第16話
大仕事をやり遂げて零は倒れ込むように地面に座った。ミレイヌは背後から近づいてそのまま抱きしめた。
「お疲れ様でした。どうですか? 初のクエストで四天王を倒した感想は」
「柔らかくて温かいです」
「それは私の胸の感想じゃないですか。まあ、いいです。私の感動が伝わってますか?」
「はい。とてもドキドキしてるようですね」
「はい。とっても大興奮です。もういつの頃でしょうか。誰かに命を救って頂いたのは。随分と遠い記憶。先代の勇者様に命を救って貰って以来の事でしょうか。あの頃、私はまだ12歳の子供でした」
「そうだったんですか。ミレイヌさんはお強いですものね」
「ええ、そのまま勇者様について行って右腕になりました。ナンバー2ですね。幼くして私に勝てる人はいませんでした。魔王の攻撃すらシールドで防ぎました」
そう。ミレイヌは魔王との戦いの経験者。勇者を守り切れなかった事で冒険者を辞めてギルドの受付嬢になったのである。
「ミレイヌさんは色々な経験をしてるんですね。これから色々教えて下さい」
「はい。経験豊富です。上の事から下の事まで全部教えますよ。私のテクニックは凄いので1分持った人は希です。楽しみですね」
「え、あ、その初めてなのでそんな凄いのはちょっと。戻れなくなるので遠慮しておきます。所でこの世界の女性達は何でそんなに性に積極的なんですか?」
「それはいつ死ぬかわからないからです。ひとりでも多くの子孫を残して次に託そうとするのは当然の事かと」
「そうなんですね」
「所で、この世界はというと、やはり零さんは別の世界から来たんですね。楽しいですか? 別の世界は」
「ええ。楽しいです。これはゲームと言うものなんですが、ミレイヌさんやってみますか? 見てて下さいね。今やり方を教えます」
「ええ。お願いします」
ミレイヌは零の背後から抱きついているのでスマホの画面は見やすかった。零がやっているゲームは無数のモンスターが全方向から襲ってくるゲームだ。
魔法使いがそれを魔法で撃退していく。囲まれないように突破口を作り、そこに向かって逃げるのがコツだ。
連続で沢山倒すと倍にスコアが上がっていき、最高得点を争う。やられると倍率が下がるので倒されない事がハイスコアへの道となる。
「なんですが。これは楽しそう。私もやってみたいです」
「やり方は見てましたね。どうぞ」
「えいえい。それそれ。やった全部倒せた。ええ!? 今度は倍のモンスターが! キャーキャー来ないで! そう。シールド展開。そしてシールドの剣を作り伸ばして回転斬りを! あ、出せない。何で?」
「ミレイヌさんこれはゲームですよ。ミレイヌさんのスキルは出せません」
「きゃ、やられちゃった。こんな弱くなったのは久しぶりです。楽しかった。楽しいですね。ゲームって」
「また今度やりましょう。点数が一番の人には賞金を出して。俺の世界では娯楽に賞金を出すのは法律違反ですが、この世界なら大丈夫ですよね」
「ええ、法的には大丈夫です。楽しそうですね。参加費はひとり500ゴールドというところでしょうか」
「1位の人が総取りですね。楽しそう」
「いいですね。凄く夢があります」
「さあ、そろそろ町に戻りますか」
「そうですね。エレノアも来たようですし」
「あのーふたりはもう付き合ってるんすか? 先を超されたんすかね、自分」
エレノアが到着して、零とミレイヌは立ち上がった。ちょっとふてくされた顔をしている。
「うふふ。仲良しにはなりましたが、まだエレノアさんに可能性はありますよ。全国各地にゴールドを配る旅も待ってますし。大量のゴールドを部下達に貴族コインに両替させておきましたので、ずっと軽くなっていると思います」
「さすがミレイヌさんでありますね。そうっすね。零さんとの全国旅行が待ってるっすよね。今から楽しみっす」
「あのーそれって俺も参加が決定なんですか? 出来れば他の人に任せたらダメですか?」
「ダメです」
「ダメっす」
「あ、はい。そうですか。じゃあ、3日後に」
こうして、零の次の異世界での予定は決まった。大量のゴールドを全国各地に配る仕事だ。
「それじゃ帰るっすよ。最後の魔力で町まで送るっす」
「お願いしますね。エレノアさん」
「助かります。エレノアさん」
「任せるっすよ。皆酒場でおふたりを待ってるっす」
「俺、ゲームでギルドバトルがあるので早く帰りたいのですが」
「何言ってるんすか。パーティーの主役っすよ零さんは。ミレイヌさんと並んで。来ないのはあり得ないっす」
「そうですよ零さん逃げられませんよ」
「え、あ、はい。わかりました」
こうして、酒場の前に一瞬で到着し、扉を開けると壮大な宴が開始された。
「待っていたぞ。偉大なる召喚師よ。ミレイヌ様は当然と言えば当然だが、大活躍でしたね。四天王を撃退するとは」
「さすがミレイヌさん」
「鬼畜クエストを持ってくるだけじゃないですね」
「ミレイヌさんと零と雪子とフィガロ最高! 4人の英雄に乾杯!」
「乾杯!」
皆に褒められて零の顔は真っ赤になった。酔っているふりをして誤魔化した。そして、パーティー落ち着いて来た頃、零はこっそりと抜け出した。するとメリナが後ろからついてきた。零をずっと遠くから見ていたようだ。
「私を抱いて下さい。このままでは零さんが遠くに行ってしまう気がして」
「ごめんよ。メリナ。自分の体を大切にしてくれ。俺は心に決めた人がいるんだ。気持ちに答えられなくてごめんよ。メリナは素敵だからいい人が現れるよ。きっと近い内に」
「玉砕作戦も失敗でしたね。残念だな。零さん覚えておいて下さいね。女の子は常に競争してます。誰が早くウブな澪さんを捕まえられるか。私で最後じゃないですよ。これからも沢山こんな事が起こります」
「こんな俺のどこがいいのやら」
「また自分を卑下して。怒りますよ。あなたは素晴らしい人です。もっと自分を信じて愛して下さい。この世界にあなたはひとり。とても大切な存在です」
「嬉しい言葉をありがとう。少し自信が持てた」
「そうそう。その調子です。それではまた。今後は友達でいいので宜しくお願いします。あはは友達か……自分で言うとやっぱり悲しいですね。私はこのまま全部涙を出してから帰りますね。お疲れ様でした。うう……あーん」
「それじゃまたね。メリナ」
なんで俺なんかをそんなに熱く好きになれるんだ。零には全く理解できなかった。ただ、女の子を泣かしてしまった事が悲しくて泣いた。
「零君迎えに来たぞい。わしな、思うんだけど麗奈に一途に想い続ける事はやめた方がいいと思うぞ。零君に想いを寄せる女性は多い。麗奈が一番先に仲良くなっただけで、世界に麗奈だけではない。他の女性の想いの強さをそれで遠ざけるのは違うと思うんじゃ。もっと向き合ってあげておくれ」
「神様にそう言われたら考えるしかないですね。これからは他の女性の想いもしっかり受け止めます。こんな悲しい思いはもう、嫌ですし」
「わしの忠告を素直に聞いてくれてありがとう。じゃあ、地球に帰るぞい」
「はい。所で今日の勇者ランキングは何位ですか?」
「それは聞かない方がいいじゃろう」
「そうですね。落ち込んでしまいますよね」
鈴原零の2戦目の勇者ランキングはもちろん1位だ。まだ序盤でゴブリンキングと四天王のミガルギアを撃退したのだから。
調子に乗るタイプには見えないが、これは伝えるべきではないと思った。
しかし、今日は驚いた。霊力とは魔力防壁を無視してダメージを与える事が出来るとは。例えるなら戦車の装甲を無視して中の人間を直接殴れるようなものだ。
「さあ、地球に到着じゃ。ギルドバトルとやらを見てるからの。勝てるといいね」
「はい。勝ちます。ゲームのキャラの強さが俺の強さに直結しますので。今日のような事にはなりたくないです。早く雪子とフィガロを最強にしないと」
「そうじゃな。今日は雪子の調子が悪かったからのう。魂を持つ肉体の具現化はわしも驚きの能力じゃよ。それに最も驚いたのが、オーラを見る能力の応用による黙視による確定先読みと、魔力が無いなら霊力を攻撃に使うという発想。わしは本当に感動した」
「今日は何度も死にかけたので、おかしくなっていたんですよ。少し落ち着かないと。興奮しすぎてます。ゲームでもして、現実に戻ります」
「そうじゃな。少し落ち着くのもいいかもじゃな」
零は家に入るとそのまま、部屋に行き、鎧を脱いで着替えてスマホのゲームを開始した。
「零君遅いじゃない。もうギルド戦始まってるわよ。50対50で互角よ。本戦では危ないわね」
ギルドバトルとは100人の総当たり戦で勝ち抜き方式。本戦とは、100人の中からギルドで1人ずつキャラを選び、キャラかぶりは出来ない。本選では自分の最強戦力でしかも、他のギルドメンバーと違うキャラを選ばなければならない。
先ずは100人の総当たり戦だ。これは自分が好きにキャラの編成を選んでいい。本戦と違いキャラ縛りはない。相手のギルドメンバーを全員倒せば勝ちだ。
これの勝敗も本戦に影響される。このポイントが本選の後にプラスされるのだ。例え本戦に負けても総当たり戦のポイントが上なら逆転出来る可能性がある。本戦が接戦ならだが。
例えば46人と54人残った場合、54人の勝ちだが、そこに総当たり戦で60人倒したプレイヤーがいた場合、向こうは最高でも40人。106人と94人で逆転となる。
「こんばんは麗ちゃん。遅れたぶん頑張ります」
「さすが零君。下の方からあっという間に次々と倒して行くね」
「よし、30勝。これで総当たり戦は勝ちが確定ですね」
「さすが。頼りになりますな。私の零君は今日も絶好調」
「ごめんなさい。45勝で止まってしまった。50勝したかったのですが」
「何だよ負けたのかよ。大したことないな」
「5勝の慎太は黙ってなさい。自分より強い人をよくディスれるわね」
「俺だって課金したらもっと強いですよ」
「そんな事を言ったら誰でも強くなっちゃうじゃない。課金をするのは大変なのよ。課金をしてから言ってくれる?」
零をかばった麗奈と慎太の醜い言い争いが始まった。零が楽しみにしていたギルドバトルなのに凄く残念だ。
こうして空気が悪いまま、本戦に移行して、ギルドメンバーが次々とキャラを選んでいく。余ったのはフィガロのみ。零の主力は他の無課金プレイヤーが使ってしまっている。はっきり言って枠の無駄だ。
本戦が開始され、零のフィガロが一番強い敵に突撃する。みるみる攻撃力を増加させ、体力を削って行き、必殺技を当てて体力を一気に90%まで削り取った。だが、相手の必殺技による反撃により、敢えなく倒れた。
「何だよ。零のフィガロ敵をひとりも倒せずに落ちたよ。ほんと使えねえな」
「黙りなさい慎太! 相手の一番強い相手のレベルは2850よ! レベル1300のフィガロが残り90%まで追いつめたのは大健闘よ。零君削りありがとう。私が倒したわ」
「ふん。肩持ってんじゃねえよ」
「何よ。ずいぶん突っかかるじゃない」
「あんたら出来てるんだろ? 恋愛をギルドに持ち込むなんて最低だよ。やっぱり女を出すのはギルドに不要。恋愛はダメだ。乱れるだけ」
「乱してるのは慎太でしょう!」
「女はこれだから。すぐヒステリー起こしやがる」
「昔のあなたはそうじゃなかったのに」
「そりゃ、あんたが俺を振ったからだよ。もう忘れたのか。鳥頭かよ」
「ちょ、偉そうに言ってお前も恋愛持ち込んでるじゃねえか! 麗奈さん慎太クビにして下さい。零さんも黙ってないで何か言って下さいよ」
「ん、慎太さんは気持ちが乱れてるだけですよ。落ち着けばいつもの慎太さんに戻りますよきっと」
「が、零さんがそう言うなら。ギルドバトル本戦お疲れ様でした。無事に勝てましたね。麗奈さんが58人倒しましたね。零さんも主力を他のギルメンに取られたにしては大活躍でしたね。お疲れ様でした」
「ありがとうございます。ゴロゴロ五郎さんお疲れ様でした」
「ゴロゴロ五郎さんお疲れ様でした」
クビを恐れたのか慎太は黙った。無課金のサブアカウントのゴロゴロ五郎に反論したかったが、本アカウントのルンルン太郎がそこそこ課金されていて強かったので黙っていた。
こうしてギルドバトルは終わった。勝者は敗者の2倍の報酬が手に入り、ギルメン全員に平等に与えられる。
これで一気にレベルを上げる者が出てくる。ガチャ券が50枚も貰えるのは大きい。10日あり、合計10戦なので最高で500枚だ。
それなので無課金と微課金は強いギルドに寄生しろというのが、このゲームの常識となっている。
「お疲れ様でした。今日はもう落ちますね」
「え、零君もう落ちるの?」
「ごめんなさい。サブアカウントでもギルドバトルがあるので」
「それなら仕方ないわね。今夜はもう少し話したい気分だったのに」
「本当にごめんなさい。それではまた!」
「はい。またね! 雪子だけで何人倒せたか後で教えてね」
「はい。もちろんです! それでは!」
こうして零はサブアカウントに切り替えて、通話アプリも地元ギルドに切り替えた。
「零さんだー! こんばんは! あの、ルンルン太郎さんという方が入ってくれて15勝してくれて、愛さんが18勝してくれてますが、私は2勝でルイさんは0勝でルミちゃんとアカリちゃんも0勝です。斎藤さんは3勝です。つまり負けてます!」
「マキさん状況説明ありがとうございます。ちょ、ゴロゴロ五郎さんの本アカじゃないですか。何でここに? 助かりますけど」
「うんと、楽しそうだったからって理由じゃダメですか? それに雪子の成長も見てみたいし」
「ルンルン太郎さんイケボ」
「ブサイクボイスですよ。声がコンプレックスなので。耳鼻科行け」
「褒めたのに酷い。絶対ドSですね」
「ルンルンさんとにかく歓迎しますよ。戦力は多い方がいい」
「ところでルンルンさん結構強いですけどどのくらい課金してます?」
「それ聞いちゃいます? 恥ずかしいのですが70万くらいですね。50万課金した時に恥ずかしいのと虚しいので課金額を減らしたのですが、まだ止められてません。自分の意思の弱さがこれまた恥ずかしい」
「凄い! 零さんはコンビニで1回で100万課金ですが、ルンルンさんも十分凄いです」
「凄くないですよ。本当は無課金で行きたかったのですが。中途半端な課金より無課金の方がカッコいいと思ってます。そうそう、このギルドに来た本当の理由は恥ずかしいから黙っていたのですが、零さんの幸運と課金額に憧れていたからです。突き抜けた課金はカッコいいですよ」
「ルンルンさん語りますね。ルミも無課金なので少し嬉しいです」
「私も無課金。よろしくね。ルンルン彼氏もこのゲームに誘おうと思ってるけど負けず嫌いだから絶対課金するからやめといてるんだ。それがいいでしょ? ルンルン」
「うんうん。それがいいと思う。彼氏さんにこのゲームをやらせたら絶対にダメ。このゲームに課金して借金したり、最悪破産してる人がいるんるん」
「いるんるん? 可愛い」
「語尾にるが付けば言えるんるん」
「いい名前だね」
「アホ丸出しだけどね」
「自分でそれ言う?」
ルンルン太郎の登場で地元ギルドが元気になった気がする。その間に鈴原零が次々と敵のギルドメンバーを倒していく。雪子ひとりでだ。
「零さん凄い! 雪子ひとりで全員倒したゃった!」
「やはり雪子の可能性は無限ですね。俺は保護シールドも覚えると読んでます」
「ルンルンさん夢がありますね」
鈴原零は雪子が保護シールドを覚える事は黙っていた。本当に覚えるかどうかわからないし。自分の願望が召喚に影響しただけかも知れない。
「澪さんの雪子ほしい。でも私はイザミリアでいいや。可愛いし」
「マキさんイザミリアいいね。攻撃力の250%のダメージを合計10回。レベルが上がれば詠唱中には無敵。範囲攻撃で相手の攻撃力と防御力を奪うし、レベルが上の相手も倒せるキャラだよ」
「ほーイザミリア強いんですね。育てよう。でも、フィガロや雪子みたいな派手さはないね。可愛いからいいけど」
「イザミリアは調整前は弱かったからね。攻撃力と防御力を奪うスキルの前は範囲攻撃で相手の動きを3秒間止めるスキルだったし。レベルが上がっても10秒。しかも詠唱中に無敵を覚えたら完璧に死にスキルで自分のスキルと相性が良くなかったんだ」
「イザミリアって可哀想なキャラだったんだね。なおさら育てなきゃ」
「マキさん応援してるね」
零はマキと会話をしながら次々と雪子で敵ギルドメンバーを撃退していき、全滅させた。零は62勝した。そして、本戦となった。ルンルン太郎が加入したとはいえ、零、マキ、愛、ルイ、ルミ、アカリ、斎藤の合計8人しかいない。相手は100人。勝てる訳がない。雪子以外のキャラではだが。
「凄い。ルンルンさんと愛さんが30人の敵を倒して雪子が残りを全部倒した」
「私が倒したのは16人よ。ここ重要なとこな」
「という事はルンルンさんが14人で零さんが70人ね」
戦いは雪子無双だった。冷気スタックが累計10になるとダメージ減少が70%となり、敵全員に追加ダメージが500%の毎秒。専用武器でスタックが増える度に15%攻撃力上昇。魅力的なスキルが揃っている。
だが、味方も全滅させていた。まだ弱い人もいるのでさして問題なかったが。というか、雪子の追加ダメージの前に既に味方は全滅していたし。
「零さんお疲れ様。やっぱ雪子は最高ね」
「イザミリアもいいけどね」
「えへへ。イザミリア5枚も出てるんだ」
「マキさんそれは凄いよ。絶対育てるべき」
「雪子の吹雪にも耐えられるかな? 攻撃力と防御力を敵から奪うし」
「そうだね。味方の中では最後まで残ってたし行けるかもね」
「そしたらさ、零さんのパートナーになれるね」
「そうだね。相性いいと思う」
「ずっと一緒にいようね」
「うん。ずっと一緒にいよう」
零は勘違いしていた。ゲームの話からいきなり現実の話にしているマキの不思議な話術に完全にしてやられた。マキは他のギルメンも気がつかないくらいスムーズに告白を成功させていた。
零は気がついていないが、マキは鼻血を出して興奮している。わしはこの流れをいいと思う。麗奈よりマキの方がいいと思う。麗奈は浮気したら殺すと言うし、しかも本気だ。え、それってまずくない? 零君が麗奈に殺されてしまう。やっぱりマキは無しで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます