命がけで嵐の中を突き抜け、帝国第二艦隊はリーベル無敵艦隊のすぐ近くまで迫ったのですね。
無敵艦隊を、あと少しでやっつけられる!
迷信は間違っていなかったんだ!
とドキドキしながら、読ませていただきました。
あー、でも、そうか。
…………本編でも確か、この『周囲を凍結させ、氷山を形成する付与弾』が使用されてましたね。
なんと用意周到な。
しかも卑怯。
提督は白旗をあげたのに、気づいていながら襲ってくるなんて!
うーん…………許せませんね。
今後の展開がすごく気になります。
だいぶ本編の内容を忘れていたので、新鮮な気持ちで読ませていただきました。
続きを楽しみにしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今話のテーマは「現実の厳しさ」でした。
前半、第二艦隊は勇敢でした。
最初から諦めてはいけない。
僅かな隙を突き、自分たちの勝ちパターンに持ち込めればあるいは!
という期待感を高めていきました。
そして後半はせっかく高まった期待感に「現実」という冷や水をぶっかけます。
工夫や勇気で何とかなるなら北一五戦隊は全滅しませんでした。
この件で無敵艦隊の絶望的な強さを説明したいと思いました。
最後に〈強さ〉と少し被ってしまいそうですが、魔法艦隊の恐ろしさにも触れました。
ものすごく強い奴が二人いたとして……
片方は降参すれば許してくれる奴。
もう片方は降参しても許してくれない奴。
後者の方が怖いし、逆らいたくないです(笑)
リーベルは後者です。
敗北から学び、立ち上がった奴が強敵になることを知っているからです。
彼らは、世界最強の看板を守るためなら冷酷さも必要と考えています。
さて、この後の第二艦隊は……
次話もお楽しみに。
よくも悪くも囮艦隊の役目を全うできそうですね。
レイテ沖海戦では、囮役の小沢艦隊が壊滅するほどの被害を受けて囮を全うしたのに、肝心の栗田艦隊がレイテ湾に突入せずに逃げ出してしまいました。
この話では見事に敵艦を壊滅させてくれると分かっているので、安心して読めますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レイテ沖海戦はTVの特番等で見たことがあります。
見ていて不思議に思いました。
栗田艦隊はなぜ作戦通りに動かなかったんでしょうね?
いつか日記でも見つかるとスッキリするのですが。
本作の巣箱艦隊は囮の犠牲を無駄にはしません。
無敵艦隊がこれからどういう目に遭ってしまうか、すでに本編で結果を書いてしまっていますが、その途中経過のようなものをお楽しみください。
次話もお楽しみに。