大勝利の後も忙しく、海賊船の後ろについていた商船の、生き残りの人を救うための捜索という大仕事があったのですよね。
レッシバルもフラダーカも、トトル達も本当にお疲れ様です。
殺された奴隷たちは気の毒という他ありませんね…。
せっかく見つけて、フォルバレント号に乗せた後も、重傷者が次々と亡くなっていく…救えなくて悔しい気持ちが伝わって来ます。
フラダーカが着船するのには、大変高度な技術が必要なのですね。
ふと、幼少期に夢中になった、(着陸が至難の業の)飛行機操縦ゲームを思い出しました。
とても面白かったです。
続きを楽しみにしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いよいよ鬱話の開始です(笑)
正式な名前を失念してしまったので、ここでは仮に『安心症候群』としておきます。
第二次大戦の話だったと思うのですが、せっかく救助してもらえた人たちがポツポツと亡くなっていく不思議な現象が起きたらしいです。
軍艦が破壊されたときに発生する煙や塩素ガス等を多少吸ってしまったのかもしれませんが、時間が経ってから急死するというのはおかしいですよね。
人間は地獄から助かったという安心ですらショックになって死ぬことがあるのだと怖くなりました。
レッシバルをリーベルとの本戦に誘導していくのに顧問殿だけでは足りなかったので、安心症候群の話を入れてみました。
着陸要素がある飛行機ゲームは難しいですね。
大体、強風の日になぜ強硬着陸するのか?
他の空港に変更するという選択肢はないのか!?
……と突っ込みながらプレイしました(笑)
最初は「着艦」としていたのですが、フォルバレントは軍艦ではないのだし、着艦というより「着船」なのではないかと細かい所が気になりました。
本戦では竜母艦が登場し、そちらは「着艦」になると思います。
小竜をどうやって離着船させるかとても悩みました。
帆船の画像を見ながら、帆桁を正面に固定したマストとマストの間しかないなと思いました。
現実的にはいろいろ問題はあると思いますが、いない生物の空想上の運用なので……ゴニョゴニョ。
それだけに楽しんでいただけて良かったです。
次回も頑張ります。
海難救助は海の男の常識でしょうが、敵や海賊にはそのような常識も道義心もないのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
海難救助どころか、何だったら海に沈めてしまおうという勢いでした。
リーベル派はシーマンシップの欠片もない連中です。
非戦闘員満載の後続船に火球を撃ち込んだり、海賊たちの口封じを企んでいたり……
このような点からも、顧問はロレッタ卿の弟子ではなかったと言えます。
生存を第一とする海の魔法使いらしくない。
真人間であるレッシバルたちは当然救助を始めます。
ただ……
次話もお楽しみに。