第76話 エピローグ
そして高校生活が終わり俺とカナタは時の流れに身を任せて結婚し、子宝に恵まれた。
俺とカナタの幼い息子が、家の前の道路で通学中の同じくらいの年頃の女の子にいたずらする。
「きゃ、やめてよ、もう」
「いいじゃん、べつにぃ~」女の子は息子のことがそんなに嫌いなわけじゃないらしい。
その証拠に彼女は嫌そうな顔をしていない。
「ふふっ可愛い」
「そうだな」
俺はカナタの肩に手を置く。
そして……。
「キャッ」
俺はカナタの肩の置いた手をほどいて、おしりを触る。
「もう……お父さんったら」
「はは……いいだろう、これくらい」
そうして、俺は今日も彼女にいたずらする。
いや、俺は今日も、これからも彼女にいたずらするのだ。
【完】
俺は今日も彼女にいたずらする。彼女に好き放題やることにした ビートルズキン @beatleskin
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