第十一話 双子と夏の魔物 弐
現在俺たちは、商店街のすぐ近くにあるファミレスにいる。
俺と米原は、弘人とその彼女である中城さんから、二人についての事情を訊き出すことにした。
「改めて確認するけど、あんたたちは本当に付き合ってるの?」
米原は目の前で仲良く一つのパフェを分けあっている、弘人と中城さんに質問をぶつけた。
一方、俺は、弘人に彼女がいた、という事実をまだ受け入れられず、放心状態に陥っている。
「いや、それは――」
「はい、付き合っています! 付き合い始めて、もうすぐ一年くらいになりますね」
「い、一年も……」
一年だと……?
付き合って結構経ってるじゃないか。
「あなたが璃央さんですね? いつもひろくんからお話は伺っていますよ。いつもひろくんと仲良くしていただいてありがとうございます。えーと、あなたのお名前は……」
「あ、ああ。こ、こちらこそ、弘人にはいつも世話になってるよ」
「あたしの名前は米原一紗よ。弘人とは一緒のクラスなの」
「そうでしたか! いつもお世話になってます!」
俺は中城さんのことを大人しいタイプの女性だと勝手に思っていた。
けれども、見た目とは裏腹に、かなりハキハキと元気に話すタイプのようで、弘人が口を開く前に話を広げている。
「ところで、お二人はどういったご関係なのでしょうか?」
「なんで璃央と米原はデートしてるのさ!? 璃央は僕を裏切って彼女を作ったのかい!?」
「お前がそんなこと言えた立場かよ。俺はかなり落ち込んでるんだぜ? 同士だと思ってたやつが、一年も前から裏で彼女を作ってたなんて、夢にも思わなかったよ。せめて、何か一言欲しかったぜ。あと俺と米原は、お前たちみたいな関係じゃないぞ」
いささか冷静さを失っていたかもしれない。
強い口調で弘人を責めてしまっていた。
まあ、怒っているのは事実なんだが。
「璃央と剛志に言わなかったのは、すまないと思っているよ。でも、僕に彼女ができたと知ったら、二人ともショックを受けるかなって思って……。黙ってて、ごめん!」
「確かに大なり小なりショックは受けるだろうな。けどな、今回は後頭部をバットで殴られたような気分だよ。正直に話してくれていたら、顔面にサッカーボールを食らうくらいの衝撃だけで済んだかもしれないのによ」
「正直に話しても結構痛そうじゃない?」
米原は、余計なツッコミを入れてくる。
だが、それをあえて聞き流した。
今の俺にはツッコミに反応する余裕もなかったのである。
心を落ち着かせるために、なみなみとコップに注がれたオレンジジュースを氷ごと一気に流し込んだ。
「突然だけど、中城さん。弘人との馴れ初めをあたしに教えてほしいの。実は、あたしもある人に恋をしていて、最終的には付き合いたいと思ってるんだ。成功者であるあなたを見倣いたいの」
「え!? 米原が!?」
「まあ! 米原さんも恋をしているんですね? それは素敵なことです! 私でよければ、あなたのお力になりますよ!」
「本当に!? ありがとう!」
いつの間にか、中城さんと米原の距離が縮まっているようだ。
ちなみに俺はまだ納得していない。
口の中で氷をガリガリと噛み砕いて、自分を落ち着かせているところだ。
「参考になるかどうかわかりませんが、私たちの馴れ初めを説明しますね。えーと、まずお互いの家が隣同士だったのが、そもそものきっかけですね! 幼い頃からお互いの親同士が、良いご近所付き合いをしてくれたおかげで、自然とひろくんと接する機会が多かったのです」
「そうだったの!? 家が隣同士ってなんか憧れちゃうなー」
「幼稚園、小学校、中学校もひろくんと同じでした。しかも、クラスも毎回一緒だったんですよ」
「すごい! それは、もはや運命じゃない!? こんなに仲良しなのも納得だよ!」
「しかし、そんな順風満帆な幼なじみライフも、中学で終わりを迎えてしまうことになります」
「えっ、なんで? あぁ、そっかぁ、学校が……」
「米原さんのご想像どおりです。私たちは同じ学校に通えなかったのです。私は親の意向に抗えず、泣く泣くひろくんとは違う学校に進学しました。そのせいで、一時期ひろくんとは疎遠になってしまったのです」
「それはつらかったね……。でも、今は二人とも付き合ってるよね? もしかして、二人の距離が縮まるような出来事とかがあったりしたの?」
「はい、そのとおりです。きっかけとなったのは、私たちが高校一年生のときでした。たしか、時期は四月くらいだったでしょうか。ひろくんが何かよからぬ事件を起こしたらしく、すごく落ち込んでる時期があったのですよ。それを知った私は、ひろくんを慰めてあげたいと思い、いろんなことをしてあげました」
俺と弘人は、中城さんの言葉を聴いて、同時に身体がピクッと動いてしまっていた。
中城さんが今言っているのは、俺たちが起こした黒歴史についてのことだったからだ。
そんな緊張感が高まった雰囲気の中、米原は俺と弘人をチラッと見た。
米原は俺たちを哀れんだような目で見ている。
「へ、へー。それで、弘人が落ち込んでるときに、中城さんはどんなことをしてあげたの?」
「私はですね。とにかくひろくんを可能なかぎり甘やかしてあげました! 学校が終わったら、ひろくんの家に行き、できるだけひろくんと一緒にいてあげたんです。一緒にゲームをしたり、ひろくんの好きな料理を作ってあげたり、優しい言葉をかけたり、膝枕をしてあげたり、抱きしめてあげたり、一緒に寝た――」
「あー! そこまででいいだろ恵海! そこから先は僕が恥ずかしくなるから説明しないでくれ!」
「ふむふむ……」
いかん、俺は一瞬だが弘人のことを恨めしく思ってしまっていた。
恋人になる前から、そんな甘々な生活を送っているとはけしからんな。
だが、その時期は俺もつらかった。
あのときは俺も瑠璃に慰めてもらったものだ。
「あたしも剛志に優しくしてあげればよかったのかな。二人はいつ幼なじみから恋人になったの?」
「そんな生活が二か月ほど続いたときにある変化があったんですよ。ある日、ひろくんから『僕はもうお前なしの生活なんて考えられない。付き合って……いや、結婚してくれ!』と言われました。それと同時に、いきなり私の唇がひろくんの唇に塞がれまして、そのままベッドに押し倒さ――」
「あー!! そこから先はダメだって! 米原もだいたいわかったよな!? 僕たちの馴れ初めはこれで十分だろ!? 今度は米原について訊かないとなぁ!!」
「あ、あんたたち、もうそんなところまで……。中城さん! いや、師匠と呼ばせて下さい!」
驚きのあまり身体が脱力してしまった。
おいおい、俺らはまだ高校生だぞ。
そういうのはまだ早いだろ。
そういえば、弘人は進学じゃなくて、有名企業で働きたいって言ってたな。
もしかして、高校を卒業したら、すぐに結婚したいってことか?
だとしたら、お前はすごいやつだよ、弘人。
尊敬しちまうよ。
「米原さんはどんな人を好きになったのですか?」
「ど、どんな人か……。や、野球部に入っていて、いかにも野球一筋って感じの人なの。毎日練習もすごく頑張っていて、試合でもホームランを何本も打てるんだよ。それに、背も高いし、筋肉もすごいの。それでいて、男らしい顔つきをしていて……」
「お、おい、米原。その特徴から察するに、そんなやつ、ウチの学校に一人しかいないじゃないか? もしかして、米原は剛志のことが好きなのかい?」
「……うん。どうやらあたしは、剛志のことが好きみたいなんだ」
米原は顔を真っ赤にして、うつむきながら小さな声で肯定した。
そんな米原の姿を見ていると、なんだか身体がかゆくなってくる。
「剛志さんというと、ひろくんと璃央さんのお友達ですよね?」
「そうだよ。僕と璃央のマブダチさ。でも、まさか剛志のことを好きになるなんて驚いたよ」
「あたしだって自分を信じられなかったよ。でも、見た瞬間ビビッときて、気づいたら剛志のことを目で追うようになってたんだ」
「それは、一目惚れってことですよね? 素敵です!」
「でも、剛志たちが変なことをやらかしたせいで、声もかけられなくて、ずっと想いを内に秘めることになって……」
「それはつらかったですね……」
「答えにくいことを尋ねるけど、中城さんは弘人のしたことを赦してあげられたの?」
「おいおい。それ今訊く必要あるか?」
俺は思わず声を上げてしまった。
まあ、この状況から考えると、米原は二人の仲を裂くような意図で言ったわけではない気がするが……。
「もちろん、私は赦してあげましたよ。ですが、ひろくんたちがいけないことをしたのも事実です。しかし、ひろくんたちは罰もそれなりに受けたし、謝罪もしたはずです。私が見たかぎりでは、間違いなく反省もしていました。あの一件以来、ひろくんたちは真面目に生活してるのでしょう? それなら問題ないと私は思ったのです。こちらも同じことを尋ねますが、米原さんは剛志さんを赦してあげられることはできそうですか?」
「……確かに剛志たちは反省しているように見えた。今でも一部の女子たちからは相当嫌われてるけど、あたしは赦してあげたいと思ってるよ」
俺と弘人は思わず互いの顔を見合わせた。
やはり、赦せない人もたくさんいるだろうな。
当然だ。
俺たちはひどいことをしたのだから。
その件については、本当に申し訳ないと思っている。
「大丈夫ですよ、米原さん。あなたの想いが伝われば、剛志さんもきっと嬉しいはずです。まず、あなたの赦しをきっかけに、話しかけてあげるといいと思いますよ」
「そうね。そうよね! あたしが剛志のことを赦した女子第一号になれば、剛志との距離も縮まるよね! ありがとう、中城さん!」
「いえいえ。私とひろくんも応援してますよ」
「そうだね。璃央はどうだい?」
「俺は最初から応援してるぞ」
「ならよかったです。璃央さんはさっきから怖い顔をしていたので、協力は難しいのかと思っていました」
俺はそんなに怖い顔をしていたのだろうか。
さすがに友達の恋路に嫉妬の炎を燃やして、協力しないなんてことはない。
俺が怒っている理由は、弘人が隠れて彼女を作っていたことだ。
まあ、そのことも、もう受け入れつつあるがな。
中城さんの言うとおり、剛志のことを赦してあげられる女子は必要だと思う。
あいつは事件以来、女子とまったく話せず、「高校生活では女子と話すのを諦める」と言っていた。
米原が赦しを与えてくれるのなら、あいつも喜ぶだろう。
俺は瑠璃に赦され、弘人は中城さんに赦され、剛志は米原に赦される。
そうすることによって、俺たちは新たな一歩を踏み出すことができるのだ。
「剛志と何を話すかは決まりね。じゃあ、まずは剛志と直接会わないと。でも、それが結構難しいんだよね。剛志は毎日野球部の練習があるし、そもそも連絡先も知らないから、空いている日もわかんないし……」
「僕が剛志の連絡先を教えようか?」
「いや、いきなり教えても変に疑われるだけだろ。まずは俺と弘人で、剛志にいろいろと訊いてみようぜ。それで、剛志の空いている日を押さえるんだ」
「そこまでしてくれるの!? ありがとう!」
「それで、その空いた日を使ってどの段階までいけるかだが……」
「それは……どうしよう……」
「これは難しいね」
俺と弘人と米原は頭をかかえて悩んでしまった。
正直俺にはあまりいい案が浮かんでこない。
どうしたものか。
「あのー、ちょっといいですか? 私に考えがあるのですけども……」
「……中城さんの考えならよさそうだな」
「さすが僕の恵海だ」
「ひろくん恥ずかしいよ」
「みんな……あたしのためにありがとね」
こうして、『第一回米原と剛志をくっつけよう会議』は幕を閉じることになった。
二回目がいつ行われるかは未定だがな。
ファミレスから出たあと、弘人と中城さんとはすぐに別れた。
これ以上二人の貴重な時間を奪いたくはなかったからだ。
とりあえず、俺と米原は中城さんと連絡先を交換した。
これでいつでも恋愛相談をすることができる。
仲良く腕を組んで帰る二人を見送ったあと、俺と米原も帰り道を歩き始めた。
「……ねぇ、璃央。あんたはいいの?」
「何が?」
「とぼけちゃって……。ならちゃんと言葉にしてあげる。そ、その、もしあたしと剛志が付き合ったら、あんたは一人だけ彼女がいないことになるけど、それでもいいの?」
「……俺のことは気にしなくていい。大親友二人に彼女ができたからって、俺たちの関係が大きく変わるわけじゃないしな」
「そうなの? 璃央って意外と大人なんだね」
言うまでもなく、これは強がりである。
内心は自分だけが置いてきぼりを食らって、かなり焦っている状態だ。
『周りが恋愛してるから、俺もその波に乗るぜ! 』という気持ちはもちろんある。
しかし、俺にはそもそもそんな相手がいないのだ。
「俺も恋愛したいぜ、とか内心思ってそうだけど」
「そ、そんなことはないぞ。人はそれぞれ自分のペースというものがあってだな……」
「瑠璃にすればいいじゃん」
「……は?」
俺は思わず訊き返してしまった。
なぜ今の話の流れで、瑠璃のことが話題に上るんだ?
瑠璃は俺の実の姉だぞ。
「だから、瑠璃を彼女にしてあげたら?」
「米原、お前なぁ。瑠璃は実の姉だぞ。俺は姉を彼女にするほど飢えてないぞ。そもそも倫理的にアウトだろうが。もし姉弟じゃなかったとしても、瑠璃は俺のタイプじゃないしな。むしろ、瑠璃には早く彼氏でも作ってほしいくらいだよ。そうすれば、瑠璃が俺にべたべたすることもなくなるだろ?」
なぜか米原は突然黙ってしまった。
それから、黙ったままずんずんとこちらに迫ってくる。
お、俺は何か地雷でも踏んでしまったのか?
「その言葉、瑠璃には絶対使うなよ」
「お、おい、どうした米原? つ、使うなよってどの言葉をだよ?」
「今言ったこと全部だよ……。わかった?」
「わ、わかったよ……」
米原は怒りに満ちたような表情をしながら、俺の胸ぐらを掴み、そう言い聞かせてきた。
次の瞬間、表情が元に戻り、掴んでいた手を離す。
反動で俺は、アスファルトの地面に転んでしまった。
「ご、ごめん。ちょっとやり過ぎた……」
米原は転んだ俺に手を差し伸べてくる。
幸い、俺は怪我一つしていない。
「いや、俺もいけなかったんだ。失言を許してほしい」
失言ってどこの部分だよ!? と思った。
だけど、言葉にはせず、なんとか呑み込み、米原の手を借りて立ち上がる。
しかし、そこから俺たちの間に流れる空気は悪くなってしまい、気まずい雰囲気が漂う。
俺たちはお互い何の会話もせずに、ただ黙々と帰り道を歩き続けた。
そして、そのまま駅前まで着いてしまったのだ。
「……璃央。今日はありがと」
米原が急にお礼の言葉を言ってきた。
さっきの出来事のせいで、俺の心は米原のことを若干拒否している。
だが、いくら気まずいからといって、相手からのお礼の言葉を無視するほど、俺はダメな人間ではない。
「おう、お疲れ……」
俺は動揺を隠して米原に言葉を返す。
もしかしたら、俺の目は泳いでいるかもしれない。
「あと、さっきは変なこと言ってごめん」
米原は俺に謝罪の言葉を述べる。
表情は真剣そのものだった。
どうやら本気で反省しているようだ。
なら、俺も真摯に米原と向き合わなければいけないよな。
「……別に気にするな。俺は米原にとって不快に思うことを言ったんだろ? それなら、お互い様だ。俺のほうこそ、ごめん」
「う、うん……」
「よし、ならこの件はこれで終わりだ。米原もそれでいいな?」
「わ、わかった。ね、ねぇ、璃央。一つ訊いてもいい?」
「何だ?」
「本当に璃央はあたしに協力してくれるの?」
「……何言ってんだ。協力するに決まってるだろ。いつも瑠璃が世話になってる、大事な友達の願いなんだ。その願いを叶えてやるのは当然だろ。それに、これは剛志のためでもあるしな」
「あ、ありがと。じゃあ、改めてよろしく頼むね」
「おう、任せとけ。そういえば、今日の会議で話したことは、ほかのやつらにも話すのか?」
「うん。みんなに話して協力を仰ぐつもりだよ」
「やっぱりそのほうがいいよな。みんなで協力したほうが成功率も上がるだろうし。ひとまず、剛志の行動については任せとけ。弘人と一緒にそれとなく探ってみるからさ」
「うん、任せた。お願いね」
「そういや、もうこんな遅い時間だが、家まで送っていかなくて大丈夫か?」
「え? 今日はまだ明るいから大丈夫だよ。気を遣ってくれてありがと」
「そうか」
「璃央って意外といいやつだよね。今日話してみてわかったよ。瑠璃がいつも璃央のことを褒めてるから、本当なのかって疑ってたけど……」
「瑠璃はそんな話をしてるのか? なんだか恥ずかしいな」
「本当に瑠璃はブラコンでさ……。いつもあんたのことを心配してるんだよ? だから、たまにはデートでもしてあげたら?」
「……善処するよ」
「あと瑠璃を泣かせたりしたら怒るから」
「お前は瑠璃の母親かよ……」
「……それじゃあ、またね」
「おう、またな。気をつけて帰れよ」
「わかってるって」
こうして、米原との一日が無事に終わったのである。
今日はいろんなことがあって大変だったな。
まさか、米原が剛志のことを好きだなんて、思ってもみなかった。
そのうえ、弘人には将来を誓った彼女がいると判明したのだ。
俺はそのことに驚きを隠せなかった。
予想外の出来事が連続で重なったせいで、俺の頭は若干混乱している。
いや、若干じゃないな。
俺の頭はショートする寸前だった。
さっきは強がっていたが、やはり俺もあいつらのように青春したい。
誰かを好きになりたい。
誰かから好かれたい。
互いに好き同士になりたい。
そんなふうに思ってしまった。
ほんの少しだが、剛志と弘人に嫉妬の感情を抱いたのも事実だ。
でも、あいつらを見ていると、なぜか応援したくなる気持ちが湧いてくるんだよな……。
「……彼女か」
俺はボソッと独り言を呟いたあと、夕暮れの帰り道を独り寂しく歩いたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます