「朝逝きっ!床下貫通!?絶対開花のマンモフ☆フラワー」

低迷アクション

第1話

朝逝きっ!床下貫通!?絶対開花のマンモフ☆フラワー


20ⅩⅩ年、止まらぬ環境破壊、終わらない地域紛争、テロに殺戮、疫病、虐殺に対し

「世界救済少女」と名乗る少女達が現れ、それに所属する“魔法少女、変身ヒロイン等”の

あらゆる事変、事象への介入が始まった。彼女達の活躍は一国家の存在さえ脅かすモノと

なり、これに抗う国家は抵抗したが、通常兵器は、全く歯が立たず、実質彼女達の監視下の元、世界は平定されていく。


その半年後、軍事、人外の異能者、犯罪者等が結集した武装集団

“アンチ・オータ”が彼女達に対し、宣戦布告と反撃を開始した…



 昨日は何か上陸した中位不明生物(“大型”じゃない所が、何か憎めない)の

影響で終電がだいぶ遅れて、家に着いたのは、夜中の2時半…


帰り道の途中にある田んぼから這い上がってきたのは、ネットで調べたら泥田坊と言う

妖怪らしい。


しかし、そんな事は全てさしおいて、学校へは遅刻しなかった自分を褒めたいと

“間怒 砲介(まど ほうすけ)“は右斜め前方の席に、ネットリと…自他ともに認める

“嫌らしい視線”を送りながら思う。


席順の時に細工をしたおかげで手に入れた窓際の席は陽射しを上手に照射し、座っている人物を神々しく、ボディのラインもくっきり、時には衣服を若干透けさせる事も可能だ。


そして、もう少し椅子に体を預けさせ、後ろに伸びをしてくれれば、うなじ+首下胸元ブラが見えそうなくらい、谷間は豊か、お尻は安産型(要は出てる所、出てる)の真面目系女子

“羽黒 佳凛(はねくろ かりん)”が、今日も間怒に素敵な眼福の時間と何だか賢者のように悟る時間を提供してくれている。このクラスに編入され“姿勢とスタイルの良い背中萌え”に目覚めた自分としては、


どんな凶事や災厄が降り掛かろうとも、学校には登校する所存だ。例え、教室の床をぶち破り、何かゴワゴワした緑色の巨大な柱、いや、植物が現れ、驚く生徒の何人かを伸ばした

触手群で蹴散らし、“キャー”と可愛い悲鳴を上げた佳凛を磔状態で拘束しようとも…ん?何か可笑しい。これは心の独り言…いや、違うな?


「あっ、現実か…?」


と阿鼻叫喚の教室の中で間怒はしごく冷静に、目の前で起きている事象を把握した…



 「まっさん(間怒の愛称)、何かヤバいぜっ!位置的に俺等のクラス半分の窓際側が

取り残されたようだぜ」


触手をモップで叩きながら、モヒカン&鼻ピアスの“アベ”が隣に並ぶ。


「アベ、それ所じゃねぇ。既に何人かが、ここ2階!?の教室からI can フラーィッ!

して、多数の犠牲者が出てる状況だ。俺等も何とかして、脱出しねぇとよ。どうする?

間怒?」


アベの相棒で、微妙に英語を混ぜて喋る“マセンタ(←あだ名、日本人)”が触手を

上手に躱しながら、合流する。


「大丈夫。最近の世の中、あれだろ?世界救済何とかって言う、コスプレみたいな、

アキバ系のねーちゃん達が何とかっ…ていうか助けて…ゴフッ」


と触手に捕まり、ゆっくり引き摺られる“トミー・リー(←あだ名、国籍不明)”に間怒が

トドメの一撃を叩き込み、叫ぶ。


「落ち着けっ!テメェ等あぁぁあ!(いや、お前が落ち着けっ…と残存クラスメイト全員が

触手から、逃げながら思った)今はそれ所じゃねぇっ、見ろぉっ、クラス一のナイスバディの佳凛さんが、佳凛さんがぁっ」


触手の波に消えたトミー・リーを全く省みず、怒気を孕んだ間怒の声に、全員が事態の深刻さに改めて気づく。そうだ。俺達は何を考えていたんだ?トミー・リーなんて、ほぼ、理由もなく歴史の古斬(こざん)先生に斬馬刀(←馬とか切れる大剣、戦国時代に使われた様子…ベルセルク的な大剣)で切られそうな社会の染みカスにも値しない存在より、真面目で

明るい、時々、同性達に胸揉まれてた佳凛さんが、佳凛さんが…


「めっさ、エロい感じになってんぞぉぉお!」


血走った目の間怒の咆哮にクラス全員が共鳴し、触手が一瞬、ヒくくらいの呼応を示した…



 「“軍曹”、例の学校で出現した怪植物ですが、以前として、成長を続けているようです」


「不味いな。生徒の避難はどうだ?」


部下の報告を聞く、目元に2本の切り傷が入った男、軍曹は携帯端末に映った映像を

見つめ、舌打ちをする。


彼等はアンチ・オータの極東方面担当の勢力、本来なら反体制側である彼等が関わる事はないのだが…


「あれが開くとヤバい…そういう報告だったな」


こちらの声に画面が切り替わり、学校の屋上に伸びた巨大な蕾が映された。赤い肉腫瘍を

何百倍にも膨らませたような“それ”は脈打つように動きを加速させている。


「その通りです。解析班によると、植物をサーモ画像で分析した結果、根本から蕾にかけて、

膨大な熱量が確認されています。更に、温度は上に行くほど高くなっており、恐らく開花と同時に蓄えられた熱が外部へと放出されます。その熱量はマグマと同等、拡散領域は、

ざっと計算して…」


「日本中に降り注ぐ計算だな…こりゃ」


計算された数値データに目を通し、軍曹はため息をつく。こうなると、嫌でも関わる事になりそうだ。


「政府や警察は当てにならんな。この半年以降、いや、以前から連中は骨抜きだ。

世界救済の奴等は?」


「まだ、動きはないですね。予測はできていたと思うんですがね…どのみち、2階より上は

まだ生徒が取り残されていますから、大がかりな事は出来ないと思いますが」


「‥‥…ふーっ、とりあえず、部隊を集めろ。検討できる対策と、開花までの

タイムリミットを全てピックアップしてな」


「了解!」


通信を終えた軍曹は、もう一度深く、ため息をついた…



 部屋全体が異様な暑さに包まれている。床を貫き、聳える巨大植物が熱量を発しているのだ。いや、それだけでない…


「まっさん…佳凛さんって太もも内側に黒子があるんだね」


「ああっ…」


「まっさん…佳凛さん気ぃ失ってて、ホントに良かったね。見放題だね」


「ああっ…!」


「まっさん…(もういいわ!とマセンタがアベのモヒカンを引っ張る)何、クラスの

女子のピンチをオカズにしてんだ。馬鹿野郎っ!早く助けるか、逃げるかしようぜ」


「ああっ、そうだったぁっ!!すまん、マセ(マセンタの略称)!色々、忘れていた。もう大丈夫だ」


自身達が出す激しい熱量に我を忘れていた間怒とアベが改めて教室を見渡せば、残りの

生徒は、ほぼ全員が早い段階で我に返り、決死のダイブを敢行したらしい。その結果として、窓の外からは地獄の釜が開いたような悲鳴が継続している。


「いや、大丈夫じゃないって、ガッコ周り、でっけぇ蔦に覆われてて、オマケにスマホも

通じない。警察も消防も助けに来ねぇから、このままじゃ、生徒の大半が屍だぞ?それに何だか、この触手…」


マセンタの声に、いつの間にか触手に捕まったアベが意外そうな声を上げた。


「“モフッ”としているっ!?」


「それは、柔らかいと言う事か?アベ、マジかよ?」


「ああっ、まっさん。あったかい、暖かいよ。何だか眠く…」


「アベ、止せ!それは植物の罠だ。ハエトリ草の原理だぞ!」


「間怒…」


叫ぶ間怒の方にマセンタがそっと手を乗せ、優しい笑顔で頷く。


「マセ、どうした、早く助けにいかねぇと」


「アベの顔見てみろよ。今までに見た事ない位、良い顔だ。“ヤク吸わせてやるよ”って

言って、校舎裏のぺナフ(ケナフっぽいけど違うモノのようだ)炙ってた時と同じくらい、良い顔してるぜ?」


「ああ、あん時は家庭部にえらく怒られたぜ。って、そーゆう話じゃないよ。まさか、マセ!

アベを…」


「皆まで言うな。今なら大丈夫。誰も見てない」


妙に乾いた表情のマセンタ…確かに、学生程度に出来る領分を越している。自己を守るためには…カルバネスの板的なアレだな!


「よし!決めたぜ。マセ!磔佳凛さんは非常に惜しいがな!(強調)」


「ああっ!だが、俺達の命が助かるためにはしょうがねぇぜ。間怒!」


「そうだな!何か、もう“えっ、学生?”って言うくらいに冷酷非情な判断だけど、

しょうがない!とりあえず、あそこのカーテン縛って、ロープ的なアレにな」


「そうしよう。しょうがないから!しょうが…」


ないの声は、突如、触手を突き破って現れた、改造制服風を見に纏うクラス委員長の

“促関 楓(そくせき かえで)”によって良い感じに遮られた…



 「間違いないのか?」


暗い倉庫風の室内には、ガスタンクを背負った人間達で埋め尽くされている。その筆頭である軍曹は、携帯端末から入った情報に耳を疑う。


「計算と測定ではそう出ています。あれは外部から与えられる衝撃や攻撃によって、

熱量を増しています。政府や、世界救済の連中が手を出さないのは、そこです」


「そして、今現在熱量が増大していると…?」


「ハイ。軍曹、恐らく内部で残っている生徒もしくは教員が脱出のために植物に攻撃をしていると考えられます。ちなみに熱量が高い位置は2階部分です。

いや、あそこだと異能者がワンサカといそうですよね?そして、自分の計算が正しければ…」


「花の開花まで後、1時間もないか…」


酷すぎる報告だ。世界を救済する奴等が現れた瞬間から、いつかこうゆう事態になる事は

目に見えていた。人類は危ういバランスに立たされている。穏やかな明日が常に来る日常は終わりを告げ、いや、もう終わるか…花の開花は防げない。絶対にだ。しかし…


「突入準備…」


軍曹の声に部下達が驚きの声が上がる。彼等の気持ちはわかる。わかっているが…


「このまま滅びを待つ訳にはいかん」


全員が一瞬驚いたように、こちらを見るが、すぐに頷く。最後の瞬間まで諦めない。

それが自分達だ。タンクと火炎放射器を構え、車輌に移動を開始する。


手元の携帯端末が再び鳴ったのは、その時だった…



 「なんてこった。確かに促関楓なんて、ふざけた名前だと思っていたが、まさか、こんな緊急時に変身ヒロインにコスプレする位にぶっ飛んでたとはぁっ!?

(と言った直後に、足元へ光弾が着地し、後ずさる間怒とマセンタ)

ヒィィッ、すんませんー」


「うるさい!このクズ共、吹き飛ばされたくなければ、黙っときなさい。大体、アンタだって、間怒何とかって、狂った当て字だろうがぁっ!」


「確カニっ!それ言ったら伊務矢剣とか名前凄いのがいるもんな、この学校…

しかし、それはそれとして委員長は、まさか俺達を助けにっ!?」


言葉が終わる前に楓が発した光弾により、吹き飛ばされ、自分達はここにいる予定では

ないと言う事がようく理解できた。


教室の隅の角、とんがってる部分に全身をしたたかぶつけた間の横に同じなような感じ

でマセンタも飛び込んでくる。


「大丈夫か?間怒!」


「いや、駄目だ。片足の感覚がねぇ‥‥(自分の足を見て)わあああ、折れてはいけない

角度に俺の足が」


「何てこった…生き残ったのは俺だけか?」


「いや、生きてるよ!マセ?俺まだ生きてる」


「こうなったら、俺一人だけでも生き残らなければ…!」


「マセ、わかった!さっきのアベとか、トミー・リーを見捨てたのは返上だ!皆、助けよう。だから俺も…」


悲鳴を上げる自身を無視し、カーテンロープで外に飛び出すマセンタは、自身の体重を計り知れなかった影響で、窓枠から外れたカーテンごと落下していった。


若干の幸福を覚えつつ、間怒は乱入してきたコスプレねーちゃんでなく、ガチの

変身ヒロイン楓の様子を窺う。全身を赤く輝かせた彼女は、這い寄る怪植物の触手を薙ぎ払い、磔→影響で意識失い佳凛に覆いかぶさって救出…いや、違うな。相手が眠っている事を良い事に制服を毟り、たわわに実った二つの双丘てか、おぱ…


「オイイー、委員長ぉおーっ!ドサクサに紛れて何やってんだ。そこのインチキ魔法少女ぉぉおっ!」


「あー?まだ生きてたか!お前!あれだ。これは違うから!眠ってるのを良い事にとか、

そーいうあれじゃないよ。どっちにしろ、終わるからね。全滅エンドだからね。最後は色々、自分の想いをぶつけたい訳でぇっ!」


佳凛の胸上でマッサージ器みたいに両手を蠢動させながら、楓は教室隅の死にぞこないに

答えてやる。返事はないが、構わず行為を続行!平時でも佳凛は胸くらい、気軽に揉ませてくれる(友の為と我慢する表情も非常にいじらしくGOOD)なので、次は大きく

ステップアップして唇を頂く。それこそ貪るようにだ!


組織(世界救済少女)からは連絡がないし、怪植物の正体はわからない。だが、コイツが発する熱量はヤバい。数多の異形と戦ってきた楓だからわかる。


(校内の仲間が支援に来ない所を見れば…)


この事象は無理ゲー、積んでいると言う事だ。自身達の戦いは、世界の命運を左右する事案が多い。それに慣れすぎたと思う。たとえ世界が滅ぶ&自死に繫がるモノだとしてもだ。

正直、何の感慨もない。


「まぁ、覚悟は出来ていたし、この世の終わりに楽しもっか?ねっ?佳凛?」


「いや、それホントなら、不味いだろ。委員長?」


至近距離で聞こえた声に振り向く間もなく、後頭部に鈍い痛みを覚えた瞬間、楓は意識を失う。そのまま、念願求め続けた佳凛の唇に自身の唇を埋もらせる結果となった…



 「これが本当なら、凄い話ですよ。軍曹!?」


隣に並んだ部下が携帯端末に写される文字を読み、驚きの声を上げた。


「うん、まぁ…」


興奮する部下達とは正反対のテンションの軍曹を無視し、部下達の説明は続く。


「奴さんが最初に姿を現したのは、67年のセイシャル諸島でのクーデター、その後、

73年のダナン発最終便、84年グラナダのアージェントフューリーに参加し、93年の

ソマリア、東南アジア、中東で暴れ回ってます、当時のあだ名は“マイクマッドホー”」


「教官だった…」


「マッドホー、生きていたのか…」


「戦場じゃあ、アイツがついた方が必ず勝った。恐ろしい奴だ」


「うん、あのさっ、皆、ちょっとさ…」


「報告を続けます」


ざわめきを隠せない部下達に、軍曹は遠慮しながらツッコむも、無視される。


「2000年代に入ってからは、戦場を離れ、各国を放浪していますが、行き先々で問題を起こしていたようです。アメリカのVISITリスト(入国許可帳)からは、除名されています。その後、行方がわからなくなり、再び姿を現したのは、半年前…


世界救済の連中が各国の軍隊とやりあってた時です。俺達と同じです。奴は多国籍連合軍に入隊し、前線で戦っています」


「徴兵逃れに失敗した口か?」


「多国籍連合に徴兵制はありません。志願したんですよ。戦いには敗けていますが、相当の暴れっぷりだったようで、相手方からも畏怖を込めて、


アナーキー・シックス(←世界救済少女が認定した危険人物達の総称)の一人に加えられています。ここでの俗称は“気まぐれ強感覚”この強の部分は“狂”でもあるようです」


「アナーキー・シックス…まさか奴がっ!?」


「なんてこった…」


「気まぐれで、戦闘及び、頭脳、あらゆる感覚が常人を超えるって訳か、すげぇな」


「いや、皆さ。何かすげぇ盛り上がったり、いらん設定語ってくれてるとこ悪いけどさ。

えっ?この人いくつ?って話じゃん?学校にいたら、流石に違和感があるでしょ?可笑しいよ。軍曹が言うのもなんだけど、絶対可笑しいよ」


「軍曹のいう通り、この報告を入れるそもそものキッカケは(“話聞いて!論点違う”と

叫ぶ軍曹)熱量が増大している2階のクラス名簿を見たところ、彼の名前を見つけたという事です。日本名にはなっていますが、恐らく、彼かと…」


「何で、生徒?普通、教員じゃね?まだそっちの方がしっくりくるから!」


「何とかするかもしれん、あの男なら…」


「いや、だから…」


勝手に、ご都合的解釈をし、頷く部下達に軍曹の声は、いつまでも、いつまでも決して

届かなかった…



 「準備はできたか?アベ?」


「ああ、まっさんに教えてもらったペナフの葉は掃除用具入れだ。しかし、これを何に?」


「ケナフは腹痛を催し、ペナフの幻覚作用は強力だ。それをお前等助け出した植物の切れ口に擦り込め!このドデカ植物に開花の幻覚を見せてやるんだよ。その間に…」


「まっさん!持ってきたぜ!古斬先生の斬馬とーうぅぅ?」


みなまで言わせず、斬馬刀を受け取り、トミー・リーのみを2階外に受け流す間怒は、

曲がった足を無理やり戻した後、硬そうに見えてモフい怪植物に大刀を当て、鋸引きの要領で引き始める。


「まっさん…」


「あんだ?」


「佳凛さんに被さってる委員長、何か、かっこ可愛いね」


「ああっ、今流行りのコスプレだろう」


「いやあっ!彼女はコスプレじゃない。世界救済の…あがぁあっ

(窓際から這い上がってきたトミー・リーを、そのまま蹴り落とす)」


「まっさん…このデッカイ植物、何で今頃、出てきたのかな?」


太い幹の半分までが切れた。吐き出される熱気は徐々に弱まっていく。もう、コイツは最後だ。アベの問いは、正直、自分も知りたいくらいにわからない。


ただ、一つ言える事は…間怒はアベの隣で仲良く気絶する2人の少女を見る。非常に無防備なスカートから覗く二つの“白”を見て思う。


「さぁ、わかんねぇ。何かあれだよ。パンツ見たかったんじゃねぇの?」


“成程”とアベが頷くと同時に植物が完全に断ち切れる音が響く。それは、凄く無念で、色々語りたい事を内包したモノに聞こえたが、恐らく気のせいだと、間怒は思う事にした…(終)

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