3:混ぜたら危険

 時々思うこと。

 感想とレビューと評価

 指摘と意見の押し付け、作品否定


 これの区別がついていない方が多いなぁと感じています。


 混ぜちゃ危険。

 じゃあ、なんで混ぜちゃだめ? 講座です。


1 まず、感想とレビューと評価の違い。


①感想

 感想は、主観。

 感じたこと、想った(思う)ことを作家に向けて書くもの。


 感想には心が二つついています。

 心で書くものなんですね。

 どこが好きなのか、なぜ好きなのか、思いを伝えるために書くものです。


②レビューという言葉には、評価も含まれますが、作品について書かれるものは『オススメポイントを記載した作品紹介』のことを差します。


 どんな作品であるかを添え、

 客観的に良いところを書き

 主観で好きな部分を書き

 その上で、読者に奨めるものを差します。

 ポイントは4つです。


③評価や批評、評論というのは


 客観的に良いところと悪いところを書き、判定をするものです。

 なので、はじめに基準書やリストを定めないと、相手や作品によってばらつきが起きてしまいます。

 決して主観の好みで評価をしてはいけません。

 それは役所の人が好き嫌いで税金を決めるのと同じだから。


2 指摘と意見の押し付け、否定の違い。


①指摘というは、客観的に見て間違っている、納得することが難しいときに行うものです。

 誤字、脱字。作者の設定した世界観に矛盾があるなど。


「何か間違っているのではないですか?」

と、その箇所を指し示すのが指摘です。


②意見の押し付けというのは

 主観による好みを押し付けるもの。


「俺は赤い服が好きだから、

お前も赤い服を着ろ。

青はダメだ」


ということ。

お前の好みなんか知ったこっちゃねー! という話。


③最後は作品否定

 押し付けと否定は似て非なるものです。


 作品否定は、例えるなら

「服を着るなんて変だ!」

「服を作るなんて異常だ!」

と、いっているようなものです。


 日本では自由が尊重されています。

 サイトの規約に反していない限り、自由な表現も許されている。

 それを力ずくで何とかしようとすると法律違反です。


3 テンプレの押し付けについて思うこと。


 それが絶対だと信じるのは自由です。

 日本で信仰宗教に自由があるのと一緒。

 しかし、押し付けるのは宗教の勧誘と変わらない愚かなこと。


 日本では、法のもとに

 表現の自由が許されている。

 思想の自由が許されている。


 あなたの愚かな行いは許されていない。


 ここで大事なこと。

 日本で許されている、自由を犯すと法律違反になります。


 なろう勢は特に気をつけて欲しいのですのですが、自分がテンプレ信者だからといって他人にそれを強要すると、強制罪(強要罪)に問われる恐れがあります。


 気を付けましょう。

 あなたがしていることは、犯罪です。

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