たとえ、この時点にきちんとした国際法のような何かが存在していたとしても、無敵艦隊が帝国第二艦隊を全滅させてしまえば、白旗が上がったという証拠が無くなってしまうので、後に『法』に乗っ取ってリーベルを裁けなくなるわけですね。
グーグルのような魔法で空から監視し合えれば別でしょうけど、レッシバル達の時代には無いみたいですし…………。
世界最強を貫く事が『白旗』を無視することに繋がるとは。
リーベルは完全に間違えてますね(怒)!
泣いてしまった、リーベル側の砲手が、大変印象的でした。
でも帝国第二艦隊の兵士達や提督のあがきは、決して無駄では無かったですね。
相手に魔法を使わせ、ラーダがそれに気づきました。
そしていよいよ…………。
続きを楽しみにしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
作中で触れることはありませんでしたが、一応ゆる~い国際法的なものはあるという世界設定です。
〈原料〉の件で出てきた奴隷禁止条約もその一つです。
しかし誰も真面目に守ろうとせず、政争の具に使われるだけ。
仮に違反国に警告や懲罰を課せるとしたら、リーベルのみ。
……という点でお察しの国際法です。
今話の〈世界最強の秘訣〉は子供の頃に見た漫画?TV?がヒントでした。
昔の武芸者の果し合いではお互いに初顔合わせであり、真剣で斬り合うので再戦は珍しかった。
いまは果し合いではなく試合であり、敗れた者はよく映像を見て攻略法の研究してから再戦に臨める、と。
技や強さを見られるというのは、真剣勝負の世界においては危険なことなんだな、と印象に残りました。
研究されても常勝無敗で居続けるというのは相当凄いことです。
その重圧に負けて非道に走ってしまったのがリーベル海軍、という設定を考えました。
リーベル艦の泣きべそ砲手といい、世界最強の件といい、こんな重たい話にお付き合いくださりありがとうございます。
最後のラーダの件は、提督たちの犠牲が少しでも報われるようにと入れてみました。
はい。
いよいよアレです……ゴニョゴニョ……
次話もお楽しみに。
戦争の嫌な現実ですね。
ウクライナでも同じような事が行われているのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
戦争は残酷ですね。
勝負がまだつかない内は〈戦い〉ですが、ついた後は残敵掃討という〈殺し〉が待っています。
……と想像してみました。
負けた側はもちろんですが、勝った側も相手の恐怖した顔が目に焼き付いているんじゃないかな……
自分だったら頭がおかしくなりそうです。
ウクライナでも起きていそうですね。
ニュースでロシアの兵隊の話を聞きました。
今話の泣きべそ砲兵のようなことも起きそうですね……
次話もお楽しみに。