~第一章・幕開け 外伝 小学校受験の思い出~

ニヨミが小学校に入る前、名門小中学校が系列になった学校への入学を父親に勧められる。

ニヨミとしてはなんとか「外面だけでも利口と見せるため」に頑張ろうと決意をする。

そこからおはじき通し、お箸での豆拾いなど様々な訓練をすることになる。

当時算数や英会話教室などにも通っていたために自身の中で確信があったためである。

だが、そんな英会話教室にも文法表現の項目においてニヨミの人生において罠があったのは一旦置いておくが、彼女自身は何事も真剣に取り組むことにしていた。

繰り返しお伝えするが、「外面だけでも利口と見せるため」である。

喜んだのか親は「イセエビ食べ放題食堂に連れていき、奢るから頑張れ!」と激励。当時ニヨミの大好物であったイセエビを釣り餌にされたニヨミは相応に猛勉強したという。


―――やはり「賃金」と一緒で人間は産まれつき「自身への褒美」の為に全力で努力する生き物である。


大昔から「三大欲」を満たす為に人間という生き物は「努力」をする生き物である。「三大欲」以外を混ぜると人間は「努力を怠る」ようになる。というより「人生の道を踏み外しやすく」なる。

これから第二章以降においてこの内容をよく意識して読んでいただけると助かる限りだ。


彼女は「前世が魔王」であり、「幸運の女神」の護符があるから「人生において」何とかなっているが、「人類」はコレを真似していいかというと、全くもってそんなことはないのでご注意いただきたい。

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魔王から転生した最弱装備のサキュバスが世界の生き方を学ぶ @hityan777

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