応援コメント

第142話「時代の余所者と遭難者」」への応援コメント

  • 「リーベルを滅ぼそう」
    ↑ シグ……色々悩み、考えた末、決めたことなんですよね。

    リーベルを滅ぼすという事は、悪巧みをする魔法使いの他に、良い魔法使い達もみんな弾圧することになる。
    甘い考えは捨てなきゃ何も守れない…………とはいえ、リーベルに住む人(特に弱い立場の人)目線になると、シグが悪の権化そのものになるわけですね。
    柩計画は既に実行に移されており、件の可変精霊艦は完成していた。
    ここでシグがトライシオスの助言通りに、竜を使って攻撃し、少女もろとも精霊艦を破壊しようとしていたら、どうなっていたでしょう。
    出し抜かれて激高することは無かったかも…………?
    わかりませんね。

    立場が違えば正義も違う。
    「ファントムシップ~」のエルミラと、「アレータの竜騎士」のシグが、完全に敵対してしまうという部分……とても面白かったですし、興味深かったです。
    一読者は両方を応援しておりますので、シグには何とか激しい怒りを鎮めてもらい(笑)、レッシバルや女将やザルハンスの言葉を受け入れて、最終的にはエルミラ達の力になってあげて欲しいな、と心から願っております(; ・`д・´)!

    ここから、本編の続きに繋がるのですね~!

    壮大で奥が深くて、続きが気になって仕方の無い、素晴らしい作品を贈って下さり、本当にありがとうございます!

    ワクワクしながら、続きをお待ちしておりますね(*^▽^*)!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    今話で、血も涙もあった帝国がどうして現代では冷酷になってしまったのかが説明できたかな、と思います。
    説明できているといいな(笑)

    帝国宰相は皇帝を支え、助ける職ですが、実際には国内や外交についての方針を定める最高責任者だと思います。
    帝国の方針転換は宰相シグの方針によるものでした。

    もう一年半以上前になりますが、『ファントム』を書き終えた後、次作のテーマを考えていました。

    幽霊船にフルボッコにされ、竜騎士団が雑魚だと思われてはいないか?
    だとしたら、名誉挽回の物語にしたい。
    弱小の帝国海軍が強大なリーベル艦隊に勝つ話は、胸熱展開になるに違いない。
    と、いろいろ考えていた中に本作のテーマ〈正義vs正義〉がありました。
    賢者たちを除外して、他の登場人物たちは間違ったことはしていないはずです。
    むしろ正しい選択と行動をしたといえる人ばかりです。
    なのに、結果として間違ってしまう。

    そんなモヤモヤが残るといいなと思い、書き上げました。
    一年半以上もかかって(大草原)

    長かった本作にお付き合いいただきありがとうございました。
    今日も次作について構想中です。
    同じ作品世界の別な人物に焦点を当てた物語になると思いますが、もう外伝とか言いません(笑)
    次作もお楽しみに。