生き生きとした西成の描写が魅力的です。あの頃の西成の姿が脳裏に浮かぶ素晴らしい作品でした。
興味があって調べたことこそあれど、足を踏み入れたことはなかった西成。読めば当時の西成に行ったかのような気分になれること間違いなし。いくら何でも、中学生の時から西成に遊びに行くのは度胸ありすぎです☆
淡い郷愁が印象的な語り口のエッセイ。地下的なものが、どんどんと綺麗になっていく昨今。治安は良くなって、住みやすくもなったんだろうけれど、失われてしまうものもあるよね……、と読み終わったらちょっと切なくなってしまいました。