第68話 いざ討伐! と、思ったけど

 翌日もリカルドは樹を見送った後、リッテンマイグスと鎧に込める機能について語り合った。

 例えば鎧を完全に着込んだ状態での環境変動抑制機能なんかは話しながら組み込む事に決まった。ざっくり言うとエアコンだ。暑ければ涼しく、寒ければ暖かくするという機能なのだが、最初に聞いた時にはなぜその機能を?とリカルドは思っていた。

 何故ならヒヒイロカネ自体が物凄く熱伝導率の低い金属なので、機能をつけなくとも鎧が熱くなったり冷たくなったりする事がないからだ。たとえ砂漠や氷山に行ったとしても金属製鎧特有の凍傷や火傷の危険はないとリカルドは考えていたのだが、リッテンマイグスからSランクなら普通にブレス攻撃を受けるため、顔や隙間から空気が熱せられてダメージを受けると説明され、なるほどと納得。常時その機能を展開する必要はないが、その機能の有無で戦闘の幅が広がるという事で条件付きで組み込んだ。同じように、雷撃に対してもヒヒイロカネ自体は絶縁体で高い防御力を誇るが、魔力を補填するために露出させているミスリル部分や隙間は雷を通すのでこれも追加した。

 しかしいろいろと機能を追加していくと、今度は戦闘中にガス欠を起こす可能性が出てきたので、継続戦闘時間を伸ばすために自動的に周りから魔素を吸収して魔力に転換する術式も新しく作って組み込んだりもした。

 まだ完成品ではないので魔改造と言うにはおかしいが、確実に現時点でのオーパーツになりつつあるラドバウトの鎧(予定)である。


 そうして設計が完了した後はまずリッテンマイグスが鎧を形にして、それからリカルドの出番となる。鎧の形にするのに一週間はかかるのでそれまでリカルドは暇だ。

 そうなってくるとリカルドの頭に浮かぶのは、ギルドで討伐依頼を受けて来いと言われた事だった。

 若かりし日の夏休みの宿題のごとく気が重いのだが、ギルドに変に見られても嫌なので行くしかない。

 渋々翌日の朝にギルドに出かければ、朝の混み合う時間帯に丁度辿り着き、もうそれだけでテンションはダダ下がりだった。

 少し離れたところから入り口を眺め、人と人の肩がぶつかり合いそうな程出入りが激しい様子に、あそこに突っ込んでいくのは面倒臭いなぁとマフラーを口元まであげて思うリカルド。日本で満員電車に毎日乗っていた記憶は既に遠い彼方らしい。

 いつまでも眺めていても始まらないので、いざ入ろうと覚悟を決めて行った。その時ちょうど前からきた三人組の一人にぶつかりそうになって避けたら、黒髪を高いところで結んでいる男に頭を軽く下げられた。


「失礼した」

「あ、いえ、こちらこそ」


 姿勢のいいピシッとした謝罪に思わずリカルドも会釈して通り過ぎたが、男が着ていた外套がどことなく羽織っぽい形のように見えて振り返り、その後ろ姿にいやそうでもなかったわと首を振って掲示されている依頼を見に行った。

 ごみごみしている前の方に行くのが億劫で、少し後ろから視力を強化して何があるのか見るが、常時依頼は変わらない。他の依頼も討伐ばかりで目が素通りしようとしてしまう。不死者系の依頼も二件あるが、するりと目が滑る。


(………ランクを上げるのって点数制なのかな……それとも依頼をこなした件数なのかな……?)


 どうせなら効率的に、なるべく早くやりたいリカルド。極力嫌な事はやりたくないわかりやすい思考である。

 なんでも相談の窓口のごつい職員が座る受付に並び、数分待っているとやがてリカルドの番になった。


「あの、少し質問があるんですが」

「はい。どうぞなんでも質問してください」


 ごつい見た目とは違い物腰丁寧なこの男性職員、リカルドが幽霊屋敷の依頼を受けた時に対応した受付の職員だ。リカルドの事をしっかりと覚えていたので、やばい奴が来たと反射的に模範的な職員の対応になっているのだが、リカルドは気づかずええとと質問を口にした。


「ギルドのランクは依頼によって上がりやすかったり上がり難かったりしますか?」

「昇級条件はランクによって異なります。詳しく説明いたしましょうか?」

「あ、お願いします」


 ドキドキしながら男性職員は手元の引き出しから紙を取り出してFランクからSランクまでを縦に書き、話しながらその内容を書いたランクの横へと書き込んでいった。


「下から順番に説明します。まずFランクですが、FランクからEランクへの昇級条件は依頼の達成件数が二十件になる事です。次にEランクからDランクへの昇級条件は二十件以上の討伐依頼を含める依頼達成件数が三十件になる事です。DランクからCランクへの昇級条件は四十件以上の討伐依頼を含める依頼達成件数が百件になる事です。ここまでは宜しいですか?」

「大丈夫です。件数をこなせばいいんですね」

「はい。加えて、特定の依頼に関してはこの件数が加算される場合があります。例えば長く依頼に出されているものや、特定の技能を必要とする特殊な依頼がそれにあたります」


 リカルドの場合、死霊屋敷の一件で十件分の依頼に相当しているのだが、男性職員は自分があの時の受付だと気づかれなくて黙っていた。


「CランクからBランク、BランクからAランクへの昇級条件は同じです。

 どちらもギルドが指定する依頼を五十件達成する事ですが、この指定の中に討伐が困難とされる魔物の個体が含まれている事や、難易度の高い護衛依頼が含まれる事ををご承知おきください」


 勝手に普通の討伐や護衛を想像されて、そんな話聞いてないとか言われたら困るので男性職員は注釈をいれる。それにリカルドはふんふんと頷いて聞いていた。


「最後にSランクへの昇級条件ですが、一般的には普通には到底討伐困難な魔物の討伐を行った者、または緊急的な状況下においてそれを打破した者、またはギルドに多大な貢献をもたらした者などが審査対象となり、各地のギルドマスターの過半数がそれを認めた場合にSランクと認められます」


 ふんふん聞いていたリカルドは、ふん?と途中で首を傾げた。


「かなり解釈に幅を持たせているんですね」


 リカルドとしては責めるつもりで聞いたのではなく感想として言ったのだが、男性職員の方は結局ギルドの匙加減なのかと言われているように感じて言葉に詰まった。


「……Sランクはそれだけでギルドを代表とする人物となりますので、慎重に慎重を重ねた上で決められます。数年、誰もSランクになる事が無いという時期もあります」

「なるほど。まぁSランクの保持者が何かすればそれだけでギルドのイメージは悪くなりますからね」


 慎重になるのも納得ですと頷くリカルドに、わかってもらえたとほっとする男性職員。


「ありがとうございます。よくわかりました。この紙、いただいてもいいですか?」

「あ、はい。もちろんどうぞ。そのつもりでしたので。

 ……あの、昇級を目指されているのですか?」

「ええまぁ。全然上げていなかったので」

「でしたら常時依頼の討伐をお勧めいたします」


 リカルドが幽霊屋敷を浄化できるほどの実力を持っていると知っているので、そう勧める男性職員。


「常時依頼の討伐の場合、討伐数によって達成件数が加算されていきますから、何度もギルドに足を運ぶ必要がございません。現在常時依頼が出ているのは飛兎ビショプ硬角鶏ドードー平原狼ジャビッド大穴熊グルヌスです。飛兎ビショプ硬角鶏ドードーは五羽で一件、平原狼ジャビッドは三頭で一件、大穴熊グルヌスは二頭で一件となっています。こちらでも受け付け出来ますがいかがいたしますか?」

「あ……えー……ちなみに、受付していなくて、後で討伐部位を持ってきた場合はどうなります?」

「その場合その時点で受付いたしますが、討伐部位を保持したまま手続きをする事になるので多少まわりの方の視線が集まるかと思います」


 そりゃ討伐部位を持ってたら匂いもするだろうしそうだよねと思うリカルド。


「あの、それぞれの討伐部位も教えて貰っていいですか?」

飛兎ビショプ硬角鶏ドードーの二つは肉の需要がありますから血抜きしてそのままお持ちください。平原狼ジャビッド大穴熊グルヌスはそれぞれ前足が討伐部位です」

「あし………足。……なるほど…わかりました。はい。大丈夫です。ありがとうございます」


 想像して尻込みして受付からそそくさと逃げるリカルド。

 男性職員は無事に対応が終わったと安堵してその背を見送った。受け答えが落ち着いている様子だったので、大丈夫そうだと思っていたが何事も無く終わって一安心だった。

 一方ギルド職員にプレッシャーを与えていた事も知らず逃げたリカルドは、早々にギルドを後にしていた。

 配達の荷車や仕事に赴く人の流れから身を躱しながらとりあえず王都の外へと足を向けて進むリカルド。だが頭の中は同じところをぐるぐる回っていた。

 

(……血抜きは無理。だとすると消去法として足になるわけだけど……わんわんとくまさんの足……肉球ぷにぷにの足……)


 平原狼ジャビッドはわんわんではなく狼で獰猛な見た目をしているし、大穴熊グルヌスもくまさんという見た目ではなく、そもそも熊ではない。どちらかというと鼬系の酷く好戦的な魔物だ。だがリカルドの頭の中ではわふわふともふもふが戯れていて気力をさらに削いでいた。

 リカルドなら死霊術を使えば別に己の手を汚さずとも生み出した不死者たちに討伐させて部位も持ってこさせることが可能なのだが、そもそもその発想も浮かばない。浮かんだところで生み出したくないと却下だろうが。


(やるかぁ……討伐だから絶命させた上でやらないとだよな……)


 あー……と意味もなく声を出して、気持ちを整える。

 やると決めたらやる。気合を入れていこうと頬を叩いてリカルドは街の外へと通じる門へと急いだ。ちなみにギルドで常時依頼の受付処理をしておかなかったのは、万が一無理!となった時に、キャンセルするのが恥ずかしいからだ。へたれの癖に見栄を張りたがる死霊魔導士リッチである。


 ともかくギルドのタグを取り出して門番をパスし外へと出ると、すぐにリカルドは行動を開始した。街道からすぐに外れて人気のないところまでやってくると、嫌な事はさっさと済ませるに限るとばかりに時を止めて虚空検索で平原狼ジャビッドの位置を確認、平原全体に分布しているそれらを間引き程度になるように討伐対象を絞っていく。

 対象を決めた後は転移で移動して――


「……え……どうやって殺すの?」


 灰色の毛並みをした大型犬サイズの平原狼ジャビッドを前にそう呟いた。

 あらゆる手段で殺せるリカルドだが、どうやって殺すか全く考えていなかった。

 やろうと思えば普通に風魔法で首を落とせるし、部位が分かる程度に焼く事も可能。水魔法で溺れさせることも出来るし、なんなら転移で体内に異物を送り込んで殺す事も出来る。

 もっと直接的に手の力だけで首を捻る事も出来るし、足で軽く蹴れば内臓破裂、その辺の石を投げれば穴が開く。まさにどれでもどうぞな状況なのだが、逆に選ぶ事が出来なかった。

 時を止めたままその場にしゃがみ込んだリカルドは膝に顎を乗せて弱くため息を出した。


「そりゃさぁ……この世界は弱肉強食だよ。やらなきゃやられる世界だから、こうやって人間の脅威になってる魔物は討伐されるし、それは当然の事だと思うよ。

 だけどさ……俺みたいなのにランクを上げるために殺されるってさ、どうなんだろうね」


 ね。と止まった時の中で動かない平原狼ジャビッドに語り掛けるリカルド。

 博愛主義者のような事を言って誤魔化しているが、単純に怖気づいただけだ。


「……まぁ、でも俺がここで討伐しなくて他の誰かが襲われるって事もあるしなぁ。所詮欺瞞だろうけどさ……なんつーか……なんつーか、なんだよなぁ……」


 うだうだ言い続けるリカルド。

 まだ肉が食用として使われる飛兎ビショプ硬角鶏ドードーに狙いを変更するかと迷ったところで血抜きという難関に二の足を踏み、うーと頭を抱えて唸る。やると決めたらやると入れた気合はどこへやらだ。


「もやし現代人にこういうのは無理なんだよぉ……」


 終いには弱音を吐き始めた。

 もやし現代人だった樹は達成しているのだが、そこはそれ、樹は元の世界に戻った時に生き延びれるようサバイバルを磨くという大義名分があるが自分にはそんなものないので土俵が違うと見ない振りをしている。


「…………不死者の方の依頼受けるか」


 挙句の果てにここまで来ておいて手ぶらで帰るという選択を取るリカルド。

 本当にそのまま王都へと戻ったのだが、その結果、検問の兵(出てくる時と同じ相手に当たった)にすぐに戻って来た上に手ぶらでいる事を訝しまれて引っ張っていかれ、身体検査をされ、何をしていたのか尋問され、魔物が倒せなくて逃げ帰った事を白状させられて、なんとも言えない顔で解放された。


「俺なんもしてないのに……」


 そう呟くが、何もしてないからだ。

 わざわざ魔物がいる外に出て何もせずに帰って来る者は居ない。普通なら獲物の一つでも持っているか、もしくはもっと粘って獲物を狩ろうとするのだが、その辺の事に疎いリカルドは釈然としない気分でギルドに戻った。


 再び人の数が格段に少なくなった掲示板の前に立ち、今度はちゃんと不死者関係の依頼に目を通す。

 一つはとある商会の依頼でとある物件に取り憑いている低級霊ゴーストの退治で、もう一つも貸物件で夜な夜な低級霊ゴーストが悪さをしているので退治して欲しいというものだった。

 虚空検索アカシックレコードで調べたところ、前者は商会に恨みを持ったままなくなった人物が低級霊ゴースト化したもので、リカルドが苦手とする悪霊そのものであった。後者の方はというとこちらはレイスで、酒に酔った魔導士が幽体離脱(死霊術の一種)をしようとして失敗した成れの果てであった。


(何やってんのこっちの人……)


 リカルドは、酒に酔ってレイスって……と怖さを忘れて呆れた。


「これにするか」


 選んだのは後者のレイス。なんとなくうっかりさんな気がして親近感が湧いたリカルド。怖くないかも?と根拠のない理由から依頼票を取って受付に持って行った。

 ちなみにこの二つの依頼、教会に相談したが教会がごたつきまくっているせいで対応が遅れに遅れ、ギルドに泣きついた依頼である。

 ギルドのタグを示して問題なく受付を済ませ、鍵を受け取って問題の貸物件へと向かった。場所はリカルドがつい最近行き始めた工業地区で、工房が軒を連ねる通りに近く庭は小さく建物もそう大きくない、ウナギの寝所のような縦長の物件だった。


 玄関前まできたリカルドは、ふとこのまま建物ごと浄化したら良いのでは?という案が浮かんだ。

 普通ならそんな範囲でやればアホほど力を使うのだが、リカルドにとっては見ないで済むならそれに越した事はない。夜中まで待たなくたってこの物件にいるというのなら浄化出来るよなと考えて、目くらましをかけてから一気に浄化した。

 建物は浄化の光に包まれて――


〝ぅあ!? な、なんだなんだ!? 火事か?!〟


 何やら電波が不安定な無線のようなザザッと擦過音の混じる声が聞こえてきて、バタンと玄関のドアが大きく開いた。


〝ギャッ! 太陽! そうだった駄目だった!〟


 出て来たののは足元がちょっと霞んだ男で、男は顔を手で覆って玄関の奥へと後ずさったが、浄化範囲内なので痛いのか苦しいのか、タップダンスのような動きをしながら騒ぐ。


〝なんで中も!? あれ?! ここ壊された!? いや壊れてない?! なんでなんで??!〟

「…………」


 思いのほか普通の――本当に生きている人間と足元以外は変わらない男の姿に、リカルドは一旦浄化を止めた。


「……あの」

〝うわあ!!?〟


 声を掛けたらものすごく驚かれてシュンと掻き消えた。が、リカルドは感覚でそこにいるのが分かるのでもう一度声を掛けた。


「いるのはわかりますから、はっきりと出てきてもらえますか?」

〝…………そちら、が、もしかして……浄化とか、してた?〟


 束の間の静寂の後に、おそるおそる聞いてくる声。


「しましたけど、様子がおかしかったので止めました。とにかくはっきり出て来てくれませんか」

〝……出たら浄化しない?〟

「とりあえずしません。でも出ないならすぐにします」


 はっきり見えてないとやっぱり怖いので浄化したくてしょうがないリカルド。


〝わー! 出ます出ます!〟


 すぐにパッと男が現れたが、何故か手に工具を持ってビクビクとリカルドを窺っていた。年の頃は三十頃の、どことなく草臥れた顔をしているこれと言って特徴のない普通の見た目の男だ。強いて言うならちょっと猫背気味というぐらいで、薄い黄緑の髪も深い緑の目もグリンモアの出身らしい色合いでそう珍しいものではない。


〝……えー……どうも〟


 工具を握りしめたまま会釈した男。


「どうも。私はギルドの依頼でここにいるらしい低級霊ゴーストを退治するために来たんですが」

〝あ、私低級霊ゴーストじゃないんで人違いです〟

「なわけないでしょ。依頼者がわかってなかっただけであなたの事を退治して欲しいんですよ」


 すっとぼける男に即座に返すリカルド。


〝やっぱり? そうですよねぇ……大人しくしてたつもりなんだけどなぁ……どうしても瘴気が出ちゃうから調子狂わしちゃうんだよなぁ……〟


 はぁと男はため息をついて肩を落とした。


〝しょうがないです。いずれはこうなる運命だったとわかっていますからひと思いにやっちゃってください。………はぁ〟


 怖いなぁ。痛いのやだなぁ。シルキーのごはん最後に食べたかったなぁ。と呟いた男に、うん?となるリカルド。


「あの……もしかして、あなたノルマさん?」

〝あぁはい、ノルマです。……すみません、もしかして知り合いでした?〟


 こうなっちゃったから記憶が曖昧なのかな?思い出せないです。と申し訳なさそうな男に、リカルドは違いますと首を横に振った。


「私はあなたが昔住んでいた家を買い取った者です」

〝え?〟

「その家にいくつかあなたが残した本があったんです。そこにノルマとサインがあったので。あなた魔導士じゃなくて魔道具士ですよね?」

〝あ、え……えぇと、魔導士が本職なんですが、隠れて魔道具をちょこちょこ作ってまして〟

「……なんでレイスになんてなってるんです」


 リカルドも酒に酔ってというのはわかっていた。だが、えへへと何故か照れる男が調子に乗ってそんな事をするタイプにも見えず呟けば、男は恥ずかしそうに工具をもじもじと弄り出した。


〝そ、その……作った魔導人形ハントハーベンに入って動かせたら面白いかなぁって……〟

「……魔導人形ハントハーベンの中に入ったら戻れなくなったんですか?」


 男はアハハと笑って誤魔化した。

 その通りらしかった。


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