竜の代価にもらった汚いキュクメロを吐きたくて、口に指を突っ込むレッシバル。
友人二人の制止を振り切って、陸軍の竜舎の門の前で土下座をするレッシバル。
本当に、やるせないですね。
読者も怒りがこみ上げました。
団長の葛藤も、すごく伝わってきます。
正騎士と準騎士の違い、平民と貴族の違い。
汚いやり方で奪おうとする上層部の本性。
本当に、こんな社会に翻弄される事は無いですよね。
でも、今まで一緒に過ごしてきた竜と、無理やり別れさせられるという残酷さに、狂ってしまうのも頷けてしまいます。
レッシバルの未来に、明るい光が早く訪れますように。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
家格は才より強し。
リーベルも酷いですが、帝国も酷いものです…
第一話で少し触れましたが、不良学生ロイエスは悪漢に困っていた人を助けすぎてしまい、退学になりかけました。
帝国社会において、平民を困らせる悪い奴といったら…
後のレッシバルが彼を必死に庇ったのは、才能があったからというだけではありません。
たとえ相手が貴族でも一歩も引かず、市民の味方をするロイエスに深く共感したからです。
若い頃、今話のような体験をしていたので、暴力学生ロイエスに光を見たのでした。
予測される亡国への道ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本当にそうですよね。
国がこれから滅ぼされるかもしれないというのに、正とか準とか拘っている場合ではないです。
増長しすぎた貴族は、現実感が欠落しているのだと思います。