〈人として生き、人として死にたい〉
シグの叫びが聞こえるようでした。
お酒の力を借りて何とか口にした彼の言葉には、魂を感じますね。
ネレブリン族も、シグが来る前に火竜のボスが見たのと同じような、未来を暗示する夢を見たのですね……。どちらを選ぶのか自分で決めよ、といった感じでしょうか。
精霊の力も関係しているし、現実との関連性を認めざるを得ませんね。
リアルでも『格』の上下に誰もが振り回されてしまいますが、それも含め全て、命あってのものですね。
差別を完全に無くすには年月がかかると思いますが、その第一歩を踏み出したシグは大変偉大だと思いました。
人種の壁をこえて手を取りながら模神に立ち向かい、賢者達を壊滅させられることを、読者も願っております。
面白かったです!
続きを楽しみにしております(≧∇≦)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今話というか、ここ数話は「格」をテーマに書いてきました。
格上、格下、格差……
何だか、格という言葉にあまり良いイメージがありません。
それに、たとえば大貴族出身の正騎士の頭骨と戦奴の頭骨を並べて格の違いを感じるでしょうか?
仰る通り、生きているから格上の正騎士とわかるわけで、亡くなれば白い頭骨になり、一目見ただけでは格の違いがわからない。
個人的な見解ですが、格とはその程度のものだと思っています。
少年時代のシグはピスカータで死というものの公平さを学びました。
貴族も漁師もネレブリンも、亡くなった後は同じ白い骨になるのです。
このような考え方が根底にあるので、貴族がいくら家の格をひけらかしても何も心に響きません。
ネレブリンを人間と同格に扱うという誓約書もこの考えに由来しています。
今話は手古摺りました。
公開までに全消去1回、5分の4消去1回という難産でした(笑)
楽しんでいただければ苦しみが報われます。
次話もお楽しみに。
命の価値、今も昔も何処の国でも大きく違っていますね。
ああ、神様の介入ですね。
そこまでやるなら、自分で潰せや!
俺らはお前の駒じゃねぇぞ!
と思ってしまう僕は心が狭いのでしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい、神様(作者)再びです。
すみません。
悪党に天罰が下る物語なので、チョロチョロと鬱陶しいかもしれませんがお許しを(土下座)
克全さんは心狭くないです。
出たがり作者がすべて悪いのです。
それはそうと、もうすぐ最新話ですね。
ありがとうございます。
頑張って続きを書きます。
どうかお楽しみに。