最終話 あれから
あの事件から1か月が経ちました。
事件後に私の家では警察による家宅捜査が行われ
斗真はずっと私の家の屋根裏に
行動を把握されていた事がわかりました。
居間・玄関・廊下などにはカメラや盗聴器が
仕掛けられてあったそうです。
斗真は河川敷での事件の後、
だいたんにも 私の家に勝手に住み着いていたみたい。
そこに幽霊の私、ゆうこが来るのは想定外だったんだろうけど。
そして・・・。
現在、私は陽太と一緒に暮らしています。
もちろん 今まで住んでいた場所とは違う場所で・・・。
何故あの日、斗真だけが私の姿を見えたのか?
それは今でもわからない。
もしかしたら 誰よりも私の事を一番に必要としてくれていたのは
斗真だったのかもしれませんね。
ただ、もう幽霊はこりごりで、なるのも なって出て来られるのも
嫌なので、斗真には大人しくあの世で静かに暮らしてほしいです。
陽太は毎日優しく私を支えてくれています。
でも 時折、斗真との日々も思い出してしまいます。
もしかしたら またどこかで見られていたりして・・・。
あなたと私とあなた ヨルノ チアサ @yorunotiasa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます