部屋

@HisFm

部屋

ベッドに仰向けになり、頭を枕に預けると、裸電球は暗闇でその輪郭をおぼろげにし、ぐったりと気の抜けたように吊るされている。電球コードを掴む天井は、歴代住人によるヤニで薄い黄土色をしていた。見慣れた天井である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

部屋 @HisFm

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る