おまけ人物紹介





 相馬浩史


 ゲーム世界の主人公になった本編主人公。

 コミュ障ではないが、絶対にイケルと確信を持った時にしか女性に迫れない草食系ヘタレ男子。そのため現実では彼女がいなかった。



 相田遥香


 メインヒロイン笠原玲子の隣の家で生まれ育った幼馴染で親友。

 活発な性格で警官である祖父の指導のもと、薙刀や弓道などを収めている。

 ゲーム中のセカンドヒロインであり、ストーリーの進行とともに主人公に惹かれていくが、聖なる乙女であるヒロインに遠慮してその気持ちに気づかないようにしていた。

 なおヒロインである玲子とセカンドヒロインである遥香の好感度をともに上げていくと、遥香が色々と我慢できなくなって玲子とキャットファイトを繰り広げる。

 そして二人の仲はより一層強くなって、もう主人公じゃなくて二人がくっつけよと言われるような展開が繰り広げられるが、このイベントを起こした上でどちらかをはっきり選ばなければ、ハッピーエンドにはならない。



 雷堂剣士


 心の内に熱血を秘めた好青年。ホモではないが、選択ルートによっては目覚めてしまう。ただしあくまでそれは主人公♂が迫っていくことが前提なので、相馬とそういう関係になることはない。

 師匠に見出されて古流剣術を学び、いくつかのスキルも自力で獲得している努力家。

 親にネグレクトされた過去が有り、師匠が親代わりであった。

 集落ではその人格と実力で中心人物となっていたが、それを疎ましく思う梶本に危険な仕事を押し付けられることも多く、しかし生来の人の良さからそれに従い割りを食っていた。

 不良っぽいイケメン枠だが、地味に奥手な童貞くん。

 中学の時に付き合っていた彼女とは性格の不一致で別れ(キスまではした)、高校に入ってから友達感覚で付き合える女の子に恋をしたが、友達でいることの居心地の良さから踏み込んでいけなかった。

 いわゆる良い人で終わってしまうタイプ。



 笠原玲子


 ゲームのメインヒロインではあるが、本来主人公に気持ちを惹かれ、また自身に眠る力とその使命に気づくきっかけとなるはずだったイベントが主人公(相馬)不在のまま進行したため、助けられることなく化物にレイプされた。ちなみに何故そのまま殺されなかったかはレイプ犯の火の四天王の某が死亡しているため、作者にもわからない。

 その後はちょっと心を病みつつも遥香の献身的な支えで立ち直りつつあったが、しかし異世界からの侵略、再び目にした化物たちの姿にすっかり心が折れてしまった。

 家事全般が得意なヒロインの鑑なので、避難先の集落でも献身的に働いていたのだが、物資調達のために外に出る遥香たちに負い目があり、そこを梶本に付け込まれて体を許すことになる。

 その後は遥香や剣士が帰ってこない――夜間の移動を危険視して泊まりがけの探索をすることは度々あった――夜には梶本を中心に男たちの慰みになることが増え、遥香たちが異変に気づいた頃にはとっくにビッチになっていた。

 それでも遥香は見捨てず世話を焼き、それを鬱陶しいと表面的には遠ざけながらも、内心では依存していた。

 端的に言うと、玲子は遥香が大好きです。



 師匠


 剣士の師匠であり作中未登場の主人公の父親の盟友でもあり、若い頃は魔物相手にブイブイ言っていた。ただ主人公との面識は無い。

 ゲーム中では流石です師匠という活躍を見せたあとはフェードアウトし、その後最終決戦時に一般人の避難支援で少し活躍する。

 本編では相馬が行方不明になってしまったため老骨に鞭打って魔物と戦い、また遥香たちに技を教えていたが水の四天王に見つかり殺されてしまった。

 玲子に取り憑いていたのは世界を救う可能性を秘め、いつか相馬がこの子のもとに現れるであろうという期待であって、情事を覗き見したいエロ心では決してないはずである。



 先生


 伊藤恵子先生。主人公たちの担任教師であり、人狼族の元お姫様。魔王軍の侵攻作戦の妨げになっている主人公たちへの有力な手札としてスカウトされ、生まれ故郷に帰りたい一心から魔王軍に協力する。

 本編では魔王軍にスカウトされる前に生徒たちがひどい目にあったので、協力する気は欠片もない。

 ただ生徒たち(梶本とその取り巻き)に化物扱いされたので拗ねて姿を隠し、昔を思い出して気ままに野山で狩りを過ごすようになった。たまに集落を支援しているので完全に野生に戻ったわけではない。

 相馬と絡ませようと思ったけど、尺の都合で出番がなくなったワンチャン。



 お菊


 ニャンコ屋の店主で猫又。見た目は中学生ぐらいだが、人間ではないので実年齢はもっと上。合法の子。

 異世界の住人で、スパルタの母から独り立ちできるまで帰ってくるんじゃないよとこの世界に送り込まれ、なぜか来客のない無限洞窟に店を構えた。

 相馬は初めてのお客でかつお得意様なので、最初からわりと好感度は高かった。 



 ママ


 いくつもの世界を股にかける大商人な猫又。妖怪というよりは半人半神。あるいは半猫半神?

 お菊の母親で、ゲーム未登場キャラ。

 モデル体型のスッキリフォルムな美人で、浮気症な男が嫌い。



 副官


 もとは異世界に迷い込んだ日本の女子大学生。何もわからないまま魔物に襲われたところを魔王に助けられ、そのまま保護される。

 当初は魔王よりもその奥さんになついていたが、その奥さんが長くないことを知り、また奥さんから魔王の願いを教えられ、支えになるよう頼まれてからは少しづつ魔王に惹かれていくようになる。

 その後は魔王軍の貴重は頭脳労働担当として働き、下っ端に舐められないように魔王にパワーレベリングをしてもらい今の地位に上り詰めた。

 登場時点で既に魔王とは肉体関係にあるが、魔王が亡き妻を忘れられないこと、また妹のように可愛がっている魔王の娘の心情を慮って結婚はしていないし、それでいいと思っている。



 魔王軍


 基本的には異世界侵攻を目的とした組織であり、両世界の秩序を慮っているのは魔王個人の意思。

 また軍の規律は極めて原始的であり、各々が好き勝手にやっている。

 特に四天王は魔王に怒られなければ何やってもいいぐらいに思っており、重要人物の玲子が襲われたり、副官が反逆者として殺されたりもする。

 軍とは名ばかりの荒くれ者どもの集まりだが、これでも副官が頑張ってまとめ上げた集団であり、口うるさい副官は結構嫌われてもいる



 魔王


 暴力と魔法が支配する異世界で一番強い人。二つの世界の均衡を守る使命を背負っているが、いまいちよくどうすれば良いか分かっていないので同じ使命を持っているであろう相馬と玲子を見つけ出し鍛えて何とかしてもらおうと思っていた。無限洞窟も相馬たちの修練場として彼が猫又のママさんに出資して作ってもらったもの。

もっともあくまで人間を鍛える場と言っておいたので、チートアイテムがボロボロ落ちるような仕様になっているとは(ちゃんと)聞いていなかった。

 下の方も魔王様だけどテクニックに関しては脳筋なのであまり期待できない。でも愛情と労りの心があるのでお相手の真なる魔王(ただしベットの上に限る)には満足して頂ける。

 最近娘に気になる男が出来たようなので気が気ではない。



 魔王の娘


 人間形態だと可愛い女の子で、化け物形態でも可愛い(魔物主観)女の子。

 悲恋小説や失恋ソングにはまっており、副官がよくカラオケに誘ってストレス解消をさせている。

 最近は実らない恋の快感に目覚めつつある。



 マスター


 世界の危機に立ち向かう主人公たちが集う喫茶店のマスター。

 渋いイケメンで戦闘能力などはない。ただ歳のせいで下のお腹が出始めてきており、可愛い女子校生(ヒロイン達や普通のお客さん)たちにバレないように服でごまかしており、若い女の子達に良く見られようとする事を奥さんにちくりと言われていたりもする。

 小学三年生の娘がおり、溺愛している。

 避難途中でモンスターに襲われ、妻子を遥香たちに託して逝った。



ポチ


 犬ではなく成人男性。本名不詳。

 集落で生活する女子大生の愛人で、五十代の会社役員(妻子有り)。

 仕事をサボって女子大生に顎で使われて悦んでいたところ異世界からの侵略が起き、女子大生をかばって魔物たちに襲われ消息不明となる。

 実はまだ生きており、現在は女吸血鬼の下でポチをやっている。

 明記するまでもないかもしれないが、ゲーム未登場人物であるし、物語にももちろん関わってこない。



 梶本


 喧嘩は弱いが迫力のある人相と体格で番長っぽい事をやっている。ゲーム中では何度も主人公たちに絡んではやられるかませ役で、最終決戦時のイベントでは避難し遅れた一般人を守ったりと活躍するシーンもあるが、基本的には小悪党である。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ごめん、世界滅んだ 秀哉 @shu-ya

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ