雑記
松明ノ音
2021-4/3『間違いだらけのクトゥルフ神話TRPG』
先日、久し振りに身に合わない筋トレをし過ぎて、2日ほど股関節痛めて立てなくなりましてね。会社も休んだんですよ。
社畜と成り果て過ぎて、主任にもまた昇格し直したんですが深夜残業も続いて小説やらサボりまくってたんですが、今更書く気力も沸かず数年振りにニコニコ動画を開きました。
数年間入っていなかったアカウントは、パスワードはおろかメールアドレスさえ忘れてたんですが、何とか入れました。あぁ大学生の頃の俺は、こんな痛いメアドだったんだなと思い出して恥ずかしくなったのはさておき。
当然、マイリストもタイムスリップしたように数年前好きだったものでした。
久し振りにブルーハーブの『未来世紀日本』を聴いて少し精神不安定になって、だが男だの音MADで笑ってループして、井口裕香を思い出しました。
そして目に止まったのが『間違いだらけのクトゥルフ神話TRPG』でした。
悲しい時に『Englishman in Newyork』を聴く習慣は、思えばこの頃からだった。
数々のパロディやネタに、分からないままにあの頃ハマってて、でも最新話からなかなか更新されなくて放置してて、その内俺もニコニコ自体から離れてしまった。
何となしに見始めたらやっぱり面白くて、ここ二週間くらい見続けていた。
完結してたんですね。クオリティは高いままに。
初投稿は俺がまだ大学生だった頃。完結したのはちょうど一年前の今頃だった。
最後の主コメにも感じるものが大きく、作品自体は言うまでもなかった。
昔から真面目な人や愚直な人に追い越されて来たし、憧れさえ持っている。リアル童貞の人には追い越されるどころでなく、最初から何も敵わないけれど。
8年をかけて、凄い物を作り上げた彼を尊敬する。根性あるとか陳腐な言葉で称賛したくはない。でも、圧倒され過ぎて「すげぇや」と小学生みたいなことしか呟けない。こんなの普通じゃ考えられない。
感性を鈍らせることなく、教養とも言えるくらいに『好き』を磨き上げ、創作に活かすって素敵過ぎる。
敵わないけど近付きたい。
俺もリアル童貞の人みたいになりたい。根性なくてすぐ諦めるし、雑でガサツで緻密にやることが苦手だし、長期に渡ってやるのは最も苦手だ。デブは短距離得意だけど、長距離無理なのだ。
緻密に長期にやるなんて、性質の相性としては最悪。
圧倒的にさすがって感じ。憧れる。
それでも、彼が俺にしてくれたみたいに、誰かが楽しく怠惰に過ごすのを手伝った末に、火を点けられるようなことをしたい。
文字を書くことで何者かになりたいという目標には、俺のように怠惰な人間には気を付けなきゃいけないことがある。
年齢が関係がなく、いつか成ればいいという逃げ口上が取れる。
その中で積上げることを怠れば、永遠になれないというのに。
人生は何もしないには長いけれど、何かを為すには短い。
何者かになりたいという気持ちは、消えないけれど燻る。燃えている人は格好良いけれど、燻る人間は格好良くないのだ。
燃えていて、誰かに火を点けられる人間になりたい。
そんなおこがましいことを考えて、ガキの頃にこんなペンネームを考えてたんだけど、いつの間にか忘れてしまっていた。
怠惰な俺が継続するには、それを楽しむことだ。教養を得続けるにも、好きを覚えて使うことも、能力と感性が足りない。
楽しんでやる方法を考えよう。それもまた、楽しそうだ。
また折れるだろうとか、笑われるとかも考えるし、バイオーグ・トリニティの委員長の罵倒も頭を過る。←みたいに伝わるかどうかも不安だったりする。
でも今は、そんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない。自分が成長出来ないことや、笑っていられないことに比べれば。
僕は好きな物を本気で語れる友達がいない。HIPHOPも歴史も格闘技も小説も普通に出来た友達に響かず、一般的感性を怒鳴り気味にツッコむバイブス芸人の立ち位置を変な趣味人として失いたくなく、言わないようにしてきた。
ライトオタなのに知識負けしたくないとか、浅い知識に苛立つ悪い部分もある。
リアルではそれだし、ネットの使い方もネット上での距離感も分かっていないし、その悪い部分が顔を出すのも怖かった。
だから避けていたけれど、いいのだ。話すことで記憶に残すこともあるだろうし、同じ物を好きな人と語りたいーって。
なんかとっ散らかり始めたな笑
言いたいことは1つなのだ。
ありがとうリアル童貞の人、ありがとう『間違いだらけのクトゥルフ神話TRPG』
あなたのお陰で、何か突然語り出さずにはいられないほど揺さぶられました。
完結して一年経った後に見終わった、支えてもないライトファンに言われても苦笑いも出来ないだろうけど、感謝を伝えたかったです。
ありがとう。
雑記 松明ノ音 @taimatsu1
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。雑記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます