痛くても、怖くても、我慢して突っ込む。
ザルハンスは常に命のやり取りをしながら、運だけでは無くてきちんと計算もしながら、生き残ってきたのですね……。
シグもびっくりの彼の一面に、読者もゾクリと引き込まれました。
うー……戦における切り込み隊長はきっと、どの時代もこんな風に、仲間を作れぬまま人員チェンジ→また出陣、を繰り返していたのでしょうね。
切ないですね……。
その現実を、経験を通して知っているからこそ、ザルハンスにしか理解が及ばない何かがある。
トライシオスはそれが聞きたいのでしょうか。
ザルハンスがどう返答するのか、ネイギアスの元老が本当のところは何を考えてるのかも、気になります!
続きがとても楽しみです(*☻-☻*)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
昔の軍艦は一回の海戦でボロボロになったらしいです。
それはそうですよね。
木造船同士で舷側を向け合って、「撃てぇぇぇっ!」とやったら勝った方もタダでは済みません。
船も人も消耗品のようです。
帆船ですらその有様なので、ガレーは某ボクシング漫画の主人公のようにガード固めて突っ込むしかありません。
謀略の専門家トライシオスに対して、接近戦の専門家ザルハンスが何を語るか…
会談編も終盤ですが、もうしばらくお付き合いください。
指揮官突撃と白兵戦、海洋冒険小説の醍醐味ですね。斬り込み隊は海軍陸戦隊(海兵隊)のようなものでしょうか?
それと艦首にラム(衝角)はありましたっけ?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。
敵艦斬り込みだけでなく、上陸して港の制圧も行うので海兵隊のようなものかもしれないです。
昔はいまほどはっきりと役割が分かれていなかったようで、艦を動かす仕事もするし、上陸戦もしていたようです。
ザルハンスは現在、補給艦の艦長ですが、いざ戦になったらガレーに戻されると思います。
なので補給艦に衝角はありませんが、本番では衝角が付いているガレーで突撃します。
……本編で実際にはどんな戦いだったのかを明かしてしまっているのですが、どうか続きもお楽しみください。