天使事件
説明
こんにちは。斉藤本太郎です。もとたろうでもほんたろうでもありません、ぽんたろうです。まさかとは思いますけど、この期に及んで読み間違える方はいらっしゃいませんよね。
え? そもそもお前誰だよって?
これはまた随分と哲学的な質問ですね。なら逆に聞きますけど、あなたは誰ですか? 人に名前を聞くときはまず自分から名乗ったらどうかってどっかの誰かが言ってましたよね?
さあさあさあ! 名乗ってくださいよ! 早く!
自分で何を勝手に熱くなってるんですかね僕は。多分久しぶりに僕が持つ特殊能力と言っても過言ではない「ラブコメ体質」が再び日の目を見たので興奮してるんだと思います。ここ最近の話ってぶっちゃけラブコメ通り越して最早何なんだこれって自分でも思いたくなるような事ばかり起こっていましたからね。今回の事件は久々にラブコメっぽい事件でしてよ!
ところで皆さん、天使って聞くと、どんなのをイメージしますか?
宗教では、神と人間の中間的存在だと定義されているみたいです。で、神の使いだったり天界の住人だったりすると。白鳥のように白い翼なんかも生えていて空なんかも飛べちゃうぞと。恋の弓矢であなたのハートを撃ち抜いちゃうぞと。
心の清らかな人の例えなんかで用いられたりもしますよね。僕は十数年という短い人生の中では本来不可能とも言えるほどに、今まで様々なタイプの女の子と交わってきたという自負があります。そんな記憶の本棚を漁りますと、天使のような女の子というのはまさにこんな子なんだなと思う方もいる訳でありまして。それはまあ、僕の妻であるつばめさんなんですけれども。
え? ただの惚気話ならエッセイにすんなって?
待って下さい。ちょっと待って下さい。
確かに僕にとってつばめさんは正真正銘天使です。ですけれども今回の事件はそれはそれ、これはこれって感じで、全く違う話なんですよ。ある日突然、天使の女の子が僕の家を訪れたって話なんですけど。背中に翼があって、頭頂部には輪っかなんかもあって。
そんな天から舞い降りてきた天使の女の子が、僕と出会って、ちょっと大変な事になるっていう話なんです。
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます