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初夏色ブルーノート

初夏色ブルーノート

かこ

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★★★
★41
15人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 肥前ロンズ@「おはよう、サンテ」発売中
    4085件の
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    ★★★ Excellent!!!

    夜はやさし

    芸者の明子を、洋服姿の青年が呼び止めた。
    彼は、「智昭・クィルターをご存知ですか?」と明子に尋ねる。

    華やかな夜の街の、暗い暗い闇の部分。
    闇が深いからこそ灯りは美しく、サクソフォンの音色は哀愁を持って海風に運ばれる。
    そしてその男の瞳は、朝焼けの色をしていた。

    智昭と名乗った男と、交流を重ねる明子。
    その交流の内容は、二人が身を置く世界としては、あまりに純粋だった。
    夜は心地よい夢を見る。
    そして必ず覚めていく。

    そう言えば「明」という字は、月の光を表すのだな、と今更ながら気づきました。
    月を置いて、朝はどこへ行ったのでしょう。

    • 2021年5月16日 06:47