【2011年 実写化映画】2011年のまとめとモラトリアム。
『倉木』
色々と僕から語ったから、自分でもよくわからんようになってきた。
GANTZ
GANTZPA
岳
ワイルド7
カイジ2
語った作品を羅列したけど、どうせならば、毎年のラストに紹介した映画のタイトルを書くべきなのかとか思ってきた。
それはそれとして、個人的に、面白いのは岳になると思う。でも、反面教師として作品づくりにいかせるのは、GANTZになるかな。
振り返って重要な作品を考えると、郷倉くんが語ってくれたスマグラーやモテキも候補にいれたならば、だ。
どの作品にも、どうしても欠点があるように感じる。そんな中で、モテキは欠点を希望ととれそうだと気づかせてくれた。
オリジナル展開だけで映画つくったのはズルいやん。でも、素晴らしい挑戦だった。
原作ファンは漫画から飛び出した姿を興味本位でみたがるものやのに、それをドラマシリーズでやり尽くしたのかもしれんけど、オリジナルで邦画として戦える作品に仕上げてくれたのは素晴らしい。
漫画通りなら、楽な部分もあるのではないでしょうか。それでこけても、原作通りですからと責任転嫁できるしね。
オリジナルにしたならば、原作をこえた面白さを用意する必要があるという茨道。
モテキをとおして気づいたこと。
もしかしたら、漫画原作の実写映画が勝負すべき相手は、一番の仲間でありリスペクトすべき存在の原作漫画そのものなのかもしれない。
リリー・フランキーが出てなきゃ、確実に視聴し直すと約束するのやけどなw
『郷倉』
まとめて頂いている状態なので、このまま2011年のまとめを行ってみたいと思います。
ちなみに、前回質問をしていて、今回していないことがありました。
2011年は僕は二十歳になって昔エッセイでも書いた、倉木さんとも友人であるYくんや鏡くんと一緒に飲み歩いていました。
また、3.11が起こった時は部屋で寝ていて、起きて携帯を開くと地震のニュースがあり、映像は学校の教室で同期や後輩と共に見た記憶があります。
3.11をちゃんと受け止めることができたとは言えず、自分のことばかりな時間を過ごしていました。
倉木さんの思い出としては、地元に戻られて週に一回、僕の部屋に泊まって帰る、という日々を過ごしていたのは、この頃でしたっけ?
『倉木』
週一で大阪になる前、それこそ3・11の前日が出版された本の〆切だったこともあり、〆切直後に酒飲んで気分よく寝てました。そして、目覚めたら日本が変わってたって感じやったなぁ。
たしか、ドラマの脚本執筆もこの年で、秋には鏡くんの仕事を引き継いで十日間で文庫一冊書いたはず。
充実してた分、執筆に関して一番色んな人に迷惑かけた年ともいえる。
マジで楽しかった日々やな。
いまとは、また違う楽しさやった。というか、改めて振り返ることが、いまのいままでなかったほどに、いまもがむしゃらなんやな。
『郷倉』
人生の中でのモラトリアムっていつ?と訊かれたら、おそらく2011年と答える気がします。
倉木さんがおっしゃる通り、あの時期は僕も凄く楽しい日々でした。
倉木さんともう一人の友人が本を出した日、発売日に学校の近くに本屋へ走ったのを今でも覚えています。本屋で倉木さんや友人の知っている人の名前を見つけるって、特別な体験でした。
もう人生の中では訪れない体験が、2011年付近には詰まっているような気がします。
少々無理矢理、映画的な方に話を持って行きたいと思うんですが、青春時代を過ごしておくって、映画に限らず小説や漫画に見る上で、結構大事な気がするんです。
GANTZの玄野計が地下鉄のホームで、人助けをしようとする旧友の加藤勝を見て、そして、助けを求めるような視線を向けられても、それに応えられないって、僕はなんか分かるんですよ。
それこそ、幼少期は何も考えてなくて、調子に乗って色んなことができて、周りに「凄い」って言われて更に調子に乗る。
けれど、ある時から、調子に乗れなくなる。
それこそ、Creepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」の歌詞にある「苦手だとか怖いとか 気付かなければ 俺だってボールと友達になれた」し「力が弱いとか 鈍臭いとか 知らなきゃ俺が地球を守ってた」んですよ。
青春時代って、この知らずにいたからこその万能感と、自分は天才じゃないと気づく挫折感が混ざり込むカオスな時期なんですよね。
その挫折感みたいなものが強くある時期にGANTZの玄野計はいて、それ故に、俺が地球を守るみたいな振る舞いをする加藤勝に対し、苛立ってしまうんですよね。
そういう体験したからこそ、理解できる部分って映画に限らず物語全般にはあると思うんですよ。
前回は異世界転生ものを書く上での映画紹介をしてくださったんですが、今回は青春小説を書く上で、見ておくべき映画を教えていただけませんか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます