どこまでいっても金、金、金。
そして差別。
子供たちの憧れや希望通りにいかない、腐敗しきった世の中。
現実も同じですね。
全部を伝えたくても到底、大人は子供に伝えられないです。
でも大人が悩んでいるうちに子供たちは、考える力と判断力をどんどん身に着け、立派な大人になっていっちゃう気がします。
元騎士団長の院長さんは、役人になったシグをはじめとする子供たちのことを本気で心配し、考えてあげたのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
孤児院でも理不尽の限りを味わい尽くして、もっと、もっと強くなるという展開も考えたのですが……
そんな目に遭った人間が、嫌な思い出しかない祖国を守ろうとするだろうか、と疑問に思いました。
レッシバルには、守りたいと思える美しい思い出や優しい人たちが必要だと考えました。
高潔な人でも、賄賂全盛の騎士団で団長に成れたのですね。
清濁併せ吞む人なのか、老齢になって反省されたのか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
院長先生は清濁併せ呑まざるを得ない立場でした。
チョイ役だったので細かい紹介は割愛してしまいましたが、皇族と繋がりのある大貴族という設定でした。
どちらかというと、正騎士になりたい者たちから賄賂を受け取る側です。
若い頃は正義感が強かったですが、あまり賄賂を突っ撥ねすぎると流言や暗殺等、余計な企み事を招きかねない。
そこである程度は妥協するようになったのでした。
正義より平和を取ったのです。
不本意だったとはいえ、結局汚い金を受け取らざるを得なかった…
孤児の夢に反対するのは自分の弱さを反省しているからなのかもしれません。