はよよと泣く、真似をする。本当は、父より母の方が藤の力についてはよくわかっているようだった。刀や槍、弓の扱いについてはともかく、鳥獣と心を通わせられることが普通だと思ってしまっていた藤にそれは普通はできないことだけれど、あなたの長所だから大切にしなさいと諭し、受け入れてくれたのは母だった。父は信じられないと驚いていたが、母は「わたくしの娘ですもの」と興元ににっこりと微笑んだのだ。それでなるほどなと納得する父も父だとは思ったが、この夫婦はこれで良いらしかった。

「でも、姉上、薬を忘れていったでしょう」

そう、冷たく言い放つのは妹の萩で、彼女はまだ前髪を上げてもいないが、母に習いながら書籍を読み込み、薬を作る手伝いをしている。冷徹で賢く、黙っていればまだあどけなさが残るが、その理知的な思考は力で大体解決できると思っていた藤にはとても真似できないことだった。

「楽花と犬たちの世話、楓や他のみんなにも手伝ってもらったけど、しておいたから」

楽花というのは藤のもう一頭の馬で青毛の月牙とは対照的に尾花栗毛の気性の温和しい馬であった。二頭とも、西の京と呼ばれ、実際今の都よりはよほど美しく繁栄しているという多々良氏の元へ訪問したときに、多々良氏が藤と萩を娘のようにいたく気に入り、また、気性の荒い月牙を藤があっさり手懐けて乗りこなしたことから、多々良の殿様にもらったものだ。

「そう。ありがとうね」

そう言って藤はにっ、と笑う。

「配らなきゃいけない薬もあるんだろ、一休みしたら行ってくるよ」

藤の母の蔦の方は里屋敷の周りに薬草畑を作っていて、近くの娘たちに薬の知識を教えたり、調合した薬を領民に配ったりしている。

「姉上、その言葉遣いは、良くないと思う。私もあまり言えないけど。もっとこう……」

萩は少々無愛想で人見知りなところがあり、それを少し気にしていた。姉妹は、そうだね、どうしようね、と言った風に顔を見合わせてしまう。仲が悪いわけではなかった。

「そうねえ、もう婿を取ろうという娘がそれは良くないわねぇ」

そう言って、蔦の方は頬に手を当てる。

「それは、わたくしの教育の行き届かぬところであり、誠に不徳のいたすところ……」

蔦の方と萩の後ろに控えて黙っていた若い女性が頭を下げる。

「違うの、楓のせいじゃないのよ、この子はもうしょうがないのよ」

楓と呼ばれた若い娘は、興元の家臣の娘で、行儀見習い兼、藤と萩の世話役として一緒にいることが多かったが、小さな家のことだから、家族も同然に暮らし、世話役と言うよりは姉だった。

「大丈夫大丈夫、悪いのはぜーんぶ藤よ」

そう、まるで歌うように蔦の方がころころと笑う。

足を綺麗に洗って屋敷に上がり、戦装束を解いて着替えると、そこには年頃の美しい姫がいた。

「本当にねえ、興元様は仕方がないけれど、あなたまで戦に出るなんてね」

そう母は言うが本気で悩んでいるようには見えない。どこか、仕方のないことだと思っているようだ。


 月牙は戦で疲れているだろうし妙な威圧感があるので、領地を回るなら気性の温和な楽花に乗って行くことにする。すると、大犬も一頭着いてきた。三頭の大犬の名前はイチ、ニト、サンだ。今日はニトが着いてくるつもりらしい。頭をくしゃりと撫でてやると尻尾をぶんぶんと振った。荷物に蔦の調合した薬を詰めて出発する。さして広くない領地だ。父はこの領地を広げたいのだろうか。自分は鬼姫などと呼ばれて婿も取るなら強い者がいいだろうとたくさんの縁談を蹴っているが、もっと政を重視した方がいいのではないだろうか。そんなことを何とはなしに考えながら、見知った顔に挨拶をし、薬が必要な家に薬を届けて様子を見る。子供たちと遊ぶ。もし、雲州の佐佐木氏がこちらの領内を狙ってこなければ、こうして悠々と領地経営をして平和に暮らせるはずだとも思う。もちろん、多々良氏が裏切って攻めてくるかもしれないし、佐佐木氏の向こうにもっと大きな勢力があり、それが狙ってくるかもしれない。

「ただ、平和に暮らせたらそれでいいんだけどな」

楽花の背に揺られて眺める風景は、若干の貧富の差はあれど、里屋敷で暮らす家族も、その家臣たちも、質素倹約を旨としつましくささやかに、それなりに幸せに暮らしているように見えた。


 それからしばらくは、平和な日々が続いた。佐佐木氏ではお家騒動があって、詳細は不明だが正室が亡くなり弱り切った領主は隠居させられ、本妻の息子であった長男が廃嫡され、側室の子が世継ぎとなったらしい。一方の多々良氏は少しばかり戦に疲れ、都から落ち延びてきた公家たちとばかり遊んでいるという噂もある。

 藤はと言えば、相変わらず婿としてどうかと紹介された若武者を叩きのめし、書を読み、母や妹と一緒に薬草畑で薬草を育てたり、母の指南で薬の調合をしたり、その合間に領地を回ったりしてはしばらく過ごしていた。蔦の方はどこで仕入れたのか妙に博識で、薬の調合だけでなく、天体の運行や卜占、陰陽の術に詳しく、こんな片田舎ではそんな知識を披露することも少なかったが、どこからともなく、恐らくは多々良氏経由で手に入れた暦を元に、領民がいつ作物の種をまいたら良いかなどという相談にも乗っていた。藤にも友人と呼べる存在がいないわけではなく、南に四里ほどのところに屋敷を構える桂という家の綾という娘と仲が良く、彼女に手紙を書いたりした。綾には結婚した兄がおり、お家安泰ということで、藤とは違った意味である程度好きに生きることを許されている。桂氏の家も熊谷氏、そして多々良氏と結びつきが強く、綾はからくり好きだったことから、多々良氏から珍しいからくりをもらっては喜んでいた。多々良氏の現当主は若衆、小姓を侍らせることを好んでいたが、熊谷氏の藤と萩、桂氏の綾は娘のように可愛がられていた。


 そんな一見平和な日々が続いたある日、領民の一人が不安そうに訴えてきた。

「こないだ、山に入ったんですよう。茸やら山菜やら採ったり。そしたら、知らない人がおって。別に、時々は炭焼きやらそういう人がおりますから、それだけやったらあまり気にせんのんですけど、なんだかその人、妙になまっちろくて、着ているものも私らが着るようなものより、生地が良い気がして。ずいぶん痛んでいるようには見えましたけど。とにかく、あの山にいるにしては、変な感じで。どこか。炭焼きって風にも猟師って風にも見えなくて。悪い人にも見えなかったんですけど」

 こんな些細なことを気にするとおかしく思われるかもしれませんけど、とその者は言ったが、藤が領地を回って他の領民にも聞き込むと、似たような風体の人間を見たと言う者が他にも何人もいた。そして口を揃えて、悪い人間には見えないが、山に住んでいるようにも見えない、と言う。中国地方の山は、山と言っても、そんなに深くはない。幽谷に遊ぶ仙人や深山で修行する修験者とは言えまい。実際、それなりの人数に目撃されている。どこぞの間諜と考えるのが普通だろう、とも思うが、そんなにすぐ怪しまれるような場所にいるだろうか、という気もする。中には握り飯を分け与えて他愛のない話をしたという者もいる。

「とりあえず、私も探してみるよ、また見かけたら教えてくれ」

とみなに伝えて、自分は山へ向かう準備をする。これは領地の見回りの一環だから、特にこそこそするようなことはない。鳥たちからの情報はないから、上空からは見えない木々の繁っている場所を探すことにする。身軽な服装にして足下を布で巻いて縛り、弓をと矢筒を背負って腰に太刀を佩く。犬を二頭従えて山に分け入る。今回はイチとサンだ。藤は鳥獣と心を通わせることができるが、不思議とそれができない相手もいる。山に住む猿などはあまりよくわからない。何でも万能ということはないのは仕方がないが、こういうときは不便だなと思う。しかし大切な犬や猫を山に放つ気にもならない。そんなことを考えながら細い小川に沿って山を歩く。イチとサンが行ったり来たりして周りの情報を集めてくれる。ニトも含めて三頭とも白くて大きいので、山では案外目立つ。そして半日ほどうろついたところ、ぎりぎり雨風が凌げるのか……?と疑問に思うような小さな小屋がすぐに見つかった。鍵のようなものはなく、入り口も枠に筵を垂らしただけで、中をのぞいてみると、隠れるところもないが、小さな囲炉裏に手をかざすとわずかに暖かい。水瓶の水は澄んでいて、口を付けても違和感がない。確実に誰かがここで生活している。そこから反対側の山手に出ると、川が青緑に輝く淵を作っている。流れも緩やかで夏の暑い時期には遊ぶ子供がいる、と言う程度だ。まさかそんなわかりやすいところにはいないだろうと思ったが、いた。その淵のへりに腰をかけて釣り糸を垂らしている男がいる。あれだ。

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