出てきません、除霊キック。ひとこと紹介詐欺。訴えないで。悪ガキどもが調子に乗っていわくありの首無し地蔵探検隊に出発します。霊とかが見えちゃう主人公の女の子が巻き込まれ。やっぱり首無し地蔵でヤバいやつが登場して。とばっちりの主人公が狙われて。キャー! です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(307文字)
幽霊や妖怪が見える女子小学生の主人公。転校先のクラスでも馴染めずにいると、とある噂話が聞こえてきて……。ぼっちな主人公の周り人たちと目に見えない者たちとの関わりを、スピード感あふれるタッチで描いていきます。最終話でも、これから世界が広がっていきそうなわくわく感がありました。
幽霊が見えるヒロイン。だけどみんな信じてくれません。放課後、噂の首無し地蔵を見に行くことになります。ヒロインの真っすぐな性格がいいです。同題異話のテーマにぴったりな話でした。
怪異が見える所為で周りの人から距離を置かれている主人公。みんなの輪の中にいたいなら、言わなきゃ良いし、助けなきゃ良いのかもですが……優しい主人公は思わず忠告したり、怪異から周りの人を守ろうと行動してしまいます。すごくいい子なのに、誤解されちゃうところが切なかったです。でも、ラストでそんな主人公だからこその展開が待っていて、胸アツ!妖怪と人間とのトラブルを描いたお話がお好きな方にオススメの短編です☆