応援コメント

第131話「帝国とリーベル王国の敵」」への応援コメント

  • 王家の血を引く侯爵、リーベル王国宰相イナンバーク。
    どうやら理性的な御方らしく、読者はホッといたしました。

    「えー!」と驚いたのは、文書を使ってとか、トライシオスがかわりに間に入って……とかではなく、直接シグがイナンバークと会って話をしたところです。

    実際、シグは「リーベル王国」にとって、信じられ無いことを言っているわけなので、急に味方になってもらうのは、無理な話なのですよね。
    しかし、ラストまでの流れには、充分な説得力がありました。

    そういえば海軍と外務省が朝から集まって緊急会議していた→明らかに怪しい→惨敗したのではないか?→だとするとシグの話は本当なのかもしれない→すぐに信じるわけにはいかないが…………となりますね。

    毎度のことながら、見事な展開に「さすが!」と唸りました。

    さて。最後に握手です。
    トライシオスの毒が効いて、ついにリーベルをバラバラに出来るのか?
    続きを楽しみにしております!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    宰相イナンバークを始め、陸軍派は〈蚊帳の外〉に置かれている存在でした。
    海軍派ほど夢を見れませんでした。
    夢を見たところで島内が彼らの限界ですから。
    ゆえに理性的でいられたのです。

    彼らと話をするのはシグの役目でした。
    ネイギアスは中立ですから。
    しかも例外的に三国同盟に参加している立場なのでリーベルを乱すような手紙を送るわけにもいきません。
    これまでに行ってきた帝国への支援もネイギアスは一切関わっていません。
    トトルとワッハーブの密貿易ですし、帝国第二艦隊の装甲板についても転々流通してザルハンスに渡っただけなのです。
    よって今話もシグと宰相間の話でした。
    トライシオス関与の痕はどこに残っていません。
    ……怖っ(笑)

    最後の握手でシグはリーベル王国と和平を結ぶことに成功しました。
    ウェンドアを守っているのは陸軍です。
    彼らを味方につけるということは……ゴニョゴニョ……

    次話もお楽しみに。

  • 邪魔な海軍を始末したら……自分達を護るモノもなくなってしまう。

    その程度の事も理解できない宰相では、亡国もしかたがなですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    邪魔な海軍を始末したら——
    本当にその通りですよね。
    忌々しい海軍派だったかもしれませんが、他国海軍や海賊に睨みを利かせ、自国を繁栄させるという役目も果たしていたのに。
    陸軍より海軍の力が上回るのも仕方がないことです。
    島国ゆえに全方位海ですから(笑)
    リーベル滅亡の匂いが漂って参りました。
    次話もお楽しみに。