第107話 特殊能力と雪祭り

 早々に追い返されたリカルドは自宅の地下で日本版の姿に戻り肩の力を抜いた。


(歳は樹くんに近いと思うけど……あの子はなんていうか、これぞ思春期って感じだなぁ……)


 ルゼの情緒が安定していなかったのは思春期云々の問題ではないのだが、リカルドはでもまぁ若い子ってあんなもんかねーと呑気に思考を流して階段を登った。そしてちょっと一休みしようかなとキッチンを覗くが、そこにはもう樹の姿もシルキーの姿も無かった。

 散髪イベントは終わったのか……と、終わっていて良かったようなやっぱり見たかったような気持ちになるリカルド。

 暫しぼやーと樹とシルキーが準備していた場所を眺めていたが、お茶でも淹れようと再起動して、茶葉を置いている棚に手を伸ばしたところでシルキーがふわりと現れた。


〝おかえりなさい〟

「あ、ただいまシルキー」

〝お淹れしますね。少しお待ちください〟

「ありがとう」


 自分で淹れるよりもシルキーが淹れてくれた方がおいしいので有難く椅子に座らせてもらうリカルド。

 シルキーがお茶を準備する後ろ姿を何とはなしに見ながら、今日からルゼのところに通うとして時間は30分から1時間、内容は前回の続きで感覚を掴むところからかなと予定を考える。


〝リカルド様〟

「うん?」


 ルゼの訓練内容から意識を戻せば、シルキーがリカルドの前に小さく畳まれた布を差し出していた。

 反射的に受け取って見ればハンカチのようで、隅には綺麗な鳥の刺繍がされている。デフォルメされたものではなく写実的な感じの精巧な刺繍だ。

 相変わらずシルキーは綺麗な刺繍をするなぁと思ってリカルドが見ていると、シルキーが苦笑して告げた。


〝今朝、本当はそれをお渡ししたかったそうですよ〟

「渡し……え?」


 言葉の意味を理解したところでそれがリズが作ったものだと気づき、驚いてシルキーを見るリカルド。


〝これまでの事を謝罪したかったそうです〟

「謝罪?」

〝リカルド様の事を何かの思惑があって自分を生かしているのだと疑っていたそうです。頭ではよくして貰っているとわかっていてもどうしてもそう思ってしまう事を止められなかった。それが申し訳なかったと〟

「あー……」


 そういう謝罪か……と頭を掻くリカルド。

 その事については虚空検索アカシックレコードで確認する度にわかっていた事だ。それに無意識に怒りをぶつける対象を欲して心が動いてしまった事だともわかっているのでリカルドとしては特に怒りも何も感じない。むしろどうにか折り合いを付けてこうして行動出来るだけの精神状態になったんだなとその前進具合が喜ばしかった。

 その点は喜ばしかったのだが、謝罪だと渡されたハンカチを手にリカルドは困ってしまった。


(えっと………で、これはどうしたら……?)


 隠すまでもないが親族以外の女性から何かを貰った経験など学生時代の義理チョコと社会人になってからのばら撒きチョコぐらいしかないリカルドである。こんなしっかりした物品など当然ながら一度も貰った事が無いのでどうしていいのかわからなかった。

 

「……シルキー、これ何かお返しした方がいいのかな?」


 悩んだ末にチョコと同じ発想で尋ねるリカルドに、シルキーは静かに首を横に振った。


〝お礼を言われたら十分だと思います。むしろ何かを返されたら困ってしまわれるかもしれません。謝罪の気持ちですから〟

「……お礼」


 意識せず言うのは簡単なのだが、改まって言うとなるとなんかハードル上がるな……と尻込みするリカルド。経験不足が露呈する死霊魔導士リッチである。


〝リカルド様、それでその刺繍についてなのですが〟

「ん?」


 シルキーが手を伸ばしたので渡すと、シルキーは丁寧にそれを開いて刺繍の部分がよくわかるようにしてリカルドに見せ――そこで初めてリカルドは違和感に気づいた。


「んん?」


 目を細めて刺繍に顔を近づけると、ほんの僅かだが刺繍の部分に何かの力が働いているような感覚を覚えた。すぐに鑑定してみれば『熱き風の息吹が込められた守護布』と出た。


(熱き風の息吹……?)


 その文言の羅列に既視感を覚えて時を止めるリカルド。虚空検索アカシックレコードで確認をすればよりはっきりとした事がわかり、時を戻した。


「これ、精霊の力が乗ってる?」


 問いかけの形は取っているが、虚空検索アカシックレコードで既に確認済みなのでそうだとわかっている。だが人が精霊の力を扱える事に驚いて思わず聞いてしまった。


〝はい。そうだと思います〟

「って事は……あれか。リズさんはこの国の人達と同じ緑の手の持ち主って事か。いやこの場合、緑の手じゃなくて炎…風の手? まぁ呼び方は何でもいいけど………驚いたな」


 シルキーに返されたハンカチを改めて翳して見るリカルド。

 緑の手の持ち主の場合は植物の育成にブーストを掛けるが、リズの場合は火に対する耐性を付加するものだ。四隅に刺繍が施されたそのハンカチは、それだけで焚き火程度の火であれば燃えなくなっている。


(そういやハインツってファガットの出身だっけ?)


 ふとリカルドの頭に思い浮かんだのは神族と言って差し支えない先祖返りをしてしまった王弟の顔。

 ファガットにはひょっとすると精霊の力を持つこういう人が一定数いるのかもしれないなと想像した。


〝この先これを仕事として働けないかと考えておられるようなのですが〟

刺繍これを仕事に?」

〝はい〟

「確かに綺麗だもんねぇ」

〝これをそのまま出すとなると問題になりませんか?〟

「……確かに」


 綺麗だもんねとか言っている場合ではなかった。

 然程強い耐火の力ではないが、それでも特殊な布である事には変わりない。見る者が見ればその技能の持ち主であるリズを欲しがりそうだなと思うリカルド。

 シルキーの現実的な指摘を受けて時を止め、虚空検索アカシックレコードで確認を取ると、幸い問題となるケースはそこまで多くはなさそうだった(それなりにこの手の品物が市場に出回っており、物凄く貴重というわけでもなかった)。ただ確率の問題なので絶対に大丈夫と言い切れるわけではなく、そうなると何かしら守ってくれる所で働くのがやはり無難ではあるように思えた。


「全く問題ないとは言えないから、どこかしら後ろ盾になりそうなところで働くのが安全かもしれないかな。個人的には教会が一番安全だと思うんだけど……」


 教会には慈善活動として寡婦や事情のある者を受け入れる場所があり、互いに助け合って生活しているので何かあった時にもすぐに気づけて貰えるという利点がある。なのでいずれはそこで生活してはどうかとリカルドは考えていたのだが、これには少々問題もあった。


 シルキーは呟きを途中で止めたリカルドに同意するように頷いた。


〝それは難しいように思います。教会が崇める神を嫌悪している様子が見受けられますから〟

「だよねぇ……」


 溜息をついて頬杖をつくリカルド。

 リズが神を嫌悪している理由はあれだ。これまでの境遇で神に祈らなかった事があるかという話で、つまり祈って祈って、しかしその祈りは届かず何度も絶望に叩き落され、そうなると信仰心など無くなるどころか逆転してマイナスの感情を抱くのも仕方がなかった。 

 虚空検索アカシックレコードで見る限り、それも時間によって和らぎそうな可能性も見受けられるのだが、だとしても今すぐ話題に出すのは悪手でしかない。


「まぁでもこういう力があるっていうのは何かしら道が広がるからいい話だよ」


 最悪教会がダメでもこういう特殊な素材を手掛けてるところもあるだろうし、無ければどうにかして作ってしまえばいい話だからとリカルド。この辺りは相変わらずの切り替えの早さである。


「仕事として考えてるなら練習とかしたいかな? 糸とか布とか足りてる?」

〝足りてはいますが、少し種類を増やしてもらってもいいですか? こちらでは珍しいやり方があって私も教えてもらっているんです〟

「いいよいいよ、どんなのがいい?」


 シルキーは少しお待ちくださいと言って沸いた湯でお茶を淹れ、ストックしてある焼き菓子と一緒にリカルドに出してから姿を消し、すぐに籠を抱えて戻ってきた。

 そうしてリカルドの隣に座って籠をテーブルに置いて糸と布を出して、どういうものが欲しいのか一つ一つ今あるものを比較に説明を始めた。

 お茶をすすり焼き菓子を齧りながらその話を聞いていたリカルドは、途中でこれ覚えられないぞとメモを取り出した。シルキーはそれを見て書きましょうかと提案したが、そうするとただ黙々とシルキーが書くのを黙って見ている事になるのでリカルドは首を振った。説明をしていたシルキーがとても楽しそうだったのでそれを止めたくないと思ったのと、単純に楽しそうにしているシルキーを見ているのが楽しかったので。

 冬の日が差し込むキッチンで聞き慣れない糸や布の名前に四苦八苦しながら一生懸命書き留めて、そうしてその作業で午前中は過ぎていった。


 おつかいメモの作成を終えるともうお昼で、お昼はリカルドの希望で中に具材を包んで揚げ焼きにしたピザとなった。

 部屋で武具の手入れをしていた樹(かなり髪が短くなってスッキリしていた)も出て来てワイワイしながら包んで(ロシアンルーレット的に激辛を作ろうとしてシルキーに食べ物で遊ばないでくださいと怒られた)、出来立てを樹と二人で仲良く食べた。

 ちなみに完成したピザの内、不格好なのは全てリカルド作である。確実に料理スキルが上達している樹であるが、地味に勇者というオールラウンダーとしての素質がバフを掛けていたりする。実に平和な素質の有効活用である。


「あ、そういえばリカルドさんは雪祭りって知ってます?」


 手際よく昼ごはんの後片付けを終えたところで、さて買い物に行くかと買い物籠を持ったリカルドに樹が思い出したようにそんな話題を振った。


「雪祭り?」

「雪を集めて固めて像を作るんですけど、今年初めてやるみたいで昨日から雪像が作られてるんです。いくつかは魔法でパーっと作ってましたけど、まだまだ作成途中なのもあって、結構いろんなのがあって面白かったですよ」

「へぇ、そんなのやってるんだ」


 と言いながら、あれ?イベントって春まで無いんじゃなかったっけ?となるリカルド。

 樹に中央広場に立派なのがありましたよと言われ、じゃあ帰りにちょっと覗いてみるよと返したが、家を出たところで早々に物影に入って時を止めてどういう事?と確認した。

 すると雪祭りの構想自体は既にあったのだが、それを実行に移すのは本来来年の予定であった事がわかった。前倒しにしたのは先日起きた貴族の捕縛騒ぎを発端とする貴族への悪感情を抑える(又は逸らす)目的の為で、リカルドが虚空検索アカシックレコードで調べた時はグリンモアの王都で確定しているイベントという条件だったので、ギリギリ決定前で引っかからずすり抜けていたのだ。

 それから雪祭りなんて日本あっち風だなと思ってついでに調べてみれば発案者は案の定あの婚約者殿で、あぁさもありなんと思うリカルド。


(でもまぁこれでラドの話からも意識が逸れるかも?)


 そう考えれば雪祭り様々かもなと、ちょっと気が楽になってリカルドは糸や布を販売している店へと向かった。

 店に着いて入ればもう何度かそこで買い物をしているので店員にはあぁ旦那と普通に声を掛けられ、リカルドの方も自分で沢山ある糸や布の中から目当てのものを探し出すなんて芸当は出来ないので、メモを片手にこういうものを探しているんだけどとすぐに相談した。

 店員は慣れた様子でちょっと待っててくださいとメモ自体を受け取って、店頭とバックヤードからいろいろ取り出してきてカウンターの上にどんどん積んでいった。その量、リカルドの想定の数倍である。

 え、あ、え……多いな……と、ちょっと圧倒されるリカルド。

 これで全部ですとやり切った感を出す店員を前にリカルドはちょっと間を置いて考え、じゃあ全部貰いますとあっさり試合放棄した。お前シルキーの話をあれだけ聞いといてちゃんと品物を見ないのかよ、という突っ込みは最もなのだが所詮手芸に詳しくない男である。どれが目的のものなのか似たものがあり過ぎて見分けなどつく筈も無かった。これだけ買えばどれか当たるだろという安定のザル思考である。


 お買い上げありがとうございます!と非常にいい笑顔で店員に見送られて店を出たリカルドは、買い物籠にこんもりしている糸類と風呂敷状のものに包んで貰った大量の布類(明らかに刺繍の練習で使うには過多)を抱えてさっさと路地に入って空間の狭間に仕舞った。

 さて、これで買い物も無事(?)に終わったし、件の雪祭りとやらを覗いてみようかと気になっていた中央広場へと赴けば随分と賑わっていた。

 まだまだ作業途中の大きな雪像もあれば、完成していると思われる雪像もあり、それを見物に来ている人、そして作成途中の雪像を削り出している作業中の人、両者を客にしようと露店を出している人となかなかの盛況ぶりである。


 さてはてどんなものが作られているのかなと近づいたリカルドは——思わず内心笑った。

 日本だとかまくらを作ったり歴史的建造物を作ったり、キャラクターものを作ったりしているのをテレビで見た事があったのだが、グリンモアのそれは野菜だった。

 大きな籠にいろいろな野菜が山盛りにされている構図のようで、実に農業国家らしい雪像になんだか安心感すら抱くリカルド。

 他にも鍬を振り上げた勇ましい男性のようなもの(作業途中で鍬の部分が無残に崩れ落ちて悲鳴が上がっていた)や、果樹のようなものを模したもの、何かの植物を模したもの、そして――龍と人らしきものもあった。


 見た瞬間、マジか……と立ち尽くしてしまったリカルドだが、まぁこれだけ話題になっていれば題材になるのは当然であった。

 日本であれば死者が出ている話題をその話題が沈静化する前に雪像の題材にするなんて事は早々しないだろうが、この世界ではそんな忖度は為されない。基本的に大きな話題になったものはいろいろな形で各地へと伝達されるので、暗黙の了解で伏せるなどという思考が働かないのだ。

 龍と二人の人物を作成している商業ギルドも悪意など無く、人目を引きたい気持ちもあるが、それだけの偉業を成してくれた人物を讃えるという意味合いで題材にしているところが大きい。


(いや……えー……これアリなんだ……)


 マフラーで隠した口元を上から押さえ、カルチャーショックを受けるリカルド。

 ある程度虚空検索アカシックレコードで劇やら唄やらの題材にされる事は認識していたリカルドだが、まさかこんな楽しむ為の祭りの出し物にまでなるとは思っていなかった。

 だがここまで作られてしまっていては今更どうする事も出来ない(催眠等で題材変更させるには作業着手している今からでは遅過ぎる)。そうなると気になるのはこの作品はいつまで溶けずに残るのだろうか?という点だった。


(ラドが帰って来る頃には溶けて……ないよな)


 出来上がった雪像に魔法を掛けて固定している魔導士の姿があるので、気温の上昇程度では崩れる可能性は無さそうだった。そっと物影に入って時を止めて調べれば、5日後から祭りが開催され、その期間は7日間だった。合計して今から12日間。確実にラドバウトが帰って来そうであった。


 時を戻して再び龍と一緒に人物らしき塊が二つ寄り添うように作られている雪像の前に戻り、腕を組み唸るリカルド。せめてラドバウトの目に入らないように誘導するぐらいしか出来る事はなさそうだなと考えていると、龍の鱗を彫っている男達の会話が何の気なしに耳に入って来た。


「お前これ使ってまた女ひっかけるつもりだろ」

「ぁあ? アホか。こんなもん使わなくても俺なら一瞬で女なんか落とせるに決まってるだろ」


 聞こえてきた些かアレな内容に、一瞬で落とせるって……と思わず心の中で失笑するリカルド。一瞬で落とすなど漫画やアニメ、小説の中でしか起こり得ないと現実をよくよく知っている悲しい奴である。


「お前なぁ。これだから顔がいい奴は」


 相方の呆れた声に、ほうほうどんだけ顔がいいんだ?とちょっと興味が湧いてその顔を見て――


(あ。マジでいい)


 その男はリカルドから見てもグリンモアの美的感覚から言っても美男であった。

 リカルドがグリンモアの住民に阿りまくって作ったグリンモア版リカルドとは少々タイプが異なるが(男は骨格のしっかりしたガテン系で、リカルドはそれに比べれば線が細い)、こちらも捲った袖から覗く腕には実用的な筋肉がしっかりとついており、髪色と目の色は煌めくような深碧。光を浴びて透き通った宝石のような綺麗な色味をしているそれは、まさしくこの国で好まれるものだ。顔の詳細については言わずもがななので割愛する。


「ふっ、僻むなよ」


 ニヤニヤしていても顔が良くてニヤニヤに見えないその顔に反射的にイラっとするリカルド。モテた試しが無い者の性である。


「なんでこんな奴に騙されるかなぁ」


 隣でため息をついている男はその男に比べれば褪せた抹茶色の髪と大きめの鼻が特徴的な顔立ちで、うん、こっちの奴は安心感があるなと勝手に仲間認定するリカルド(いつも通り失礼)。


「三股、四股なんて余裕だってのに気づきもしないんだから」


 三股四股?!と反射的に聴覚が反応してしまう出発点にすら到達できなかったリカルド。


「馬鹿だな、俺くらいになると一人の女だけに構ってたら他の女が可哀想だろ?」


 三股四股でも現実からかけ離れたファンタジーなのに、可哀想……??と段々異星人に遭遇したような感覚に陥いっていく人外リカルド


「それにバレても、どうしても縋られて無碍に出来なかったんだ、でも本当に大事なのは君なんだって目を見て言えばすぐに納得するしな」


 軽く笑う男が理解不能すぎて頭痛(妄想)を覚え、推定被害女性達には後で浮気の証拠映像でも虚空検索アカシックレコードで盗撮(?)して送っておこうと考えて背を向けるリカルド。

 触らぬ神に祟りなしではないが、こうも生息域の異なる人種とは近づかない方が変な精神的ダメージを受けなくていいだろうという防衛本能が働いた。


「こんな居るかどうかもわからない英雄なんかよりも身近に居る俺みたいなのがモテるんだよ。だいだい英雄とか言ってるけど結局女を死なせただけの男だろ? なんでこんなに持ち上げるのか俺からすれば気が知れないね」


 足が止まった。

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