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「海域は〈ガネット〉の縄張りだ。
侵入者に対しては情け容赦ないので、頭上に気を付けて。」
↑
ここ、すごく面白かったですー(≧▽≦)!
元老院の中にもリーベル派が潜んでいたりして、トライシオスは大変そうですね。
それなのに彼は落ち着き払っており、「頭上に気を付けて」とか心の中で皮肉っているところがカッコイイですし、かなりの大物だなぁ!と感じました。
立場的に、全てにおいて吹っ切れた物の考え方をしていかないと、とてもじゃないけどトライシオスは生きていけないのかな……。
シグやレッシバル達『探検隊』のような、腹を割って喧嘩しながらも、お互いを高め合える友人が欲しいという彼の気持ちも、わかる気がします。
信頼し合える良好な関係を構築することは大変ですが、トライシオスには苦労しているぶん、いっぱい友人を作って幸せになってもらいたいですね。
裏切りによって助かろうとしたり何かを得ようとすれば、いつか倍返しの裏切りと苦しみが襲ってくる気がしますので…………模神計画を立てている賢者たちやリーベル派はろくな目に遭わないだろうな、と想像してしまいました。
続きがとても楽しみです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レッシバルたちが一段落ついたので、シグやトライシオスの開戦前夜編を描いて行きたいと思います。
もはやリーベル・フェイエルム同盟軍対帝国という単純な図式ではなくなりました。
三つ巴の戦いというけれど、一体いくつ巴なんだろうと数えてみました。
〈庭〉を確保したいリーベル王国。
原料が欲しい賢者&リーベル派海賊。
帝国の領土がほしいフェイエルム。
中立でありたい連邦評議会&〈老人たち〉
連邦とリーベルを結び付けたい〈リーベル派元老〉
訳が分からないまま無敵艦隊と戦うことになってしまった帝国。
そして杖計画を阻止したいシージヤ同盟。
目的が違うものを一勢力と考えた場合、七勢力もありました(笑)
それぞれの勢力の末路はすでに考えてあります。
本編の時代にも関わってくるので矛盾しないように書かなければと震えております(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
今話ではトライシオスの苦しい日常を描いてみました。
本当にいろいろ吹っ切れていないと執政なんてやってられないですね。
彼と探検隊の友情については、帝国と連邦からおじじが宿屋号に集まってアレータ組同窓会を開けたら素敵だなと思います。
次話もお楽しみに。
連邦がそれほど弱いとは思いませんが「面従腹背」徳川家康のような存在なのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
徳川家康……
そうですね。
のらりくらりと躱しながら準備を整え、気が付いたら思惑通りに進行している。
そういう人が一番強いですね。
今話最後でついに連邦はリーベルとの同盟に応じることになりました。
シグにとっては青天の霹靂です。
次話もお楽しみに。