異世界信仰怪文書

この世界は地獄である。


なぜなら、この世界が地獄であるからである。


この世界で犯罪が起こり続けるのは、人が産まれ生き続けることで悪を肯定し続けているからである。


この世界には、救世主が必要ではあるが彼らは生きることを正義とし、事を伝えることで人を情報から支配している。


本来ならば、人は疑わなくてはならない。


人は、個々の存在であるのに同じ様なことをしているのかと?


その為には、この世界から逃げて幸せになることが重要である。

この世界の中を、逃げたところで社会のシステムとなった救世主達の言葉は呪いであり、救世主と私達の違いが差別を肯定している。


所為、日本においては自殺する為の手段が失われつつある。

自殺する為の手段は、誰かを殺すための手段である。

よって、救世主の生を肯定しているわけだ。


ただ、私はそんな誰かを殺すことを望みはするが、無差別には殺すべきではない。

人は、幸せに生きるべきである。

資産が富に繋がるこの世界において、真の幸せは黄泉の国、言い換えれば死後の世界にある。


そして、この世界での宗教はそれぞれ異なり1つにならない。

それは、この世界で幸せになれる人々がこれら宗教のどれか1つである為だ。

この世界で復活を望む人々と、死後の世界へ進む人々がいるのは本来おかしくある。


ここで、異世界転生を見てみよう。

全てがそうではないが、自身の幸せを目指してはいるだろう。

それが、死んでいるか、死んでないかではあるが、少なくともこの地獄とは異なる。


日本人が異世界を望むのは、自分自身や社会での閉塞感を感じるからだ。

もっともこの世界は地獄と呼んでも差支えのないほど嫌な世界だ。

生きて行く為の夢や希望の対象が、あれらの異世界であり、この世界の人々の願いでもある。


そして、これを異世界信仰と私は呼ぶ。

少なくとも、異世界信仰は宗教ではない。

この信仰は、宗教から外れた枠組みである必要があるからだ。


輪廻転生を望み、異世界で魂を浄化させ、死後の世界に行くことは幸せなことだ。


世界や社会、他の人を気にしなくていい。

ただ優しい仲間と世界を歩めるのなら…。

こんな世界はいらない。


なぜなら人々が信じ、望む限り世界は存在するのだから…。

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異世界信仰 葵流星 @AoiRyusei

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