トライシオスは、連邦内に残ったリーベル派を一掃せねばならず、正真正銘の執政と認められるまで奔走するんですね。
「人は一人一人違うのだから、ずっと仲良くできるはずがない
世界は余計な力が溜まらないよう永遠に小競り合え。
〈老人たち〉が描く円環の中で。」
↑ ここが興味深かったです。
模神退治を通して、平和は綺麗事では作れないのだと学んだ探検隊。
結局は「あーでもないこーでもない」と小競り合いしながら、均衡を保ちつつ、生きて行くしか無いんですかね。
エシトスとシグについては、どんな未来が待っていたのか、少しワクワクしながら読ませていただきました。
でも…………。
何やら不穏な感じですね。
シグの娘はシンデレラのごとく、王子様と結婚して幸せになりましたが。
息子が、竜を道具に使った帝国貴族に殺されてしまうなんて…………。
「鬼と化す」のも無理はありませんが…………気の毒過ぎて言葉も出ません。
海軍に入れてあげれば良かったと、泣き崩れるシグの妻も可哀想ですね。
後悔が連鎖してしまわなければ良いのですが。
続きが気になって仕方ありません!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
円環の話はファントムシップをお読み頂いた方への言い訳でした。
ファントムでの連邦があまりにも人でなしすぎたので(笑)
六騎士の残り二名、エシトスとシグは……
彼らを最後にしたのは、暗いからです。
仰る通り不穏です。
鬼と化したシグが宰相を務める国です。
当然イスルード州のようなことになっていきます。
陸軍竜騎士団のことは誰か一人の間違いとは言い難いです。
皆、正しいと思う選択をしたはずなのに結果としては間違いを選んでしまっていた。
人間って不思議ですね。
次話もお楽しみに。
おはようございます。
う~ん、当初から書かれてて来たシグの性格と能力で、息子さんを陸軍入りさせるとは思えないのです。
大きな違和感がの残ってしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
違和感がありますか……
うーん、難しいですね。
敵に厳しく、家族や仲間に甘いシグらしい妥協かなと思って書いていました。
息子と妻、双方の意見を聞いた結果、陸の竜騎士団入りに決まったという感じでした。
読む人によっていろいろな感じ取り方があるんだな、と興味深いです。
次話もお楽しみに。