第4話

イタズラが始まった日から4日経ち休日となった。

今週は人生の中で1番疲れたと言っても過言ではないだろう。

千秋さんのイタズラは落ち着くどころかヒートアップしていた。

なので今週はやけに疲れた。

(風呂はいって体休ませよ)


「母さん俺風呂入るね」


「あら、今日はやけに早いわね」


「あぁ、今週はやけに疲れてね....」


「何かあったの?」


「高校生活は色々忙しいものでね」


「そうなのね。なら風呂に使って体休めなさい

ちなみに今日の夕食は悠太が好きなカレーよ」


「いつもありがとう」


俺は母さんとの会話を終え風呂に入った


「けどイタズラを続けられると困るな」


千秋さんのいたずらは授業にも集中出来なくなるし何故か俺が教師に注意されるのでなかなか厄介である


「困ったもんだなぁ」


イタズラを辞めさせなければ俺の成績にも支障がある

とりあえず今日は疲れをとるか

と思考を辞めた瞬間とてつもない眠気が襲ってきた

この後風呂で寝かけて母さんに叱られたのは言うまでもない






《千秋》


んふふー。今週はとても楽しかった。

イタズラって意外と楽しいのに気がついてしまった。ふふ。

中村くん反応が面白いからずっとイタズラできる。

ココ最近は学校に行くのが楽しいと思えている

ここまで異性と絡むのが楽しいと思えたなんて久しぶりな気がする。

今までとはだなぁー

「中学校のころは毎日されていなぁー」

私は冷えきった表情でそんなことを口にした。









《悠太》

あっという間に休日が終わってしまった。

(家に帰りたい....)

とそんなことを思いつつ俺は教室へ足を運んだ




俺の前にはいま卵焼きが差し出されている

いやゆる″あーん″と言うやつだろう

そして″あーん″をしているやつは千秋椎名。

何故こんなことになったのか説明をしよう




俺は千秋さんにいたずらをされ午前中を終わらせた。

俺は鞄から弁当を取りだした。

弁当はいつも母さんが朝早くに起きて作っているので感謝している

弁当を食おうとしたところで


「中村くん」


「どうした?」


てか中村くんって呼んでるじゃん

いつの間に。


「一緒にお昼ご飯食べませんか?」


「え?」


おっと間抜けな声が出てしまった

急に昼ごはんに誘われるからつい。

まぁさすがに昼ごはん中イタズラできないだろうし大丈夫だろう。

多分。


「いいけど」


「やったぁー!ありがとうございます」


「う、うん」


なんでこんなに嬉しがってるの?

と俺の前で千秋さんは弁当箱を開けた。

そこにはとても美味そうな卵焼きがあった。

ちなみに俺は卵焼きが大好物だ。

毎日弁当に入れてもらっている。


「卵焼き食べたいのですか?」


「え?」


顔に出てた?

俺の顔に「卵焼き美味しそう」って文字浮かんでた?


「とても欲しそうな目をしてたので」


「ほしい!」


「すごい素直なんですね」


と千秋さんが引き気味で言ったので少し傷ついた。

まぁ欲しいのは事実なので

卵焼きを前には嘘をつけないので


「じゃぁあげますよ」


「ほんと!ありがと!」


俺が箸を差し伸べようとした時

千秋さんは自分の箸で卵焼きを持ち上げ


「はい、″あーん″」


「「「え?」」」


一瞬教室の時が止まったような気がした。

クラスメイトのみんなが唖然としてるなか千秋さんだけはニコニコしていた

悪魔の笑みで。


「いや千秋さん俺自分でもたべれ」


「はい、あーん^^*」


やべぇ顔は笑っているけど顔に「食わないと殺すぞ♡」と浮かんでいるように見える

とここで俺はひとつの疑問が浮かんだ

ここで俺が卵焼き食べたら千秋さんと関節キスになってしまうぞ?

まぁ正確には千秋さんはまだ何も食べてないので関節キスにはならないのだけど


「けどそれって関節キスに」


「大丈夫です!もう1つ箸あるので!」


「準備万端!?」


まさか千秋さんこれを狙ってたのか!?

なんて策士なんだ!


「ちなみにこの卵焼きには砂糖が入ってますよ」


「なっ!」


砂糖だと......

俺は卵焼きに砂糖を入れるのが大好きだ。

もうこうなっては止められない。

恥なんて捨てろ中村悠太!

いくんだ!


「はいあーん」


「もぐ」


うま....あれ?


「ん!!!!!」


まってこれ


「辛ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」


「あはははははは!引っかかった!あはははは」


俺の前には涙目になって腹を抱えて笑っている千秋さんがいる

こいつ後で殺そう

とまそんな場合じゃなくて!水筒!

とりあえず水筒!

ってカバンの中に水筒がない!


「あ、水筒なら隠したよ」


「ふざけんなぁ辛ァァァァァァァァァ」


その後おれは水道水でなんとか辛さを耐えた。

午後の授業になっても口のヒリヒリとした感覚は消えずに千秋さんをずっと睨んでいた。

だが千秋さんは笑うのを耐えていてまったく反省をしていない様子でおれはため息をついていた。















あとがき

4話をかいてる途中に全部データ吹っ飛ばしてガン萎えしました。

なので本来とは全く違う内容になりました

千秋さんは将来鬼嫁に慣れるかもですね

別の意味で

次の話も楽しみに!





















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美少女がやたらと俺にいたずらをしてくる 瑠愛 @ruea0309

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