ビーストトリマー~よろずトリミング承り〼~

作者 水野 ナオ

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★★★ Excellent!!!

【物語は】
様々な動物を扱うトリミングサロンが、どんなところに建てられているのか、 その理由などが語られるところから始まる。80年前に建てられた場所だが、現在はある三姉妹が引き継いでいるようだ。

【トリミングサロンと三姉妹】
三人にはそれぞれ得意なものがあり、それによって役割も決まっているようである。この物語は恐らく、ファンタジーの世界にトリミングサロンがあったなら? というIFの世界観がベースなのではないかと感じた。
しかしながら、トリミングを行う動物の種類が変わるからと言って、トリミングを行う方法は現実世界と変わらないし、行う側の人間の意識が大きく変わることは、無いのではないかと思った。それは、動物が好きだからという気持ちの面のことを指している。

三姉妹の役割が語られる中で、彼女たちの性格も明らかになっていく。三人は姉妹ではあるが、それぞれ性格が違うように感じた。つまり、三人のやり取りにも見どころと魅力が詰まっているという事である。しかしながらこの物語の、メインとなる部分は動物とのふれあいやトリミングについてだと思う。

【登場人物の設定について】
この物語では冒頭の方に、登場人物紹介と名前の由来についてなどが資料として置かれている。

*補足
宗像三女神(むなかたさんじょしん)は、宗像大社(福岡県宗像市)を総本宮として、日本全国各地に祀られている三柱の女神の総称である。
宗像市(むなかたし)は、福岡県の宗像地方(福岡地方北東部)に位置する市である。北九州・福岡大都市圏に属す。(ウィキペディア調べ)

つまり由来の宗像三女神が祭られている宗像は、福岡県にあるという事である。そして、三女神が由来だという事は、なにか因果関係を物語の中に用意しているのかも知れない。あくまでも、これは憶測の域を超えないが。

【トリミングと同時に進むのは?】
この物語では、トリミングの仕… 続きを読む