おまけ 設定集②
ギフト解説 - 2
今回は
前回のおまけと同様、読まなくても本文を楽しむのに支障はありません。
(なので飛ばしても問題ないです)
こういうのがお好きな方はどうぞ。
◎
『魂の形質に応じたその人固有の特殊技能』。
先代文明末期、
現在ではすべての人間が例外なく、なんらかの
名称と使い方は魂に刻まれており、誰に教わらずとも本人にはわかる。
ただし、人間の数だけ違う能力があるという訳ではない。
能力によって多寡が存在し、ありふれた
故に、
ちなみに国の管理する戸籍には
これは個人情報管理のためであるが、「
◎
基本的には「
あらゆる人間に職業選択の自由があり、人々は自分のやりたいこととできることを秤にかけて職業を選ぶ。
ただ、その「できること」の中に
が、たとえば『火炎魔術』の
幾つかの例外は、専門職、研究職、自由業(冒険者もこれに含まれる)、など。
(たとえば通貨偽造防止の術式を組むには特定の
そういう意味では「社会システムを作る根幹の部分では
また社会通念として「その人がどんな
自分から明かす分にはともかく、明かしていない人に対して尋くのはマナー違反。
ただし冒険者などは
ちなみにこの社会通念は、
◎
・
無作為に十人くらい人を集めたら一人は持っている……といった程度の頻度で見られるもの。
ありふれているからといって使えない訳ではない。むしろ多くの人間が持っているというのは社会において強みでもある。
『収納』『筋力増強』など。
・
無作為に百人くらい人を集めたら一人は持っている。
(現代日本でたとえると)学校で三〜四クラスにひとりしかいない、と考えると珍しい感じもするが、人口千人の村にも十人はいる、と言い換えるとそんなに珍しくはない。
『治癒』『霊的感知』など。
・
この辺りから、一般社会的には「珍しい
ただ、冒険者の中ではけっこうあり触れているためそんなに珍しがられない。
(冒険者は希少度の高い
『鷹の目』『
・
ここから先は「知人にひとりいると話の種になる」レベル。
「あそこの息子さん、
そのせいか、自分が選ばれた人間だと勘違いしてしまう人もちらほら。
『隠蔽結界』『魔力増幅』など。
・
単位が「1万人にひとり」から一気に「100万人にひとり」に飛んでいることからもわかるように、ここから上は珍しさのレベルが違う。
「100万人にひとり」となってはいるが、実際は100万人集めてもいるかどうか……という感じ。
ヘヴンデリートのように「迷宮攻略のために希少な
『
・
『歴史に「かつていた」と記されている』
『存在は確認されている』
『国のあらゆる資料を漁っても見当たらない』
『同時代において世界でひとりしかいない』——。
そういったレベルの
『
◎その他Tips
・
あるにはあるが決してイコールではない。
そもそも「
(たとえば
ただ、希少な
・
しない——と、されている。
少なくとも作中の歴史上においては確認されたことがない。
また「類似の
ちなみにグレミアム王国(ヘヴンデリートの所属する国家)の国王が持つ
・犯罪に使えそうな
表向きには「そういう差別はあってはならない」という社会認識。
社会を上手く回すには「犯罪に使えるような
もちろん、
ただやはり「表向きには」であり、そうならないように社会は配慮しているが、とりこぼしはどこにでもあるし、人の感情までは束縛できない。
地方の田舎に生まれた『隠密』持ちが「盗人の
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明日の更新から第4話が始まります!
引き続きよろしくお願いいたします。
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