少しずつ色付く小さな世界

あることが原因で登校拒否になってしまったヒロイン
よく有ることなのかもしれませんが本人にとっては心を閉ざすには十分な傷となっています。
そんなヒロインのところへ学校のプリントを手にやってきた上川くん。こちらも小さな世界で過ごす男の子。
ふたりが出会った瞬間から「生きる」ことの意味が変わって行きます。

恋と言ってしまうには戸惑いがあって足踏みするふたり。まわりからの目は少しずつ優しくそして・・・あきれ顔へと変わります。純愛って良いですね。

物語を読み進めてからもう一度プロローグを読み返したくなるポエムのような作品が楽しめますよ。

その他のおすすめレビュー

音無 雪さんの他のおすすめレビュー141