憧れの人への、献本のために手紙を書こうとするウイルス研究者の峯岸浩太郎。しかし、相手への気持ちばかりがはやって、筆を進めることが出来ない。自分から憧れの相手へどうアプローチをするのかを考えて、悶絶して迷走する彼の心境が可笑しくとも、強く共感してしまいます。現実世界が下地となっていて、リアリティはあるものの、気軽に読みました。この先もとても気になります。