あの日の選択 後編

カエナ 倫晴ともはるの前に現れた、不思議な人。お母さんがとても怖い。


「では、この世界についてなどを話す前になにか質問などはありますか?」


「ならひとつだけ、僕がこの世界に来た方法は、本ですか?」


「分かりません。ただし、1つだけ言えることがあるとすれば、その本がある書庫から消えていたら と言うことだけです。」


「そうですか…。」

倫晴ともはるは、少し希望がなくなってしまった。もしも、その本が関係あるのなら、一瞬だけ最初に見た1ページ目に書かれていたことが気になっていたから。


この世界は、心の中で決まった世界。 大事なものは、 “支え、そして選択”


倫晴ともはるさん、色々話したいことがあるのです。」


「あ、はい。お願いします。」


「この倫晴ともはるさんがいる場所は、 天界アリエステリア と言います。実は倫晴ともはるさんには、ある世界を救ってほしいのです。」


「え、僕が?」


「はい。では、それには救ってほしい世界のことを、話さないと行けませんね。救ってほしい世界は、 カリムス と言う国です。では、今から カリムス について詳しく説明します。」


「よろしくお願いします。」

倫晴ともはるとカエナはお互い深々と礼をして話が進んだ。

歴史は動き出した。想像もしていない未来が。



数時間後、倫晴ともはるは空を眺めて解放されたように。


「さあ、二度目の精霊生せいれいせいの始まりだ!」



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精霊の姿でも変わらない アルタイル @kokesi17

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