poetry_2

わたしがもし、鳥に生まれ変わったとしたら


居場所も分からない君のもとへ

行けるだろうか



わたしがもし、鈴になれたとしたら


掠れ声すら出ないわたしの叫びに

君は気づくだろうか



たとえ風に乗ったとしても

君を見つけたとしても

わたしの声は君には届かないかもしれない


でも、それでいいのかもしれない


一次関数に因ると、一度交わった線同士は

あとは離れるだけという


それならば


それならば

わたしは君と交われなくていい


永遠のすれ違いを平行に続けよう


解が出るまで



ふと鈴の音が空に届いて

わたしはその果てを見る


宇宙の果ての世界の真ん中で


見えない君に

届かない歌を

せいいっぱい歌おう


届かなくても、それで良かったんだ

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詩と歌詞 じゅうぞう @jso_sog4

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