poetry_2
わたしがもし、鳥に生まれ変わったとしたら
居場所も分からない君のもとへ
行けるだろうか
わたしがもし、鈴になれたとしたら
掠れ声すら出ないわたしの叫びに
君は気づくだろうか
たとえ風に乗ったとしても
君を見つけたとしても
わたしの声は君には届かないかもしれない
でも、それでいいのかもしれない
一次関数に因ると、一度交わった線同士は
あとは離れるだけという
それならば
それならば
わたしは君と交われなくていい
永遠のすれ違いを平行に続けよう
解が出るまで
ふと鈴の音が空に届いて
わたしはその果てを見る
宇宙の果ての世界の真ん中で
見えない君に
届かない歌を
せいいっぱい歌おう
届かなくても、それで良かったんだ
詩と歌詞 じゅうぞう @jso_sog4
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。詩と歌詞の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます