キュクメロ切り分け係のラーダに、そんな過去が…………。
「終わるのに必要なものは、金や理屈ではない。
実感だ。」
↑ 似たような経験をしたものにだけ、理解できる気持ちですね。
実感できない限り、心は彷徨い続け、不安定なままグズグズくすぶる気がします。
上層部の判断は残酷で勝手ですし、間に挟まれた兵団長の葛藤が痛いくらい伝わってきます。
ひと目だけでも竜に会って、「さよなら」が言えるといいのですが。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
レッシバルもかわいそうですが、ラーダもかわいそうでした。
皆で食べたキュクメロはラーダの心にとっても癒しになっていたはずです。
それがこんなことに…
なんとも後味の悪いキュクメロになってしまいました。
本当にお別れくらいさせてほしいですね。
…ゴニョゴニョ
開戦に近づく気配が社会にも出てきているのですね。
それにしても、カンニング魔術が学業の神とは笑えますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
少し前まで王国と帝国はうまくいっていました。
国同士も、市民同士も…
それが何処からともなくブレシア人排斥運動が湧き起こりました。
リーベルの市民たちも気の毒です。
訳がわからないまま、大戦に巻き込まれていくのですから。
おかしいのは魔法使いたちだけで、他のリーベル人たちは普通の人たちです。
イスルード島に暮らしている人々は悪魔ではありません。
試験が難しくて神頼みに走ったりする普通の人間です。
学業の神の件はそんな「普通」の様子を描きました。
次話もお楽しみに。